キレイにシャンプーしたのに…
出先で鏡をみたらギトついてる…
汗かいたわけでもないのに…
前髪がしっとりしている…
など女性でも誰かに相談しづらいお悩みを抱えていらっしゃる方がとても多いです。自分でできることはしているつもりでもなかなか改善されない場合は、もしかしたらアプローチ方法が間違っているのかもしれません。(参考)
そこで今回は髪の毛がベタついてしまう原因からそれを抑えてあげる対策まで深彫りしてご紹介させていただきます。
1.髪の毛がベタつく原因

髪の毛がベタついてしまう原因は主に皮脂の過剰分泌です。本来頭皮とは皮脂腺が特に多い部位で自分自身で出す油分によって膜をはり、乾燥や外的刺激から髪の毛や頭皮を守るような仕組みとなっています。
ベタつく原因の油分の全部が悪いわけではなく必要以上に分泌されてしまうのが問題となります。一人一人の体質や年齢により異なってくるのですが、通常は年齢と共に皮脂の分泌量は少なくなっていくといわれています。
皮脂の分泌量も遺伝によって受け継いでしまう場合もあり、そうすると必然的に皮脂の分泌量が多くなってしまうこともあるのです。
その他の原因は意外と日常生活の中にあります。一つずつご紹介していきます。
・ストレス
日頃受けているストレスも、皮脂過剰分泌の原因となってしまうのです。上手にストレスを発散できずにストレスを溜め込んでしまっていると、自律神経が乱れてしまいホルモンバランスも崩れます。その影響で頭皮環境が悪化してしまい、皮脂が過剰に分泌してしまうこともあるのです。
ストレスを全く感じずに、というのは難しいかもしれませんが日頃から自分に合った発散方法を見つけておいて上手に付き合うことが解決に繋がるかもしれません。
・睡眠
睡眠時間が短く足りていないと自律神経が乱れてしまい、睡眠中に分泌されている成長ホルモンの分泌が少なくなってしまいます。そうするとターンオーバーなどまで乱れてしまい頭皮環境にも悪影響がでてしまいます。
睡眠不足はストレスにも繋がってしまうので7〜8時間を目安に成長ホルモンの分泌が盛んになるゴールデンタイムと呼ばれる22時〜2時の間に就寝できるよう目指してみて下さい
・食生活
食生活が乱れているとベタつきの原因にも直結しています。毎日3食バランス良く食べて揚げ物やジャンクフードや甘い物などは控えるようにしてください。脂質が増えると皮脂分泌量が増加するため注意が必要です。
積極的に摂取していただきたいのが
発酵食品…納豆、ヨーグルト
アルカリ性食品…モズク、ひじき、ワカメ
抗酸化食品…ほうれん草、小松菜、かぼちゃ
などがオススメです。ナッツ類やキウイに含まれるビタミンCやビタミンBにも皮脂の抑制効果や抗酸化作用があるので是非取り入れてみてください。
2.改善対策

ベタついてきてしまった時の改善方法と対策をご紹介していきます。
・ドライシャンプー
出先でベタつきが気になった時にオススメなのがドライシャンプーです。スプレータイプやミストタイプなど様々な種類があり、持ち運びにも便利なサイズ感のものまであります。
ベタつきが気になる部分に向かってスプレーすると前髪や分け目などベタついていた部分がサラサラになりベタつきを隠してくれるのです。
お手持ちにない場合コスメのフェイスパウダーでも代用ができるので生え際などで試してみてください。
・シャンプーの種類
意外と盲点となってしまうのがシャンプーの種類です。ベタつきを取りたいからといってスッキリ洗浄力の強い物を使用してしまうと必要な皮脂まで流してしまい頭皮が乾燥していき防衛本能で頭皮が過剰に皮脂分泌を行ってしまう悪循環に陥ってしまうのです。
市販の薬局で売られているほとんどが石油系や高級アルコール系などかなり洗浄力が強くなっています。
・ラウレス〜
・ラウリル〜
といった表記があるものは強力な洗浄成分が配合されているので注意が必要です。逆にオススメなのが
・ラウロイル〜
・ココイル〜
などの表記があるアミノ酸系のシャンプーです。アミノ酸シャンプーは優しい洗浄成分で出来ているため、余分な油分は除去してくれて必要な油分は残してくれる頭皮の皮脂バランスを保ってくれます。
一度お使いのシャンプーの裏面の成分表を確認してみてください。
・頭皮のケア
頭皮の毛穴には毎日皮脂や汚れがたまっていきます。それをキレイに落とせずにたまっていってしまうと頭皮のベタつきや頭皮環境まで乱してしまいトラブルにも繋がってしまいます。
そこで定期的に美容室などでヘッドスパをして血流を促してもらい、汚れや油分をしっかりと流してもらうのも有効です。そこまでできない場合は炭酸シャンプーなどを使用して自宅でケアしてあげるのもオススメです。
1.濡らす前にクッションブラシで頭皮の生え際から後ろへ向かってとかしていきます。頭全体とかして汚れを浮かしていきます。
2.ぬるま湯で地肌から髪の毛全体までしっかり水分が行き渡るように濡らします。
3.シャンプーを適量泡立てて軽めに全体洗います。油分が多いと泡立ちにくいので、その場合は一度流してから再度シャンプーしてください。
4.流したら今度は炭酸シャンプーを使ってしっかり洗っていきます。爪をたてないで指の腹を使って地肌からしっかり洗ってください。
5.流しのこしがないように首の後ろや耳の後ろまで念入りに洗い流します。
6.トリートメントを中間〜毛先につける。頭皮用のトリートメントの場合は地肌につけてもOKです。
7.ぬめりがなくなるまでしっかりと流します。頭皮にもシャワーヘッドを近づけて流してください。
この工程を週に1〜2回取り入れてあげるだけでもかなり効果的なのでぜひ試してみてください。あまり毎日おこなってしまうと油分の取りすぎとなってしまうので回数を守ってください。
3.まとめ
密かに悩みの種になっていることの多い頭皮のベタつき、意外と何気ない生活習慣が原因かもしれません。(参考)
少しずつ、一つずつでも改善していければきっと解決できるはずです。今回の対策を参考にしてスッキリ頭皮で是非、気持ちよく過ごせてください。
【本記事の要約】 夏場など特に気になる頭皮のベタつきについて、原因と対策を解説します。頭皮がベタつく主な原因は、過剰な皮脂分泌です。皮脂腺が多い頭皮は、本来自分を守るための油分を分泌しますが、過剰に分泌されるとベタつきが生じます。この原因には、遺伝や年齢、さらにストレスや睡眠不足、食生活などの生活習慣が関わっています。特に、ストレスや睡眠不足はホルモンバランスを崩し、皮脂分泌を増加させることがあります。改善策として、ドライシャンプーやアミノ酸系のシャンプー、炭酸シャンプーの使用が推奨されており、定期的な頭皮ケアや美容院でのヘッドスパも効果的です。生活習慣を見直すことが、頭皮環境を改善する第一歩となります。 |