白髪染めでヒリヒリ痛いときの対処方法は?辛いときのコツとケア

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白髪染めでカラーをする際に頭皮がヒリヒリしたりピリピリしてしまったりと、毎回我慢している方は実はかなり多いのではないでしょうか。カラーをする時に頭皮がしみてしまうものと勘違いをしてしまっている方は特に注意が必要です。
 
通常であれば白髪染めで頭皮はしみずに白髪は染められます。それなのにヒリヒリする場合はお肌からのSOSが出ている証拠であり、頭皮に異常が起こっている可能性があるのです。
 
そこで今回は白髪染めのしみる仕組みから、しみてしまった時の対処法まで詳しくご紹介させていただきます。
 

 
 

1. 白髪染めがしみるのはなぜ?



白髪染めがしみてしまう原因はいくつかのパターンがありますので、一つずつみていきます。
 

肌質


 
頭皮の状態が良好でない時に白髪染めをしてしまうと、刺激になりやすく普段はしみない方でもヒリヒリしてしまう可能性が高くなるのです。特に女性は生理中などホルモンバランスが乱れやすくお肌が敏感になっているタイミングでの施術には特に注意が必要となります。
 
また冬場の乾燥しやすい時期などお肌のバリア機能が低下してしまっている時にも白髪染めが刺激となりトラブルの原因となるのです。
 

アレルギー


 
白髪染めの薬剤に含まれているジアミンという成分はアレルギーを発症させてしまう可能性のある成分となります。花粉のように少しずつ蓄積していき限界に達した時にジアミンアレルギーを発症してしまうようになるのです。
 
症状の程度には個人差があるのですが、頭皮がヒリヒリしみたり赤く炎症してしまったりジュクジュクとかぶれてしまったりと症状も様々です。はじめは少ししみるなと思う程度でも次第に症状が悪化してしまうケースもあるので少しでも異常がでた場合は使用を控えましょう。
 

接触性皮膚炎


 
白髪染めを含むカラー剤にはアルカリや過酸化水素などの成分が配合されており、この成分の化学反応を利用して髪の毛の色を明るくしたり色味を入れ込んだりする仕組みとなっています。
 
その反応が刺激となり頭皮がヒリヒリしたりかゆみが出てしまう場合は接触性皮膚炎と言われています。白髪染めをしてしみたりやかゆみが出てしまう方の大半がこの接触性皮膚炎と言われているのです。
 
参照:かぶれ Q11 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
 

2. しみて痛い時はどうしたらよい?



しみて痛くなってしまったらできることはとにかく洗い流すことです。薬剤が肌から離れると刺激が軽減し、ヒリヒリ痛くて熱い症状はほとんどのケースで収まります。
 
洗い流してしまうと白髪も染まらずに施術を終えてしまうため我慢してしまう方も多いのですが、我慢しすぎて炎症がひどくなると白髪染めどころではなくなってしまうため注意が必要です。
 
あまりに痛みが強い時には担当の美容師さんにすぐに相談して対処してもらうと安心です。洗い流したあともしばらく違和感やヒリヒリ感が残ってしまう場合もあるので、症状があるうちはシャワーを温めにしたり摩擦や刺激を避けたりしてあげてください。
 
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白髪染めがしみてツライあなたに… 我慢せず白髪を染められる方法とは?
 

3. 施術前にできる予防法



白髪染め途中で痛みがでてしまうとできる対処法は洗い流す位しかできませんが、しみそうだと思う方は事前にしみにくくするように予防しておくと軽減できる場合もあります。その予防法もご紹介させていただきます。
 

頭皮の保護剤を使用する


 
白髪染めを施術する前にしみやすい方は頭皮の保護剤を塗布しておくと、薬剤が直接頭皮につきにくく白髪染めからの刺激をカバーしてくれます。髪の毛をかき分けながら頭皮全体に馴染ませていくので、軽度の場合は保護剤の使用で頭皮がしみる問題はほとんど解決します。
 
頭皮の保護剤はムラなく全体に行き渡らせていくのですが、特にしみやすい部分がある場合は事前に伝えて念入りに塗布してもらうと安心です。
 

体調のいい時に染める


 
体調が悪い時はお肌も敏感になっている場合が多く普段しみない方でもピリピリ痛みを感じやすいことがあります。女性は生理でホルモンバランスが乱れてしまっている時期は特にお肌も敏感になっておりしみる方が多くいらっしゃいます。
 
そのような不調な時期を避けるだけでも白髪染めでしみる確率は下げられるのです。頭皮に炎症やできものができている時もできる限り時期をずらして染めるようにしてみてください。
 

頭皮にも日焼け対策をしておく


 
頭皮は顔などのお肌と同じように日焼けをしてしまいます。特に紫外線の強くなる4〜9月の時期は注意が必要です。
 
外で長時間過ごす場合は帽子や日傘などで頭皮に紫外線が当たらないように工夫が必要で、頭皮用の日焼け止めを塗布しておく方法もオススメです。
 
日焼けをした後に白髪染めの薬剤に触れてしまうと刺激がより強くなり痛みやかゆみがでやすくなってしまうので、日焼けしてしまったなと思ったら一度時間を置いてから染めるようにしてみてください。
 

洗浄力のマイルドなシャンプーを使用する


 
市販で販売されているほとんどのシャンプーの洗浄力は強く、頭皮や髪の毛を保護している大切な皮脂までも根こそぎ洗い流してしまいます。
 
そうすると頭皮のバリア機能が低下してしまい、白髪染めを塗布した際になりやすくなってしまうのです。それを防ぐためにも普段から使用するシャンプーは、洗浄力のマイルドなもので頭皮や髪の毛に必要な皮脂を残すように洗ってあげてください。
 
アミノ酸系の洗浄成分が配合されているシャンプーはマイルドな製品が多いのでシャンプーボトルの裏の成分表をチェックしてみてください。
 

頭皮に刺激にならないようにシャンプーする


 
髪の毛を洗う際に気持ちが良いからと爪を立ててガシガシと力強くシャンプーしてしまう方がいらっしゃいます。頭皮はとてもデリケートな部位でもあるため、少しの摩擦で傷ついたり炎症が起きてしまったりしてしまい、そこに白髪染めの薬剤がつくとしみてしまうのです。
 
爪を立てないように指の腹を使い頭皮に沿うように当てながらシャンプーすると、頭皮への刺激も最小限にしながらきれいに洗えるのでいつものシャンプーの仕方を確認してみてください。
 

頭皮に薬剤をつけない


 
これは自分でやるのは難しいのですが、美容室で白髪染めをする際には地肌に薬剤をつけないようにギリギリを染めてもらうとしみずらくなります。
 
シャンプーもするので100%頭皮につかないわけではありませんが、地肌に薬剤がつく量が圧倒的に少なくなるのでこの方法で痛みやかゆみが軽減するケースも多いのです。
 
地肌から少し浮かせるため根本付近の数ミリ染まりが甘くなりがちですが、痛みなく染められるので検討してみる価値はあるはずです。事前に担当の美容師さんにお願いしておくと対応してくれるので是非相談してみてください。
 
▼関連記事はこちら▼
白髪染めをした後に髪が痛むのはなぜ?少しでも痛みを抑える方法を知って自宅でケアしましょう 
 

4. しみやすい方にオススメの白髪染め



どんなに対策していてもお肌が弱かったり、アレルギーがある方は頭皮がしみてしまいます。1ヶ月も経つとすぐに目立ってくる白髪を染めない理由にもいかず、白髪染めの度に痛みやかゆみを我慢しなくてはなりません。
 
せっかくキレイにしようとしているのに毎回痛みに絶えなくてはならないのはとても辛いですよね。そこで頭皮がしみやすい方にもオススメの白髪染めをご紹介させていただきます。
 

ヘナ


 
ヘナは植物を粉末にしお湯で溶いて塗布していくと染料として活用できるカラーの方法です。植物由来の成分でできているため、ジアミンアレルギーなどが原因で頭皮がしみてしまう方には特にオススメの白髪染めです。
 
使い続けるとハリコシが出る特徴もあるため髪の毛が細く絡みやすい方にもオススメできます。色味がオレンジ味が強く明るくできないなど、色味の選べる幅は狭いので自分に合うか確認してから取り入れてみてください。
 

ヘアマニキュア


 
ヘアマニキュアは通常のカラーや白髪染めと違い脱色力がないため、今の髪色よりも明るくはできません。しかし髪の毛の表面をコーティングして着色するので頭皮への負担が少なく、しみるストレスはありません。
 
色味は原色のようなカラーから地毛の黒まで様々な色味があるので選択肢はたくさんあります。ベースの髪の毛を明るくできないので発色しやすい白髪の割合が多い方や、地毛に合わせたカラーにしたい方には取り入れやすくなります。
 

カラーシャンプー&トリートメント


 
自分でも手軽にできて頭皮や髪の毛に負担が少ない白髪染めが、白髪染めのカラーシャンプー&トリートメントです。シャンプーとトリートメントに着色料が配合されているので、いつも通りにシャンプー&トリートメントをするだけで白髪に色味が入り自然に染められます。
 
白髪は本数が増えてくると2〜3週間程度で白髪が目立ってきてしまうので自分の好きなタイミングで自宅で染められるのは最大のメリットです。
 

5. 白髪染めシャンプー&トリートメントの効果的な使い方



頭皮がしみて通常の白髪染めができない方にオススメの白髪染めシャンプー&トリートメントを取り入れる際の効果的な使い方やポイントも合わせてご紹介させていただきます。
 
1.ヘアブラシで頭皮全体をブラッシングして頭皮のホコリや汚れを浮かせていく。
 
2.シャワーで地肌からすすぐように時間をかけて予洗いしていく。
 
3.通常のシャンプーを地肌からしっかりと泡立てる。(泡が消えてしまう場合は一度流して再度泡立て直す)
 
4.全体をシャンプーして汚れを浮かせたら、一度シャワーで流していく。
 
5.白髪染めシャンプーを地肌からしっかりと泡立てる。
 
6.軽くシャンプーしながら全体に行き渡らせる。
 
7.白髪が気になる部分にシャンプーの泡を足して少し時間を置く。
 
8.流し残しがないようにしっかりとシャワーですすいでいく。
 
9.白髪染めトリートメントを適量出して全体的に馴染ませる。
 
10.クシでとかしてトリートメントを行き渡らせる。
 
11.白髪の多い部分に白髪染めトリートメントを足して時間を放置する。
 
12.シャワーで地肌から念入りにすすいでいく。
 
POINT
 
・白髪染めシャンプーを使う前に頭皮や髪の毛の汚れや皮脂をしっかりと除去しておく。
 
・白髪染めシャンプーをしっかりと泡立てて使用する。
 
・余裕のある時にはできるだけ放置時間を設ける。
 
・毛先まで染める際にはクシやブラシを使ってムラがないように髪の毛1本1本に馴染ませる。
 
・白髪の多い部分にはたっぷりと塗布する。
 

6. まとめ



白髪があるかないかというだけで見た目はかなり変わってしまいます。白髪が目立つと清潔感が欠けてしまったり老け見えしてしまうこともあるくらい重要なヘアケアとなります。そんな大切なヘアケアに痛みやかゆみを抱えて毎回耐えるなんてイヤですよね。
 
今まで通りの白髪染めを続けていきたい場合は前もって予防法を取り入れてできる限り頭皮を守ってあげてください。白髪染めでしみたり、ピリピリする経験は、多くの方が抱える悩みの一つです。使用する薬剤が肌に合わなかったり、頭皮の状態によって生じます。特に敏感肌の方やアレルギー反応がある方には、白髪染め選びに注意が必要です。
 
それでもアレルギーや敏感肌の方はトラブルが起きる場合もあります。そんな時には頭皮に負担の少ない白髪染めもたくさんあるので無理をしないでそちらで白髪ケアしてみてください。特にダメージが気になる方には白髪染めシャンプー&トリートメントで染めると頭皮にも髪の毛にも優しくケアできるのでオススメです。ただし、白髪染めでしみて痛みがひかない場合やジュクジュクなど炎症が悪化してしまう場合にはすぐに医療機関を受診するようにしてください。
 
綺和美の白髪染めシャンプーは、敏感肌の方にも安心して使用できるように設計されています。ジアミンやアルカリ剤、過酸化水素、石油系界面活性剤などの刺激成分を使用せず、自然由来成分にこだわった優しい処方が特徴です。綺和美の白髪染めシャンプーは、頭皮への優しさだけでなく、美しい白髪カバーも実現します。
 
通常のシャンプーと同様に髪を洗うだけで、白髪を自然に染め上げ、髪にハリとコシを与えます。また、綺和美のシャンプーは髪と頭皮に潤いを与えるトリートメント効果もあり、使うほどに健康的な髪へと導くのもメリットです。しみる心配のない白髪染めをお探しの方、敏感肌でお悩みの方は、綺和美の製品を一度試してみませんか?







【本記事の要約】


この記事では、白髪染めをした際に起こる頭皮のヒリヒリ感や痛みといったトラブルの原因と、その対策について詳しく解説しています。


頭皮がヒリヒリする原因としては、頭皮の状態が悪かったり、ジアミンアレルギーや接触性皮膚炎といったアレルギー反応が考えられます。また、白髪染めの薬剤自体が頭皮に刺激を与える場合もあります。


これらのトラブルを防ぐためには、頭皮の保護剤を使用したり、体調の良い時に施術を受けたり、洗浄力のマイルドなシャンプーを使用するなど、いくつかの対策が挙げられています。


また、トラブルが起こってしまった場合の対処法として、ヘアマニキュア、ヘナ、白髪染めシャンプー&トリートメントといった、頭皮への負担が少ない代替品も紹介されています。さらに、これらの製品を効果的に使うための具体的な方法についても詳しく解説されています。


この記事を読むことで、白髪染めによる頭皮のトラブルを予防し、安心して白髪染めができるようになります。


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