白髪のほうが黒髪より平均的に速く伸びるという研究報告はあります。ただし、それだけで「すべての白髪が、誰でも必ず速く伸びる」とは言えません。研究で比較した集団の平均値と、自分の髪一本の変化を分けて考えることが大切です。[1]
白髪の成長速度を調べた研究とは
資生堂が公開している白髪研究の参考資料では、白髪と黒髪を比較した調査で、白髪の平均的な成長速度や太さに違いが見られたと報告されています。これは過去に行われた研究の紹介であり、現在のすべての人に同じ差があることを保証するものではありません。[1]
また、この結果を「黒い色をつけるための力を使わない分、伸びる力が余る」と説明することはできません。成長速度の比較結果と、その仕組みが明らかになったという主張は別です。研究で示されていない理由を、もっともらしく付け加えないようにしましょう。
「速く伸びた」と感じることと、実際の伸び方を分ける
白髪を染めている場合は、根元の色の違いが、伸びてきた部分を確認するきっかけになります。写真で長さや目立ち方を比べるなら、照明、髪の分け目、撮影距離、最後に染めた日などの条件をそろえると比較しやすくなります。
一度鏡を見て目立ったという印象だけでは、成長速度が変わったかどうかまでは分かりません。白髪が増えたのか、根元が伸びたのか、分け目が変わったのかを分けて確認してみましょう。
白髪が目立つときに避けたいこと
何度も抜いて確認しない
白髪を抜いても、その髪が白くなる仕組みは変わりません。繰り返し抜く行為は毛包を傷めるおそれがあります。気になる一本があっても、抜いて対処することは避けましょう。[2]
強い摩擦や引っ張りを加えない
髪を強く引っ張る髪形や、乱暴なブラッシングは負担になります。白髪を隠したいときも、無理に引っ張って固定するのではなく、髪をいたわる方法を選んでください。[3]
食事や頭皮刺激を「黒髪に戻す方法」と決めつけない
白髪の原因には加齢や遺伝などが関係します。特定の栄養素を多く摂ったり、頭皮を刺激したりすることを、すべての白髪を黒く戻す方法として勧めることはできません。体調の変化もある場合は医療機関に相談しましょう。[2]
見た目を整える方法を選ぶ
少数の白髪が気になる場合は、髪形や分け目の工夫、一時的な白髪隠しなどが選択肢になります。広い範囲の色を整えたい場合は、カラー製品の種類、使用頻度、仕上がりの違いを比較しましょう。
KIWABIの着色タイプの製品を検討する場合も、まず公式の商品情報で使用方法や注意事項を確認してください。着色によって白髪を目立ちにくくすることと、白髪そのものが生じなくなることは別です。
よくある質問
白髪を抜くと、もっと増えますか?
抜くことを白髪対策にするのはおすすめできません。白髪が生じる仕組みは変わらず、繰り返し抜くと毛包を傷めるおそれがあります。[2]
研究で差があるなら、自分の白髪も必ず早く伸びますか?
集団の平均値から、個人の一本一本の伸び方を断定することはできません。研究対象、比較条件、個人差を分けて捉えましょう。
カラー製品で髪の成長速度は変わりますか?
ここで紹介している着色タイプの化粧品は、髪の見た目を整えるためのものです。成長速度を変える効果を説明するものではありません。