マーマイトは日本国内のスーパーで販売されていることはほとんどなく、健康ブームでメディアに取り上げられたことはほとんどないので、知らない人がほとんどかもしれません。しかし、海外(欧米圏)ではマーマイトは健康食品として有名で昔から馴染みがある食品です。
そこで今回は、マーマイトとは何か、どうして白髪に効果的なのかを紹介し、謎が多いマーマイトの食べ方まで紹介します!
1.マーマイトとは?

始めにマーマイトとはどのような食品かについて触れていきます。マーマイトという名前から形や味を想像することは難しいですが、日本人にも受け入れやすいものなのでしょうか。
イギリス発祥の発酵食品
マーマイトを一言で表すなら、「ビール酵母を使った発酵食品」です。発祥はイギリスとされ、ビールの誕生と共に誕生したといわれている古くから存在する食品です。ビールを作る際の沈殿物がマーマイトになります。また、マーマイトはイギリスが発祥ですが、ビール文化が盛んなアイルランドやオーストラリアでも馴染み深い食品です。
歴史深い発酵食品というと、日本人なら「納豆」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、似ている要素もあります。例えば、マーマイトが持つ「粘り気」です。形は豆ではなく液体状ですが、発酵食品で粘り気があると納豆とイメージが被りますよね。
さらにもっとマーマイトについて説明すると、「質感は硬めのチョコレートソースやキャラメルソース、味は塩味が強くほんのりと酵母の苦みと甘味を感じられる」と説明することができます。
マーマイトはまずいって本当?
マーマイトと検索すると「まずい」とキーワード選択に候補が挙がりますが、これは必ずしも間違っているわけではありません。風味が独特なので、本場の国々でも好き嫌いがはっきり別れるそうです。また、マーマイトの製造会社も、自社商品であるマーマイトの味については後ろ向きなコメントを残しています。
しかし、納豆も日本で好き嫌いが別れますが、好きな人は多く癖になる人も多いですよね。ですので、マーマイトも納豆と同じく癖にハマってしまう人は少なからず存在するのです。さらに栄養素の面では、発酵食品とだけあってかなり栄養価が高いです。白髪だけではなく、他の健康相乗効果も期待できるでしょう。
2.どうしてマーマイトは白髪に効果的なの?

ここでは、肝心のマーマイトの白髪にいい効果について解説します。発酵食品というだけで健康のイメージを持ちやすいですが、どのような特徴があるのでしょうか。
ビタミンBが豊富
マーマイト5gにつきビタミンB1は1日の推奨摂取量の約50%、B2、B3、B12は約25%を補うことができます。5gとはスプーン1杯の量です。ビタミンBは白髪と関りが深いので小スプーン1杯でここまでビタミンBが補えるならぜひ取り入れたいですよね。
代表的なビタミンBの効果を説明すると、ビタミンB2は体の代謝をよくする効果が期待できます。代謝は皮膚を健康に保つために必須なので、「頭皮」に作用することで白髪対策になります。また、ビタミンBの中で白髪に多くアプローチするビタミンB12は、毛母細胞に作用し、髪の色の素となる「メラノサイト」を活性化させます。
葉酸含有量が食品トップ!
葉酸もビタミンB類に含まれますが、ここではわかりやすいように分けて説明します。
マーマイト5gにつき葉酸は1日の推奨摂取量の約50%が含まれています。これは他の食品と比べるととても大きな数値であり、全食品の中でもトップの数値になります。(文部科学省データベース調べ)
そして肝心な葉酸の効果は、ビタミンB12と同じような効果です。つまり、マーマイトを食べるだけで白髪の問題に深くかかわる「メラノサイト」にダブルで働きかけることができるというわけです!
3.白髪のためにマーマイトを食べる方法

最後に、マーマイトの食べ方を紹介します。独特な風味があるので、食べることを躊躇してしまうかもしれませんが、食べ方次第では食べやすくなります。白髪対策の近道になると思って試してみましょう!
本場の食べ方はトーストに塗る
王道のマーマイトの食べ方は、トーストに塗って食べます。この時に、最初にバターを塗ってからマーマイトを塗ることがコツになります。
なぜなら、バターを塗ることでマーマイトの塩辛さを中和し、薄く均一に塗りやすくできるからです。この食べ方で注意することは「塗りすぎること」です。5gでも十分な上、塩味が強いので少し塗るイメージで十分です。
また、王道のトーストに塗る食べ方を試したいけど、どうしても臭いが気になる人は、バターと一緒に少しのニンニクをトーストに擦りつけてもいいかもしれません。ガーリックトーストで証明されている通り、油とニンニクとパンの相性は相性がいいとされています。ニンニクにマーマイトの独特な香りを中和する役割が期待できるので、食べやすくなるでしょう!
料理の隠し味に使う
マーマイトには独特な風味があるといいましたが、具体的には「大豆を発酵させた調味料に香ばしさとシャープさを加えた感じ」です。簡単に表すなら、「強いコク」があるという表現が適切でしょうか。
強いコクがある調味料は基本的に料理の隠し味として深みを出すことに使われます。例えばタイのナンプラーはタイカレーに、醤油や味噌、中華で使われる各種の醤も代表的な料理の味の決め手になります。ですので、マーマイトもこれらの調味料と同じように料理の隠し味として加えればいいのです。本場でも肉を使った煮込み料理に使われます。
自宅で簡単にマーマイトを取り入れたい場合は、普段料理に調味料を使う時に、その調味料の代わりに少しマーマイトを混ぜましょう!中華などの味が濃い料理が特におすすめです。
4.マーマイトを取り入れて白髪知らずになろう!
マーマイトの栄養素の高さを理解していただけたでしょうか。実はマーマイトは「栄養価が高すぎる」という理由でデンマークで輸入が禁止になったという噂(実際には販売のライセンスの問題だった)が流れるくらい欧米では健康食品としてはメジャーなのです。
日本でもインターネットを使えば少量から購入することができます。また、Amazonの口コミには、まずいといっている人が大半かと思うかもしれませんが、実際は好評な意見が多いのでぜひ試してみてくださいね!
【本記事の要約】 白髪対策として海外で注目されている「マーマイト」に焦点を当てた記事です。マーマイトは、イギリス発祥の発酵食品で、ビールの酵母を使用した栄養価の高い食品です。日本では馴染みが薄いですが、欧米では健康食品として広く知られています。この記事では、マーマイトが白髪に与える効果について解説しています。特に、ビタミンB群や葉酸が豊富に含まれており、これらが毛母細胞やメラノサイトを活性化させ、髪の色を保つ手助けをすると説明されています。ビタミンB2は代謝を促進し、B12は髪の色素を作るため、白髪対策には欠かせない成分です。さらに、マーマイトは葉酸を豊富に含んでおり、これも髪の健康に役立ちます。食べ方としては、トーストに塗る方法や料理の隠し味として使う方法が紹介され、簡単に取り入れられる工夫がされています。試してみることで、白髪知らずの健康な髪を手に入れることができると結論付けています。 |