美容室のオートシャンプーは、どうやって頭皮を洗う?|手洗いとは違う水流のしくみ

美容室のメニューに「オートシャンプー」と書いてあると、どんなふうに洗うのだろう、と少し気になりませんか。機械のブラシが頭をこするのか、水だけで洗うのか。名前だけでは、意外と想像しにくいものです。

ここで紹介する自動シャンプー機器は、プログラムされた水流と洗浄剤を使い、頭皮や髪を洗います。手洗いをそのまま機械の手で再現するというより、「水の当たり方を設計した洗髪」と考えると、しくみが見えてきます。

水の位置・強さ・リズムで洗う

タカラベルモントの「AQUA FORTE plus」は、水圧や水量、位置、リズム、強弱を組み合わせて洗う機器です。スタッフの指の動きではなく、噴射する水の動きをプログラムする点が特徴です。[1]

一方、同社の「aqua pod」では、空気を含む水流を頭部へ当てるしくみが紹介されています。頭皮にお湯を届けるという一つの目的にも、機器ごとの設計の違いがあるのです。[2]

こうした仕様は、それぞれの機種の説明です。美容室で使われるすべての自動シャンプーが、同じ水流や動きを持つわけではありません。

水だけで洗うとは限らない

「水流で洗う」と聞くと、シャンプー剤を使わない洗髪を想像するかもしれません。しかし、紹介した機器では洗浄剤も使います。「aqua pod」には専用の洗浄美容液があり、機器と組み合わせた洗髪として説明されています。[2]

自動なのは、洗う工程や水流の動きです。家で使っているシャンプーをそのまま持ち込んで使える、という意味ではありません。使用する製品について知りたいときは、機器の名前だけで判断せず、サロンに聞いてみるとよいでしょう。

同じ名前でも、機種とコースは違う

「AQUA FORTE plus」の資料には、目的やヘアスタイル、洗髪時間、水圧などに応じたコースや調節が示されています。[1]ただし、実際にどのコースを使うか、手洗いの工程を組み合わせるかは、サロンの施術内容によります。

手洗いと機械洗浄を、単純に「どちらが上」と決める必要はありません。知りたいのが頭皮を洗う方法なのか、手で触れてもらう心地よさなのかでも、選び方は変わります。「オートシャンプー」と「ヘッドスパ」という名前だけを並べて比べず、含まれる工程を聞くと、希望との違いを少なくできます。

好みを伝えて、洗髪の時間を選ぶ

初めてなら、「水流で洗うタイプは初めてです」と一言伝えるところからで十分です。どのような姿勢で受けるのか、洗っている途中に伝えたいことがあればどう合図するのか。先に分かると、初めての工程もイメージしやすくなります。

「強めが好き」「弱い当たり方が好き」といった好みも、調節できる範囲をスタッフに相談しましょう。痛い、熱い、不快と感じたときは、心地よくなるまで我慢するものではありません。

機器のしくみを知ることは、新しいメニューを必ず試すためではなく、自分が心地よく受けられる洗髪を選ぶため。次の美容室でメニューを見たとき、「どう洗うのですか」と会話を始める、小さなきっかけになればうれしいです。

洗い方にかかわらず、力加減や湯温の好みを伝えてかまいません。美容室で洗髪の刺激を感じたときの伝え方も参考にしてください。

参考資料

機器の仕様は各メーカーの公開資料を確認して記載しています。施術の体験談や、効果を比較する試験結果を紹介する記事ではありません。

編集:KIWABIヘアケア編集部

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