シャンプーの300mLとトリートメントの300gは同じ量?|買う前にそろえたい比較の単位

シャンプーは300mL、隣のトリートメントは300g。セットの数字が同じだと、同じ量で、同じ日に使い終わるように思えるかもしれません。けれどmLは体積、gは質量を表す別の単位です。数字だけをそろえて、どちらが多い、長持ちする、と判断することはできません。買う前の迷いを、単位からほどいてみましょう。

mLとgは、見ているものが違う

化粧品公正取引協議会の規則では、内容量は重量・体積・数量で表示され、gとmLはそれぞれ別の表示として扱われています。容器の重さ込みではなく、中身についての表示です。ボトルを持って重く感じても、表示量との比較にはなりません。

同協議会のQ&Aは、中身の粘度と測定に向く方法によってgとmLを使い分ける考え方を説明しています。したがって、単位の違いは製品の優劣を示す印ではありません。「gだから濃厚で効きそう」「mLだから薄そう」といった読み方も避けたいところです。

体積を質量に換算するには、その中身の密度が必要です。水と同じ感覚で、すべてのシャンプーやクリームを1mL=1gとして扱うことはできません。買い物のために自分で中身を移して量るより、メーカーの説明を確認する方が、容器や中身を汚さずに済みます。

価格を比べるなら、まず同じ製品でそろえる

最も比較しやすいのは、同じシャンプーの本体と詰め替え、あるいは同じ製品の大小サイズです。製品名と種類を確認し、内容量の単位、税込価格、送料などの条件をそろえます。見た目が似ていても、別のシリーズや別の用途なら、量だけの比較では選びきれません。

例えば、架空の同一製品で300mLが1500円なら1mL当たり5円、500mLが2000円なら1mL当たり4円です。これは割り算の説明であり、実売価格ではありません。単位当たりの価格が低くても、初めて使う製品を大容量で買うことが、必ず自分にとって得とは限りません。

詰め替えには指定容器が必要な場合もあります。すでに使える本体を持っているかを含めて比べましょう。容器の準備は、シャンプーの詰め替えとボトルの扱い方の記事も参考になります。

何日使えるかは、容量だけでは決まらない

シャンプーとトリートメントは、役割や使う場所、表示されている使用量が異なります。毎回両方を同じ量にそろえたり、片方だけ余るからと多く使ったりする必要はありません。それぞれの表示と自分の使い方を優先しましょう。

「約何回分」という案内がある場合は、どんな使用量を前提にしているかまで読んでみます。家族と共用するか、自分だけで使うかでも減り方は変わります。必要な使用量を極端に減らして節約したり、足りなくなる日を細かく記録したりするより、使いやすい購入サイズを選ぶための目安と考えれば十分です。

一方、異なる製品同士を比べるときは、量の計算より「洗うものか、髪を整えるものか」「洗い流すか、残すか」を先に確認します。役割が違う二本を、同じ一回当たりの価格にそろえる必要はありません。

買い物かごへ入れる前の、三つの確認

迷ったら、①同じ製品・用途を比べているか、②単位はそろっているか、③手元で使い切りやすいサイズか、の順で見ます。数字は選ぶ助けですが、使い心地まで代わりに決めてはくれません。

「大きい方にしなければ損」ではなく、今の自分に必要な一本を選べることも買い物のよさです。容器の数字の後ろにある小さなmLとgを読むだけで、比較しなくてよいものまで比べていた、と気づけるかもしれません。

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