【天使の輪は作れる】髪質で諦めない!ケア方法を丁寧に解説

Posted by on

CMで見るようなツヤツヤサラサラのキレイな髪の毛に憧れる方は多いのではないでしょうか?同じ人間の髪の毛なのになにが違うのかと不思議に思いますよね。
その美しい髪の毛の特徴とも言える天使の輪ってどんなものなのでしょう?
「天使の輪を自分の髪の毛でも出したい。」
「なにをすればできるの?」
とご要望の多いお悩みでもありますが、天使の輪は自分でも作り出すことができます。
髪の毛の仕組みを知り、キューティクルを守る方法を覚えれば、きっと天使の輪につながります。
そこで今回は天使の輪の特徴から天使の輪を作るための方法まで詳しくご紹介させていただきます。

1.髪の毛の仕組み


髪の毛の仕組み
髪の毛はタンパク質が主成分となり脂質とメラニン色素でできています。外側からキューティクル→コルテックス→メデュラの3つの層から成り立っています。※図解はこちら

キューティクル


髪の毛の一番表面にうろこ状に重なり合って髪の毛を覆っているのがキューティクルです。髪の毛の内部を外的刺激から守ったり、水分や栄養素の維持を助ける役割を担っています。このキューティクルはダメージによって傷んでしまうと、少しずつ剥がれ落ちてしまい髪の毛の内部を保護できなくなってしまうのです。

コルテックス


キューティクルとメデュラの間にあり、髪の毛のうち8〜9割を占めるのがコルテックスとなります。この部分の質で髪の毛のハリやコシ、太さや硬さなどが決められています。コルテックスにはメラニン色素も含まれているため、その種類や量から髪の毛の色が決められる部分でもあるのです。

メデュラ


髪の毛の中心にある網目状の構造のタンパク質がメデュラです。髪の毛が太いほど多くふくまれており、少ない髪の毛や新生児の髪の毛には存在しないこともある組織で、詳しい役割などはまだ解明できていない部分になります。

2.天使の輪とは?


天使の輪とは?
よく美しい髪の毛に現れるとされている「天使の輪」とは、髪の毛の表面のキューティクルがキレイに整い光を反射することによって浮かび上がる光の輪っかのことを指します。
ちょうど頭の丸みに合わせてハチの辺りに輪っかができるので天使のように見えることから、天使の輪と呼ばれるようになりました。
天使の輪ができる髪の毛の特徴は下記の通りです。
・髪の毛が潤っておりキューティクルが整っている
・ダメージが少なくストレートの髪質
・ハリコシのある髪質
この条件に当てはまると天使の輪が現れやすくなります。
天使の輪があることで美しい髪の毛、清潔感がある髪の毛、お手入れが行き届いていると好印象を与えることができます。

3.天使の輪が現れにくい髪質


天使の輪が現れにくい髪質
天使の輪に憧れているけれどできない…そんな髪質の特徴も一緒にみていきます。

キューティクルが乱れている


髪の毛の表面を保護してくれているキューティクルが、ダメージを受けてしまい剥がれ落ちてしまうことで、うろこ状に重なり合っているはずのキューティクルが乱れてしまいます。キューティクルが乱れてしまいキューティクルが開いてしまった状態になると髪の毛の内部に悪影響が出るだけではなく、手触りがざらついたり見た目もツヤがなくなってしまうのです。
キューティクルがみだれてしまう原因は大きく分けると4つあります。
1.カラーやパーマが原因のダメージ
高頻度でカラーやパーマをしている方は、知らぬうちに髪の毛にダメージが蓄積されています。特に両方の施術やハイトーンのカラーをしている方はキューティクルへの負担がとても多い傾向にあるのです。
2.ドライヤーやコテの熱
毎日使うものですが、間違ったドライヤーの使い方をしている場合は髪の毛の負担となります。乾かさないのも駄目ですが、乾かし過ぎもオーバードライとなってしまうのです。
また、日頃のセットでアイロンやコテを使う方も注意が必要になります。180度を超えた温度で髪の毛を巻いてしまうと、タンパク質でできている髪の毛は固くなりどんどんボロボロになってしまうのです。
3.自然乾燥してしまう
お風呂からあがってすぐに乾かさずに、そのまま放置して自然乾燥してしまう習慣のある方は要注意です。濡れている髪の毛はキューティクルが開いたままの状態で、自然乾燥で乾くうちに髪の毛の内部の必要な水分までも蒸発してしまいカラカラになってしまいます。
また、濡れた状態の髪の毛は摩擦にも弱く、少しの擦れや刺激でもダメージを受けやすくなってしまいます。
4.紫外線からのダメージ
紫外線はお肌だけではなく髪の毛や頭皮にもダメージを与えてしまいます。紫外線は体の一番上にある頭や髪の毛にたくさん降り注ぎます。特に表面の髪の毛や髪の毛の表面にあるキューティクルに紫外線は集中してあたることになるのです。
その紫外線のダメージによってキューティクルが開き、髪の毛の内部にもダメージや感想が広がってしまうのです。

クセやうねりが強い


クセやうねりが強いと光が屈折してしまいキレイなツヤが反射ができず天使の輪が現れなくなってしまう原因となります。ツヤが出やすいかは元からの髪質にも大きく左右されます。天使の輪は光が髪の毛に当たりそれをキレイに反射することで現れる減少なのでストレートで髪に毛の表面がなめらかで反射しやすい環境が揃っている必要があります。

クセで髪も毛の表面に凹凸があったり、うねりで反射の角度が揃っていないとキレイな輪っかのようには反射しないのです。

乾燥でパサついている


髪の毛にはある程度の栄養素や水分が必要で、髪の毛の内部にまでしっかりとつまっているとツヤがうまれやすくなります。冬の乾燥しやすい季節やカラーやパーマでのダメージ、エアコンや暖房など髪の毛が乾燥する原因はたくさんあります。
乾燥が進むと髪の毛の表面もザラつきやごわつきが気になるようになり、手触りにも
違いが出てきます。そうなると光を反射したときにキレイに反射できず濁ったような反射の仕方になってしまうのです。

4.天使の輪を手に入れるには


天使の輪を手に入れるには
天使の輪を出やすいようにするには、どうしたらよいのでしょうか。ツヤのある髪の毛へ導くケア方法をご紹介させていただきます。

シャンプー


天使の輪を手に入れるには、まず整ったベースの髪質を手に入れなくてはなりません。そこで重要になるのが毎日使うシャンプーです。洗浄力が高すぎるものを使うと必要な皮脂までも取りすぎてしまいパサついてしまいます。
髪の毛に必要な皮脂を残してくれて余分な皮脂や汚れは落としてくれる、保湿効果の高いうるおいをまもってくれるタイプのものが理想的です。

避けるべき洗浄成分


・石油系界面活性剤
ラウリル硫酸ナトリウム
ラウリル硫酸カリウム
ラウレス硫酸ナトリウム
ラウレス硫酸トリエタノールアミン
このような表記があるシャンプーは石油系界面活性剤です。ドラッグストアーなどで売られているシャンプーのほとんどがこの成分が配合されており、安価で安全性が高く使いやすい成分なのですが、洗浄力が強く皮脂を取りすぎてしまう点が弱点となります。
脂性肌や皮脂が多い方が使用する分には問題はないのですが、敏感肌や乾燥肌の方が使用を続けるとバリア機能を低下させてしまいトラブルの原因になるので注意が必要です。
・石けん系界面活性剤
石けん素地
カリ石鹸素地
脂肪酸ナトリウム
脂肪酸カリウム
ラウリン〜
ステアリン〜
オレイン〜
石けんというと優しそうなイメージを抱きがちですが、この成分も洗浄力が強いとされている一つです。アルカリの性質を持ち合わているため髪の毛がきしんでしまったり絡まりやすくなってしまいます。
・オレフィン系
オレフィン〜
近年、石油系界面活性剤に注意しましょうと有名になってきたため、その代わりに用いられることが増えている成分です。これも石油系界面活性剤と同様に安価で安全性は高いのですが、洗浄力が強いので気をつけなくてはなりません。

オススメの洗浄成分


・ベタイン系
〜ベタイン
〜グルタミン酸
両イオン界面活性剤と呼ばれるベタイン系は刺激が少なく、酸性とアルカリ性を中和してくれます。洗浄力が低下しないので、アミノ酸系などマイルドな成分と一緒に配合されていることも多い成分です。
・アミノ酸系
ココイルグルタミン酸
ラウロイルサルコシン〜
ココイルメチルタウリンナトリウム
髪の毛の90%はケラチンというタンパク質でできています。タンパク質は18種類のアミノ酸から成り立っており、髪の毛に優しい成分になります。余分な皮脂を落として必要な皮脂を残してくれるので皮脂バランスが取りやすく髪の毛や頭皮にとてもオススメの洗浄成分になります。

ドライヤー


早く乾かしたくて適当になりがちなのがドライヤーです。時間もかかるし面倒ですよね。しかし、天使の輪を作るためにはドライヤーは必要不可欠です。
1.目の粗いクシで髪の毛を整えます。
2.中間から毛先にアウトバストリートメントを馴染ませてクシでとかしてください。
3.根元から乾かしていきます。(前髪がある方は前髪から乾かす)
4.ある程度乾いたら上から下へ向けて中間から毛先も乾かします。
5.8〜9割乾いたら上から冷風をあててキューティクルを引き締めて形をキープします。
ドライヤーは非常に大切なので、これを機に正しい使い方をぜひ覚えてみてください。もう少し細かく解説をしているのはこちらです。

ブラッシング


朝、シャンプー前、就寝前とブラッシングは大切になってきます。朝は寝起きで乱れた髪の毛を整えてあげることでキューティクルが整い髪の毛の皮脂も行き渡るため、ツヤがでやすくなるのです。
シャンプー前に頭皮にブラシをあてながらブラッシングすることで、頭皮の汚れや余分な皮脂を浮かせることができ、シャンプーの泡立ちがよくなり汚れも落としやすくなります。
就寝前にブラッシングすることで、髪の毛の方向やキューティクルの向きを揃えることができます。そうすることで寝ている時の絡まりや、摩擦、寝癖の防止にもなるのです。

トリートメント


ツヤのある髪の毛を維持するためには、乾燥やダメージから髪の毛を守ってあげなくてはなりません。アウトバストリートメントでドライヤーの熱や静電気や外的刺激から守り、インバストリートメントで髪の毛の内部までしっかりと補修してあげるようにします。
この2つのトリートメントを取り入れてあげることによって、髪の毛の内部も外部も潤わせることができるので天使の輪もできやすくなります。

5.天使の輪は作れる!


クセ毛やうねりがひどくてケアするだけではツヤや天使の輪ができない!という方にオススメなのが縮毛矯正です。縮毛矯正はパーマの一種でクセやうねりを薬剤を使ってストレートに伸ばしていくパーマです。
クセを伸ばして表面がストレートに整うことによって、光がキレイに反射するようになるので天使の輪が現れるようになります。一度縮毛矯正をかけることで3〜6ヶ月はキレイな状態をキープできるので日頃のセットも楽になります。
縮毛矯正はパーマなので髪の毛の負担やダメージもあるので、トリートメントやケアを合わせて行うことである程度防ぐことができます。

6.まとめ


誰もが憧れる天使の輪は元の髪質次第で特になにもしなくても現れる方もいらっしゃいます。しかし、髪質が悪いからといってあきらめる必要は無いのです。日々のケアや対処法を組み合わせていけば天使の輪は作り出すことができるのです。
簡単に取り入れられるシャンプーやトリートメントから高保湿で髪の毛に優しいものに変える所から始めるのがオススメです。髪の毛の基本的な状態を整えてあげることでより、ツヤのある天使の輪が出やすい髪の毛に近づけることができます。
いつまでもキレイな髪の毛を維持できると嬉しいですね。






【本記事の要約】
美しい髪の毛に現れる「天使の輪」について、どのようにして自分の髪でも作ることができるのかを説明した記事です。髪の毛は主にタンパク質と脂質、メラニン色素で構成され、外側のキューティクル、内側のコルテックス、髪の中心にあるメデュラの3層から成り立っている。天使の輪は、髪の表面のキューティクルが整い光を反射することによって現れる光の輪で、これが髪の美しさを象徴。天使の輪が現れやすい髪質と現れにくい髪質もあり、髪の毛の健康を保つためには、キューティクルを傷つけないようにケアをすることが重要です。天使の輪を作り出すためには、髪の毛に優しいトリートメントやシャンプーを使い、髪を保護することが効果的と言われています。

← Older Post Newer Post →