寝起きに髪が絡まるのは、枕などの擦れや髪同士が触れあうことで摩擦が生じ絡まるからです。
そこで、寝起きに髪が絡まってしまう詳しい原因と絡まりを防止するためにできることをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
CONTENTS
1.寝起きに髪が絡まってしまうのはなぜ?
2.次の日困らないための寝る前の一手間とは?
3.寝ている間に髪をまとめる場合は?
4.髪の毛が絡まった場合の対処法
5.髪の毛の絡まりを予防するために日頃からできるお手入れ方法
6.まとめ
1.寝起きに髪が絡まってしまうのはなぜ?

寝起きに髪が絡まってしまうのは、以下のような理由が考えられます。
・髪質
髪の毛は、太い髪に比べると細い髪のほうが絡まりやすいのが特徴です。そのため、細く柔らかい髪質の人は、寝ているときに絡まりやすくなります。
細く柔らかい髪質は、遺伝的な要因も考えられるため、髪質を変えようと思っても難しいです。しかし、生活習慣が乱れていたり偏った食事を続けていると、ストレスなどが影響して髪が細くなってしまう可能性もあるので注意してください。
・カラーやパーマ、ヘアアイロンによるダメージ
髪がダメージを受けていると絡まる原因になります。ダメージを受けている髪はキューティクルが開きっぱなしで髪の毛同士が引っかかりやすい状態です。
ダメージは、カラーやパーマ、ヘアアイロンなどが影響します。とくにヘアアイロンは、毎日使用する人もいると思いますが、低温でもダメージを受けるため、手早くセットするようにしましょう。
カラーリングによるのダメージのケアには、専用のコンディショナーを使うのもおすすめです。
・シャンプー後、濡れた髪を放置
髪の毛はシャンプーなどで濡れると、キューティクルが開きます。そのため、濡れた髪をそのまま放置していると絡まりやすくなるためよくありません。
髪を濡らしたあとは、できるだけ早く乾かすようにしてください。
・必要以上にドライヤーで乾かす
髪は熱に弱いため、ドライヤーを長時間あてるのはよくありません。長時間あてるとダメージを受けるので髪が絡まりやすくなる原因になります。
また、ドライヤーで髪を乾かすときは正しい乾かし方を意識しましょう。キューティクルを整えるため、ドライヤーは一定方向に風をあてながら乾かすのが基本です。
髪を乾かしたあとは、乾燥対策で保湿するのがおすすめです。乾燥によって静電気が起こりやすくなると、髪同士がくっつくため髪が絡まりやすくなってしまいます。
・紫外線対策をしていない
髪の毛は紫外線対策をしないとダメージを受けて乾燥しやすくなります。髪が絡みやすい人は紫外線対策もしっかり行いましょう。
・雑なシャンプー&トリートメント
毎日のシャンプー&トリートメントはていねいに行っていないと、洗い残しで成分が残ってしまいます。シャンプー&トリートメントの洗い残しは髪のダメージにつながります。
製品によって特徴は異なりますが、ていねいに洗い流すことは基本として覚えておきましょう。
2.次の日困らないための寝る前の一手間とは?

寝起きに髪が絡まってしまう人は、寝る前に一手間かけることで次の朝のストレスが減らせる可能性があります。濡れたまま寝るのは避けるのは基本ですが、その他のおすすめの一手間をご紹介しますので参考にしてください。
・髪をしっかり乾かす
寝るときに髪が濡れている状態は絶対に避けましょう。ロングヘアの人や小さなお子さんがいる方は、髪を乾かすのも一苦労かもしれませんが、髪のダメージのことを考えるとしっかり乾かしてから寝るのがベストです。
少しでもドライヤーの時間を少なくするなら、タオルドライをしっかり行いましょう。水気が取れたら頭皮に温風をあて、その後毛先に向かって手ぐしでやさしく引っ張りながら乾かしていきます。
ある程度乾いたらブラシを使い、髪を整えます。髪が冷めるときに形を記憶するため、仕上げに冷風をあてるのもおすすめです。
・ていねいなブラッシング
寝る前にブラッシングをすると、寝ている間の髪の摩擦や絡まりを減らせます。寝ている最中の髪の絡まりなどは寝癖にもつながりますので寝る前にブラッシングする習慣をつけましょう。
ブラッシングのコツは、毛先からブラシをとかし、毛の流れを整えた後地肌からブラシを通すことです。ブラッシングは、頭皮マッサージの役目もあります。
リラックス効果も期待できるため、良質な睡眠に導きます。
・ヘアオイルをつける
寝る前にドライヤーで乾かすと乾燥対策が必要な場合があります。それだけでなく、ドライヤー前にヘアオイルをつけておくとドライヤーの熱から髪を守る効果が期待できます。
ヘアオイルは、タオルドライの後毛先を中心につけましょう。軽く手で揉み込むようになじませると栄養分がしっかり浸透するのでおすすめです。
ヘアオイルには、髪を補修する効果と、ドライヤーの熱から髪を守る効果があります。ドライヤーを使う前には必ずヘアオイルをつけて、栄養分を補給し、髪を熱から守る層を作ってあげましょう。
とくに乾燥が気になるときは、保湿効果の高いクリームタイプのトリートメントなどと混ぜて使うとより効果がアップします。
3.寝ている間に髪をまとめる場合は?

髪が長い人は寝ている間、髪をまとめるのも一つの方法です。そこで、ダメージをできるだけ抑える髪のまとめ方をご紹介します。
・緩く結ぶ
ロングヘアの場合、緩めにサイドで結ぶのがおすすめです。左右どちらかに髪をまとめ、シュシュのようなゆるめのゴムで結びましょう。
翌朝、髪を巻き髪にアレンジするなら三つ編みにして寝るのもおすすめです。髪質がストレートの人も緩いウェーブができます。
ただし、強く結びすぎてしまうと頭皮が引っ張られるため注意が必要です。また、暑い時期は首元に汗をかく可能性もあるため、髪がまとわりつくのも防げ快適な睡眠が得られるでしょう。
・頭の上でお団子
お団子ができるくらいのロングヘアの人は、頭の上でお団子を作って寝るのもおすすめです。仰向けで寝てもお団子ヘアなら邪魔にならないので、寝返りをしてもストレスになることはありません。
お団子の場合もゴムは緩めに結びましょう。しっかり整ったお団子を作ってしまうと髪と頭皮が引っ張られてよくありません。
ゴムの跡が気になる人は、バラエティショップなどで跡が付きにくいヘアゴムが売られているのでチェックしてみましょう。
・ナイトキャップをかぶる
ロングヘアではなく、お団子などができない場合はナイトキャップを被るのもおすすめです。ナイトキャップはその名のとおり、寝るとき専用の帽子です。
髪と枕などの摩擦を抑えて髪を守ってくれます。ナイトキャップなら髪が短くても使用できるため人気があります。
また、頭皮や髪の乾燥も防ぐ効果も期待できます。素材も豊富にあるので自分に合う
を探してみましょう。
4.髪の毛が絡まった場合の対処法

どんなに気をつけていても、髪が長い人やダメージを受けている人は髪の毛はどうしても絡まりやすくなります。このとき、無理にほどこうと雑にブラシでとかすのはやめましょう。
ここからは、髪の毛が絡まった場合の対処法をご紹介します。
・コームで絡まりをとく
髪が絡まっているからといって、無理やり指やブラシで引っ張ったりとかしたりしてはいけません。まずは落ち着いて手ぐしやコームを使って毛先からとかします。
このとき、使用するコームは目の粗いものがおすすめです。毛先がほどけたら、徐々に根元のほうに移動させます。
髪がほどけてきたら、あとは髪を整えるように根元から毛先へブラシを通すのがポイントです。
・ヘアオイルなどをつける
髪の絡まりがひどく、手ぐしやコームでほどけない場合は、ヘアオイルやヘアミルクをつけるのがおすすめです。ヘアオイルなどが潤滑油のように滑りをよくしてほどけやすくなります。
ヘアオイルなどは、髪が絡まる原因となる乾燥からも守ってくれます。ヘアオイルのベタつきが気になるなら、油分が少ないヘアミルクを試してください。
5.髪の毛の絡まりを予防するために日頃からできるお手入れ方法
髪の絡まりを予防するには日頃のお手入れが大切です。また、髪の絡まりを予防するお手入れは髪の健康や美しさの維持にもつながりますのでぜひ取り入れてみましょう。
ここからは、髪の毛の絡まりを予防するために日頃からできるお手入れ方法をご紹介します。
・シャンプーを見直す
髪を美しく保つには、シャンプーが基本です。自分に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。
それだけでなく、シャンプー前にはしっかり予洗いし、頭皮にシャンプー液が残らないようしっかり洗い流すことも大切です。予洗いがしっかりできていればシャンプーの泡立ちもよくなり、シャンプー液が残る可能性も低くなります。
自分に合ったシャンプーを選ぶ際は、成分に注目して選ぶようにしましょう。乾燥が気になる人は、保湿成分がたっぷり含まれているものやオイルを配合したものがおすすめです。
ほかにも、洗浄成分が強くなく肌にやさしいものなら皮脂の過剰分泌や乾燥を防いでくれます。
また、シャンプーの仕方も気にしましょう。強く爪を立ててこするような洗い方ははよくありません。
シャンプーは髪ではなく、頭皮をマッサージするように洗うのが基本です。
・ダメージ補修をする
髪が絡まるのは乾燥が一つの原因です。髪の乾燥を防ぐにはトリートメントでしっかり保湿することが大切です。
シャンプーのあとは、ダメージを補修しながら髪にうるおいを与えることができるトリートメントを使用するのがおすすめです。また、シャンプー後にはヘアオイルなどで水分を蒸発を防ぎながら紫外線からも髪を守っていきましょう。
・髪にやさしいドライヤーの使い方をする
ドライヤーは毎日使うものです。そのため、毎日長時間熱風をあてるのは避けましょう。
シャンプー後は、できるだけ早く乾かすことが基本です。タオルドライの際は、ゴシゴシすることなく、髪を包むようにしてやさしく水分を取り除きましょう。
ドライヤーの風をあてるときは、髪から20センチ程度は離して上から下に風をあてます。キューティクルに沿って風をあてると、髪がなめらかになると言われています。
最後に冷風をあてると、キューティクルが閉じてツヤが出やすくなるのでおすすめです。
6.まとめ
寝起きに髪が絡まっていると、朝の支度に時間がかかったり家を出る前から疲れてしまいますよね。すぐに髪をセットできればいいのですが、毎日髪が絡まっている状態は髪によくありません。
しかし、前日から一手間かけておくだけで次の日の朝、ストレスを軽減できるかもしれません。毎日、朝のヘアセットに苦労している人はぜひ今回の記事を参考にして対処してみてください。
毎日の一手間が結果として、髪を健康に保つことにもつながりますのでぜひ続けてみてくださいね。
【本記事の要約】 寝起きに髪が絡まる原因は、主に枕や髪同士の摩擦によるものです。特に長い髪を持つ人にとっては、寝起きに髪が絡まることが悩みの種となりがちです。髪が絡まるのを防ぐためには、寝る前のケアが重要であり、例えば髪を軽く結んで寝る、または摩擦を減らすためにサテンやシルクの枕カバーを使用する方法が効果的です。髪をまとめる場合は、髪に優しいゴムを使い、寝ている間に髪が傷まないよう工夫することが大切です。もし髪が絡まってしまった場合は、絡まりを解すために適切なヘアオイルやコンディショナーを使用し、優しくほぐすことが推奨されます。日頃から髪のケアを行うことで、寝起きの髪の絡まりを防止し、きれいな髪を維持することができます。 |