40代、髪のパサつきは加齢のせい?改善する方法を解説

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20代の頃には気にならなかった髪のパサつき。
ゴワついてまとまりがないのにボリュームもなくなってきてどうにもヘアスタイルがうまく決まらない。いくらトリートメントを頑張ってつけても効果が一時的。
大人世代になると髪に対してのお悩みが増えてきます。
加齢のせいだから仕方ない?もう出来ることは試したけれど…と諦めてしまう前に、今すぐできる改善策を是非お試しして頂きたいです。いつものケアに少しの工夫をしてあげる事でこの先の髪質に雲泥の差が出てきます。
改善策を知るためには、なぜパサつくのか原因から見ていきます。

1.今までと同じようにヘアケアしているのに何が違うのか?


今までと同じようにヘアケアしているのに何が違うのか?
女性の場合30歳以降、徐々にホルモンの減少の影響により毛髪が細くハリコシがなくなりパサつきや抜け毛が年々増えていきます。そして更年期となるとエストロゲンの分泌も減少してしまいより進行していきます。
毛根にある毛母細胞という元気な髪を作っているとても大切な細胞が年齢とともに機能が弱まってしまい健康な髪が作れなくなった、これらが大人世代を悩ませている一番の原因なのです。
血流の悪さや栄養バランス、生活習慣によって毛母細胞が弱まってしまうと薄毛や髪のボリュームダウンや頭皮の乾燥など頭皮環境から髪へとじわじわと影響を及ぼし始めるのです。
一度ダメージを受けてしまうと髪はもう二度と元には戻ってくれません。どんなに高価なトリートメントをつけても丁寧にケアしてあげても死んだ細胞の髪を戻すことはできないのです。
だからこそ『日々のホームケア』こそが何よりも大切になってきます。

2.『日々のホームケア』とは何に気をつければ良い?


『日々のホームケア』とは何に気をつければ良い?
パサツキが気になるからといって毛先ばかりに気を取られているとなかなか改善できません。髪のケアは頭皮環境から毛先まで全て気を付ける必要があるからです。
・シャンプーの見直し
・ドライヤーの使い方
・生活習慣
・アウトバストリートメント
・UVケア

シャンプーの見直し


今までどんなシャンプーをお使いでしたか?香りが気に入っていたり泡立ちが良かったりとお気入りの物もあるかもしれませんが、大人世代が選ぶべきシャンプーはエイジングケアに特化したものがオススメです。
通常の市販のシャンプーなどの石油系や高級アルコール系のシャンプーは洗浄力が強く必要な油分まで取り去ってしまうので気をつけていただきたいポイントです。特に保湿効果も備わっていて洗浄成分の優しいアミノ酸系が望ましいです。
裏の成分表に(ラウロイル〜)や(ココイル〜)と書いてあればそれがアミノ酸系シャンプーです。

ドライヤーの使い方


毎日使うドライヤーでも正しい使い方をしないと深刻なダメージとなってしまうので次の工程を意識して使用します。
1.お風呂上がりに優しくタオルドライをして水分を出来る限り拭き取る。
2.根元から先に乾かしていく。髪をめくりかき分けながら地肌にも風を送ります。
(ドライヤーは20〜30センチ離しましょう)
3.ある程度乾いたら中間〜毛先にも風を当てていきます。
4.8〜9割乾いたら冷風に切り替えて仕上げてください。
濡れたままの髪ですと少しの摩擦や衝撃にとても弱く、無防備な状態なので目の荒いブラシを使うなど特に気を付けてください。
近年ではダメージを与えにくい高機能なドライヤーもたくさんございますので、余裕がございましたら取り入れてみてみるのもオススメです。

生活習慣


睡眠…人は眠っている間に新しい細胞を作っています。22時〜2時の間は成長ホルモンも分泌するため是非それまでには眠りにつくのが良いとされています。
ストレス…強いストレスなどにさらされると自律神経が乱れ副交感神経が優位になります。そうすると血流が悪くなり毛母細胞が縮小してしまいます。ストレスなくとは難しいかもしれませんが、日頃から発散できるような環境を整えるよう意識してみてください。
運動…自粛期間などでお家に居ることも多くなり運動不足の方がとても増えました。この習慣でも血流が悪くなります。少しづつでもいいのでお散歩に出かけてみたり、ストレッチをしてみたり無理のない範囲で身体を動かす習慣が身につくと理想的です。
食事…朝、昼、晩と3食バランスを意識して栄養を取りましょう。揚げ物やスイーツは控えめにしタンパク質、ビタミン、亜鉛、鉄分などを中心に摂取できるのが望ましいです。
(鶏肉、牛肉、卵、ほうれん草、レバー、ナッツ、納豆、豆腐など)
このように日常から見直していくととても効果的です。

アウトバストリートメント


タオルドライをして乾かす前には必ずアウトバストリートメントを使用しましょう。オイルタイプやミルクタイプなど様々ですが、パサつきがちな髪にはミルクタイプがオススメです。大まかな特徴は下記の通りです。
オイルタイプ…外的刺激から守ってくれる。
ミルクタイプ…髪の内部から潤して補修してくれる。
パサつきやうねりにはミルクタイプで補修してあげて、お出かけ前などベタつかない程度にスタイリング剤感覚でオイルタイプを使用すると1日まとまりを保てます。

UVケア


そして最後がUVケアです。人の肌の老化原因の8割は紫外線などによる光老化で、髪は肌の3倍もの紫外線量を浴びています。お肌には一生懸命日焼け止めを塗りますが、髪に日焼け止めはまだ定着していないのが現実です。近年、スプレータイプの髪用日焼け止めやアウトバストリートメントに日焼け止め機能があるものなど、かなり種類も増えてきました。
帽子や日傘、髪を結んだりするのも良いのですがしっかりと対策するには髪にも日焼け止めを使って防御するとより効果的です。

3.まとめ


髪を保湿してあげればいいだけではなく生活習慣や日頃の様々な要因によって引き起こされていたパサつき、今日から見直していけるポイントも多いのです。何気なく使っていたものや食べていたもの、行動や習慣などとても密接に関係しています。頭皮の生えてくる環境から気をつけてあげるのがお悩み解決の鍵となります。
数年後を艶やかな元気な髪で迎えるには日々の継続がとても大切です。この対策が少しでもお役に立てれば幸いです。






【本記事の要約】
20代では気にならなかった髪のパサつきが、加齢とともに顕著になり、大人世代の悩みとして多くの人が感じています。髪質の変化の原因として、ホルモンバランスの乱れや血行不良、栄養不足などが挙げられます。加齢に伴う毛母細胞の機能低下により、健康な髪の生成が難しくなり、これが髪のパサつきやボリューム不足に繋がります。重要なのは、日々のホームケアで、シャンプー選びやドライヤーの使い方、生活習慣に気をつけることです。シャンプーはアミノ酸系の保湿成分が含まれたものを選び、ドライヤーは適切な使い方で髪を傷めないようにすることが求められます。また、ストレスや運動不足、栄養バランスに気をつけ、アウトバストリートメントを使用して髪の補修を行うことも大切です。さらに、紫外線対策として、髪専用のUVケア製品を使用することが効果的です。髪の保湿だけでなく、生活習慣の改善と細かなケアを重ねることが、将来的に艶やかな髪を保つために重要です。

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