白髪を抜いた場所から生えない?抜毛を繰り返さないために

白髪を抜いても次に生える髪を黒くする方法にはならず、同じ場所を繰り返し抜くことは避けるのが基本です。抜いた後に毛が見えないときも、さらに抜いて確かめるのではなく、皮膚の状態と経過を確認しましょう。

白髪を抜くとどうなる?

白髪は毛包で作られる毛の色素に関係する変化です。毛を抜くこと自体で周囲の毛が一斉に白くなるわけではありませんが、米国皮膚科学会は、白髪を抜いても再び白い毛が生え、繰り返すと髪が薄くなる原因になり得ると案内しています。[1]

鏡で髪の状態を確認するイメージ

「抜けば白髪が減る」「抜けば次は黒くなる」という目的で毛抜きを続けないことが大切です。痛み、赤み、かさぶたがある場所を毛抜きで探ることも、刺激を重ねるため避けます。

抜かずに整える方法

気になる範囲と、どれくらい長く見た目を整えたいかで方法を変えます。白髪を隠す必要があるわけではなく、本人が気になる場合の選択肢です。

気になる状態 選択肢 確認したいこと
数本だけ 根元近くを無理のない範囲で短く整える、分け目を変える 皮膚を切らないこと、見えにくい場所は無理に処理しないこと
生え際・分け目 一時着色料などで部分的にカバー 衣服への色移り、落とし方、使用部位
広い範囲 染毛料・染毛剤などから目的に合う方法を選ぶ 製品分類、使用方法、かぶれ歴、頭皮の状態
髪を整えるはさみのイメージ

「何本あるか」より、「どこが気になるか」「一日だけ隠したいか、継続して色を整えたいか」で選ぶと、必要以上の処理を減らしやすくなります。

生えにくさが気になるとき

毛を抜いた直後に同じ場所からすぐ毛が見えなくても、それだけで毛包が失われたとは判断できません。一方で、同じ場所の抜毛を長く続けている、部分的に毛が減った状態が続く、赤み・痛み・かゆみなどの皮膚症状がある場合は、自己判断で刺激を増やさず皮膚科へ相談してください。日本皮膚科学会も脱毛の原因はさまざまで、原因に応じた対応が必要としています。[2]

  • 毛抜きで同じ場所を繰り返し刺激しない
  • 毎日、本数を数えるために髪を強く引っ張らない
  • 症状を伝えるときは、いつから・どの範囲かを記録する
自然光で髪の状態を確認するイメージ

急に部分的な脱毛が目立つ、頭皮症状が続く場合は、白髪の処理方法だけの問題と決めつけず相談しましょう。

よくある質問

白髪を一本抜くと周りに白髪が増えますか?

抜くこと自体で周囲の毛が一斉に白くなるという説明は適切ではありません。ただし、繰り返し抜く負担があるため、「増えないなら抜いてよい」とは考えないでください。

切った白髪は増えますか?

毛先を短くすることと、毛包で新しく作られる髪の色は別です。皮膚を傷つけないよう安全に整え、見えにくい場所は美容師へ相談する方法もあります。

参照資料

  1. 米国皮膚科学会(AAD):What causes gray hair, and can I stop it?
  2. 日本皮膚科学会:皮膚科Q&A:脱毛症の日常生活の注意

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