「猫っ毛」は、一般に細く柔らかく、軽い質感の髪を表す日常的な呼び方です。医療上の診断名ではなく、くせ毛・直毛、毛量、色、白髪の有無とは別に考えます。扱いにくさがある場合は、重さを足しすぎず、摩擦と過度な熱を減らすことが基本です。
猫っ毛=くせ毛、毛量が少ない、ではない

髪の太さ、形、毛量はそれぞれ別の特徴です。細い髪でも毛量が多い人、直毛の人、うねりがある人がいます。「0.06mm以下なら猫っ毛」のような一律の境界や、「キューティクルの枚数が少ないから猫っ毛」といった単純な説明は使いません。
生まれつきの髪質には遺伝的な個人差があります。一方、以前より髪が明らかに細くなった、分け目が広がった、抜け毛が増えたなどの変化が続く場合は、「猫っ毛になった」で済ませず、必要に応じて皮膚科へ相談します。
絡まりやすいときは、毛先から少しずつほどく

細い髪は、風、寝具、衣類との摩擦で絡まりを感じることがあります。絡まった部分を根元から強く引っ張らず、指や目の粗いコームで毛先から少しずつほどきます。
濡れた髪は強くこすったり引っ張ったりせず、タオルで押さえるように水気を取ります。AADも、濡れた髪を必要以上に扱わず、過度な熱を避けることを勧めています。
ボリュームは「髪質を治す」より、カットと乾かし方で調整

トップがつぶれやすい場合は、分け目を少し変える、根元へ風を入れる、スタイリング剤を根元へ大量につけないなどで見え方を調整できます。ショート・ミディアム・ロングのどの長さでも、レイヤーやパーマが必須とは限りません。
「女性らしいふんわり感」など性別で髪質の価値を決めず、本人が扱いやすい形を選びます。
カラー・パーマは「細い髪だから落ちやすい」と一括りにしない

カラーの褪色やパーマの持続は、髪の状態、薬剤、施術履歴、洗髪、熱など複数の条件で変わります。細い髪だから必ずカラーが落ちやすい、メラニンが少ないと決めつけません。
ブリーチ・黒染め・縮毛矯正などの履歴がある場合は、施術前に美容師へ伝え、切れ毛や強い乾燥があるなら無理に重ねない選択肢も相談します。
ケア製品は「軽い・重い」を仕上がりで判断
シャンプー、コンディショナー、洗い流さないトリートメントは、細い髪専用でなければ使えないわけではありません。根元が重くなるなら塗布量や位置を減らし、毛先が乾燥するなら必要な部分へ少量足します。
ヘアオイルを使う場合も、油分が髪の内部を「修復」するとは考えず、表面のすべりやまとまりを整える目的で使います。ヘアオイルの使い方も参考にしてください。
よくある質問
猫っ毛は生活習慣を変えれば太くなりますか?
生まれつきの髪質を生活習慣だけで変えられるとは言えません。全身の健康のために食事・睡眠を整えることは大切ですが、毛髪の太さの変化が気になる場合は原因を一つに決めつけないでください。
ナイトキャップは必須ですか?
必須ではありません。寝具との摩擦が気になる場合の選択肢ですが、締め付けが強いものや蒸れが気になるものは避け、自分に合う方法を選びます。