抗がん剤治療で髪が抜け始めたら|頭皮を洗う日の準備と相談

柔らかい帽子、タオル、メモ帳を洗面台のそばに置いた身支度のイメージ(AI生成イメージ)
AI生成による編集用イメージ

抗がん剤治療で髪が抜け始めたとき、いつものシャンプーを使ってよいか、洗うときに何を用意するか迷うことがあります。脱毛の程度や経過は治療内容によって異なります。まず治療先へ確認し、その日の体調と頭皮に合う手入れを考えましょう。

治療先に聞いておきたいこと

「今の治療で、洗髪に気をつけることはありますか」「今までのシャンプーを使えますか」と、医師や看護師、薬剤師に聞いてみましょう。頭皮に傷や湿疹がある、塗り薬を使っている、頭部に放射線治療を受けている場合などは、その状況も伝えます。

国立がん研究センターのがん情報サービスでは、脱毛に伴い頭皮の痛みやかゆみ、赤みなどが起こることがあり、気になる症状は医療者へ伝えるよう案内しています。痛みや赤みを感じたら、洗い方だけで解決しようとせず、治療先に相談してください。「いつから」「何をするとつらいか」「使っている製品」を短くメモしておくと、話しやすくなります。

シャンプーと乾かし方の確認

同センターの案内では、脱毛後も、それまで使っていたシャンプーを使用できます。治療先から別の指示がなく、使用時に異常がなければ、必ずしも専用品へ買い替える必要はありません。しみる場合はそのまま続けず、使っている製品を伝えて相談します。

洗える日は、シャンプーを手のひらで泡立ててから髪につけます。頭皮へ直接かけることは避け、すすいだ後はタオルを軽く当てて水分を吸わせます。ドライヤーを使う場合は、低めの温度で乾かすことが国立がん研究センター東病院の資料で紹介されています。熱さを我慢して当て続けないようにしましょう。

髪がすべて抜けた場合は、リンスやコンディショナーは不要と、がん情報サービスは説明しています。残っている髪の量や頭皮の状態に合わせ、必要な工程を医療者と確かめてください。新しい育毛製品や頭皮美容液を足す場合も、先に治療先へ相談しましょう。

洗う前後の準備を小さくする

お手入れに取りかかる前に、タオル、着替え、抜けた髪を片づける袋などを手の届く所へ。洗った後に使いたい帽子があれば、一緒に置いておきます。髪の量や体調が変わったら、いつもの長い手順に合わせるより、今必要な物だけをそろえてみてください。

手伝いを頼むなら、「タオルを用意してほしい」「終わった後の片づけを頼みたい」と、具体的な一つからでも構いません。髪に触れられるのが気になる日には、その希望も伝えましょう。体調が悪く洗えない日は、無理に予定を守らず、清潔を保つ方法を看護師などに相談します。

見た目や暮らしの相談もできる

帽子やウィッグを使うか、周囲にどう話すかは、人によって希望が違います。「髪のことを気にしないようにする」と頑張る必要も、急いで道具をそろえる必要もありません。家族が準備を手伝うときも、まず本人の希望を聞きましょう。

外見の変化と暮らしを支えるアピアランスケアは、治療先の医療者や、がん相談支援センターでも相談できます。「仕事の日の身支度を楽にしたい」など、日常で困っている場面から話して大丈夫です。その日の自分が過ごしやすい方法を、一緒に探していきましょう。

この記事は公的医療機関の一般向け情報をもとに、お手入れの準備をまとめたものです。個別の治療や頭皮症状に対する指示は、担当の医療者に確認してください。

ウィッグを使う場合は、ウィッグを外した後のお手入れも参考になります。治療中は担当の医療者の指示を優先してください。

参考資料

資料確認日:2026年10月9日

掲載画像はAI生成による編集用イメージです。実在の人物・製品・施術や、使用結果を示すものではありません。

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