「若白髪があると才能が豊か」
そんな話を聞いたことはありませんか?
過去の天才たちを見てみると、若白髪にまつわる驚くべき共通点が見えてきます。若いうちから白髪が目立っていた、という天才たちが多いようなのです。
ただ、「若白髪=天才」という話に、科学的な根拠はあるのでしょうか?
この記事では、若白髪と天才たちの才能の間にある意外な関連性を紹介します。
1.若白髪があると天才肌って本当?

「若白髪がある才能が豊かで天才肌」という都市伝説は本当なのでしょうか。
まず、白髪に対する世間のイメージについて見ていきましょう。
「白髪が似合う男性有名人」ランキング
2021年、ファストレンドが行った「白髪が似合う男性有名人」に関するアンケートによると、白髪が魅力的な芸能人のランキングは次の通りでした。
第1位:「吉川晃司」(305票)
第2位:「岩城滉一」(247票)
第3位:「舘ひろし」(188票)
第4位:「高田純次」(102票)
第5位:「北大路欣也」(101票)
第6位:「小泉純一郎」(70票)
第7位:「玉置浩二」(68票)
第8位:「陣内孝則」(54票)
第9位:「坂本龍一」(52票)
第10位「松重豊」(38票)
出典:【2046人が選んだ!】白髪が似合う男性有名人ランキング! | Fastrend(ファストレンド)
ズラリと並ぶ有名男性芸能人を思い浮かべてみると、男性としての魅力と年齢がうまく合わさって、素敵な年の重ね方をしていることがわかるのではないでしょうか。
トップ3に投票した理由を見ると、白髪が魅力的に見える男性のポイントは次の5つにあるようです。
- 白髪のままでいるのは潔さと渋みがある
- 黒髪より白髪の方がかっこいい
- ダンディーで年相応なイメージがする
- 洗練された格好良さがある
- 色気と若々しさを感じる
本来、白髪が目立つと男性自身も老けたイメージになるので、隠そうとしたり、白髪染めを使ったりすることが少なくありません。
しかし、白髪も突き抜けた見せ方をすると、男性にとってプラスなイメージに変えられます。
白髪が魅力的な男性の特徴を考えると、次の5つのポイントがあります。
1.成熟した魅力がある
白髪は年齢と共に増えるので、その人が積み重ねてきた経験と知識の象徴といえるでしょう。成熟した男性の魅力のシンボルである白髪には、シニアならではの落ち着きと包容力を感じさせてくれます。
2.個性と自信を表現している
自分の白髪をそのままのかたちで受け入れ、ひとつの個性として捉えている男性には、強い自信さえ感じます。自分自身を背伸びすることなくまっすぐ認めている自信の強さを表しているので、周囲の人々も魅力的に見えるのでしょう。
3.スタイリッシュな雰囲気が漂う
白髪は、個性的かつスタイリッシュな雰囲気を演出します。しっかりヘアケアとスタイリングされている白髪を見ると、洗練されたファッション感覚のある男性だとアピールできます。
4.知的なイメージがする
古くから白髪は、洗練された知識と賢さを象徴するものとされています。知的な雰囲気を持つ男性としての魅力を引き出してくれるアイテムのひとつです。
5.個性的である
一般的に若い世代で白髪が目立つ人は少ないので、シニア男性ならではのダンディーな魅力を感じさせます。ファッションとのマッチング次第で、個性的なトータルコーディネートも可能です。
このように、一見マイナスなイメージで見られがちな白髪ですが、ダンディーな男性としての魅力を演出して、知性と個性を表現できる場合がある不思議な生理現象です。
白髪があると「才能アリ!」に見える
白髪を見ると、その人に才能を感じたり、天才と思ったりする理由として、次の3つが考えられます。
ポイントは、文化的、歴史的、心理的な要素によって白髪と才能が結び付けられやすいということです。
理由1 歴史的に培われたイメージ
伝統的に、白髪は叡智、経験、知識のシンボルとして見なされてきました。
背景として、昔から社会や集団の中で年長者を尊重し大切にされてきたことがあります。お年寄りが長い人生をかけて培ってきた貴重な経験と知識が若い世代が生きるためにとても大切だったからです。年長者は白髪になるケースが多いことから、白髪を見ると「知性」や「賢さ」のイメージが沸いてくる理由となっています。
理由2 文化的に常識から来るイメージ
文化によっては、白髪の人に対して敬意を払うことが常識の社会があります。白髪が生えるほど年長の方は、人生を通して得た知識と経験が豊富だからです。
そのため、白髪を持つ人々はまだ白髪が生えない若い世代よりも賢明なイメージが強かったのでしょう。白髪のイメージがそのまま相手に才能がある、と見なされることが多くありました。
理由3 心理的な立場の違いから生まれるイメージ
社会心理学の研究では、人は他人の外見の特徴に引きずられて、相手の印象や人間性の判断を性急に下す傾向があることがわかっています。専門的な用語で「ハロー効果」と呼ばれる現象です。
ハロー効果とは対象を評価する際、その対象が持つ顕著な特徴に印象が引きずられてしまうことで対象の評価が歪んでしまう心理現象のことです。
心理学者のエドワード・ソーンダイクによって名付けられたこの現象は「ハローエラー」「光背効果」「後光効果」ともいわれています。
出典:ハロー効果 - 一般社団法人日本経営心理士協会
たとえば、相手の特徴の中で白髪が目立っている場合、その人全体の評価に白髪が大きな影響を与えることがあります。
白髪は多くの社会で「賢さ」や「知識」のシンボルとして扱われてきたため、白髪を持つ人に対して無意識で尊敬の念を感じてしまうというわけです。
もちろん、こうした歴史的に培われてきたイメージは、あくまでひとつのステレオタイプに過ぎません。当然ながら、すべての白髪の人が「天才」や「才能」を持っているわけではないです。しかし、私たちは白髪に対して何かしらのイメージを抱きがちな点は覚えておいてよいでしょう。
若白髪は幸運の象徴だって知っていましたか?その驚きの理由と髪を傷めずに白髪を隠すとっておきの方法も!
2.若白髪にまつわる都市伝説

若白髪にはさまざまな都市伝説があります。
ここでは、よく耳にする若白髪にまつわる都市伝説をいくつか紹介しましょう。
若白髪のジンクスはこんなにある
若白髪にまつわる定番のジンクスはたくさんあります。
特に、以下の3つのジンクスは、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
1.若白髪があるとお金持ちになれる
若白髪とお金持ちとを結びつけるジンクスは、定番です。
若くして白髪が生えることは、それだけ一所懸命働いて苦労しているということ。人生で成功を収め、巨万の富を手にするというイメージが合わさったものでしょう。
白髪が経験や知識のシンボルと見られてきたのも、その理由かもしれません。若くて白髪が生えると、才能があふれていて、将来的に成功を収める可能性が高いと周囲から見られます。
2.若白髪だとハゲない
若白髪がある人々の多くは、髪のボリュームが多いといわれます。そうしたイメージから、若白髪があると年を取っても髪は白髪になるものの、薄毛にはならず髪のボリュームがキープできると信じられているのです。
しかし、医学的な視点から見ると、「若白髪が多い=薄毛にならない」とは限りません。残念ながら、若白髪があっても少しずつ薄毛になる人も存在します。また、若い頃は黒々としたツヤのある髪の毛で自慢だったにもかかわらず、年を取ってから薄毛になる人もいます。
白髪や薄毛のメカニズムは、まだ完全には解明されていません。そのため、髪の毛とハゲに関するイメージや都市伝説が広がり続けています。
3.子どもの白髪は「福白髪」で幸せになれる
こどもの頃から白髪のある子どもたちは、大人になってからの冨や成功をイメージさせる、という昔からの風習があります。「福白髪」、「福毛」、または「宝毛」などと呼ばれてきました。親たちは、軽々しく抜かずに大切にするという習慣があります。
このように、子どもの白髪が幸運のシンボルであるというジンクスは、大仏の白毫(びゃくごう)のエピソードが起源だと考えられます。というのも、若白髪を持つ子どもたちは、一本だけ白髪が生えているケースが大半です。ちょうど仏様の眉間に一本だけ存在する白毫のイメージと関連付けられて、幸せの兆しや吉兆を表すものとされています。
若白髪が縁起が良いとされる理由
「若白髪が幸運をもたらす」という伝承は仏教の教えに深く根ざしています。奈良の有名な大仏「毘盧遮那仏」や、密教の中心とされる大日如来の大仏は、独特な突起で覆われていることで知られています。これらはイボではなく、髪の毛を象徴的に表現したもので、特に渦巻き状の髪の毛が描かれています。
大仏の眉間にある一本の白髪、白毫(びゃくごう)は特に縁起が良いとされるパーツです。眉間は心眼、つまり「第三の目」の位置を示していて、ヨガの教えではこの部分はチャクラの一つとされています。また、心眼は霊的な視覚、未来を予知する能力を象徴しています。そのため、若白髪と大仏の白毫の神秘的なイメージが結びつき、時代とともに開運や厄除け、願いが叶うといった話が一般庶民にも広がっていったのです。
また、一本だけ生えた若白髪は「福白髪」と呼ばれています。これも大仏への民衆の信仰が由来だと考えられています。若白髪を幸運のシンボルと見なすこうした風習は、日本ならではのユニークな文化と篤い信仰の表れといえるでしょう。このように古くから若白髪は、幸運をもたらすアイテムとして、大切にされてきました。
3.ストレスと大きな関わりのある若白髪

若白髪はストレスと関係性が深いといわれています。
特に、人生の成功を手にする人たちの中に、白髪になる人が多いといったイメージが世間に広がっているからです。
ただ、成功するまでにハードな働き方をしてストレスをたくさん抱えているから白髪になるという考え方も成り立ちます。
金持ちや才能豊かな人は白髪になりやすい
「金持ちや才能豊かな人は白髪になりやすい」という噂は、ストレスが原因のひとつに大きく関わっていると考えられます。
社会的に成功し活躍している人たちの多くは、経営者や有名人などのように大きな責任を負う立場にあったり、常に重大な課題を次々と解決しなければならない役割が求められるからです。こうしたハードな状況が続くと大きなストレスが心身の負担に押し寄せます。仕事やプライベートなどのプレッシャーがストレスとなり、白髪の原因となるのです。
ストレスは髪の毛の色を保つメラニン色素の生成を妨げ、白髪の原因となることが医学的に解明されています。普段からストレスフルな環境に置かれることが多い金持ちや才能のある人々は、白髪になりやすいという説もあながち否定できないのです。
ただし、すべての金持ちや才能ある人がストレスによって白髪になるわけではありません。一人ひとりのライフスタイルや健康状態、遺伝なども影響します。
やっぱりストレスだと白髪になるの?
ストレスのコントロールはヘアケアの第一歩
ストレスは、私たちの美容や健康に大きな影響を与えます。髪の毛にとっても、ストレスはヘアサイクルを乱してしまう厄介な存在です。ストレスを上手にコントロールすることは、ヘアケアの第一歩ともいえます。
人は、ストレスが高まると体内でコルチゾールというホルモンを分泌します。このコルチゾールは、髪の健康に必要な栄養素の吸収を阻害し、髪の成長を妨げる可能性がある成分です。
また、ストレスは頭皮の血行を悪化させるため、毛根に必要な栄養を送り届けづらくなり、白髪や抜け毛の原因となるのです。
ストレスをコントロールする方法は、日常的に適度な運動をしたり、バランスの良い食事や質の高い睡眠を心掛けたり、リラックス法を生活に取り入れることなどがおすすめです。
こうしたストレスケアの方法は、ヘアケアにも役立ちます。また、日々の生活でストレスが溜まったと感じたときは、趣味やスポーツ、会話を楽しむなど、早めにストレス発散をすることも重要です。
ストレスによって白髪の場所が変わる?白髪の場所によってメッセージがあるの?
4.頭皮の健康は毎日のヘアケアアイテム選びが大切

頭皮の健康は、髪の美しさを保つためにとても重要なポイントです。毎日のヘアケアアイテムは、自分に合ったものを選びましょう。ヘアケアアイテム次第で、頭皮と髪の毛の健康を引き出すことができます。
ヘアケアアイテム選びで特に注意したいのが、シャンプーです。自分の髪質と頭皮の状態を理解した上で、シャンプーを選ぶ必要があります。例えば、脂性の頭皮の方は、毛穴の詰まりを予防するライトな洗い上がりのシャンプーがおすすめです。一方で、乾燥肌の頭皮の方には、保湿成分が豊富に含まれているシャンプーを選びましょう。
また、シャンプーに含まれる成分も重要なチェックポイントです。石油由来成分を多く含む商品を使うと、頭皮に負担をかける可能性があるため、無添加のものを選ぶことをおすすめします。
頭皮と髪の状態に合わせたヘアケアアイテムで日々のお手入れをし、健康的で美しい髪をキープしましょう。
スカルプケアとは? 基本を抑えてしっかりシャンプー
5.まとめ

特に、シャンプーはメーカーや製品の選び方により、髪の健康に大きな影響を受けます。白髪の予防のためにも肌に刺激の少ないシャンプー選びが重要です。そこで、若白髪に悩む方には毎日のシャンプーで自然なカラーリングができる天然成分配合の綺和美の「RootVanish」をおすすめします。頭皮に優しく香りもマイルドなので、毎日のケアに使えるすぐれたシャンプーです。
【本記事の要約】 「天才は若白髪になりやすい」という説があります。若白髪があると才能が豊かで天才肌だとする都市伝説について科学的根拠を探る内容です。若白髪は歴史的に、経験や知識を積んだ証として尊重されることが多く、特に年齢が高い人々に見られる特徴として「知恵」や「賢さ」を象徴するものとされています。このような文化的、歴史的背景から、若白髪を見るとその人物に才能や知識があると考えられることがあります。白髪があると見た目に自信や個性が感じられることも多く、そのため白髪を持つ人に対する評価は高くなることもあります。若白髪の人は成功を収める可能性が高いというイメージが一般的に広まっている背景に、ストレスや仕事のプレッシャーといった要因も関係していると考えられています。ストレスによって髪のメラニン色素の生成が妨げられるため、若い世代でも白髪が目立つことがあります。 |