白髪染め用シャンプーの選び方とは?敏感肌や髪のダメージを考えて

Posted by on

毎月定期的に染めてあげないと、どんどん目立ってきてしまう白髪問題。しかし白髪を染めるたびにどうしても、頭皮や髪の毛に負担やダメージがかかってしまいます。その負担を軽減させようと、白髪染めシャンプーを取り入れる方も増えてきています。
そのため白髪染めシャンプーと一言で言っても、選びきれないほどの種類のアイテムが揃っていて、どれを使ったらいいのか悩んでしまう方が後を絶ちません。
そこで今回は白髪染めシャンプーについてから、白髪染めシャンプーの選び方についてまで、詳しくご紹介させていただきます。

白髪染めシャンプーとは



そもそも白髪染めシャンプーはどのようなものなのでしょうか。特徴と仕組みについてもみていきます。
通常のよく取り入れられている白髪染めといえば、ヘアカラーによる白髪染めとなります。ヘアカラーの白髪染めは、2つの薬剤を混ぜ合わせて化学反応を起こし、その反応を利用して脱色と着色を行う仕組みとなっているのです。
白髪染めシャンプーはヘアカラーと違い、髪の毛の内部には作用しません。シャンプー自体に白髪に着色するように染料が配合されており、髪の毛の表面にフィルムを被せるようなイメージで発色してくれます。
髪の毛の内部に色素を入れ込んだり脱色したりはしないため、髪の毛や頭皮へのダメージは最小限に抑えられるのです。ジアミンアレルギーや敏感肌で、通常のヘアカラーが使用できない方でも使いやすい白髪染めとなります。
デメリットでいうと髪の毛の内部に作用しないため、今の髪の毛を明るくはできません。そして髪の毛の表面に色素を着色させるため、退色が早い点と一度の使用での染まり上がりが薄い点があります。
数回使用して色味を重ねていくと、自然に色味が濃くなり白髪にもしっかりと着色してカバーしてくれます。定期的に使用しておくと、常に白髪に色味が入っている状態をキープしやすくなるため、新たに生えてきた白髪が目立ちにくくなるのでオススメです。
▼関連記事はこちら
白髪染め用シャンプーの中でもおすすめの人気商品5選 

白髪染めシャンプーを選ぶ基準



同じ白髪染めシャンプーといっても、配合されている成分や色味など特徴が全然違っています。選び方を間違えて合わないものや成分のよくないものを選んでしまうと、せっかく頭皮や髪の毛の負担を減らしたくて白髪染めシャンプーを使用するのに、逆効果となってしまうケースもあるのです。
そのため白髪染めシャンプーを取り入れたいと思ったときには、しっかりと内容を確認してから選ぶようにしてみてください。選び方のポイントもご紹介させていただきます。

配合されている成分のチェック


天然の有効成分が配合されていると、頭皮や髪の毛に優しい処方で効果を発揮してくれます。潤いなどの保湿成分や、抗酸化成分など様々な効果が期待できるのです。
特に注目して頂きたいポイントが、ジアミンなどの科学染料が配合されておらず、天然色素のように刺激の少ない染料で作られているかもチェックしておいてください。

無添加であるか


無添加やオーガニックと宣伝していても、実はこれには基準が曖昧で定められていません。添加物である合成香料や防腐剤のパラベンなどが配合されていると、頭皮への刺激に繋がってしまいます。
香料や色素や防腐剤の品質も確認して、商品が無添加であるか見極めて選んであげられるように成分についても理解しておく必要があるのです。

洗浄成分の種類


シャンプーはそれぞれ洗浄成分が配合されており、その種類によって汚れを落とす強さが異なってきてしまいます。頭皮や髪の毛は自分の分泌した皮脂によって、保護されて外的刺激から守られています。
シャンプーに配合されている洗浄成分が強すぎてしまうと、頭皮や髪の毛に必要な皮脂までも洗い流してしまいます。また反対に洗浄力が弱すぎてしまうと、頭皮や毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまい、炎症などの頭皮トラブルの原因となってしまうのです、
特に注意が必要なのが、石油系の界面活性剤を使用しているシャンプーです。シャンプーの成分表をチェックして、ラウレス〜やラウリル〜の表記があると石油系の界面活性剤の成分が配合されています。
この成分は食器用洗剤に配合されているほど、強い洗浄力の持ち主で頭皮や髪の毛の皮脂を根こそぎ落としてしまうのです。
必要な皮脂を残しつつ、不要な皮脂を落とすのにオススメの成分が、アミノ酸系の界面活性剤となります。シャンプーの成分表にココイル〜、ラウロイル〜の表記があるものがアミノ酸系の界面活性剤となります。
アミノ酸系はマイルドな洗浄成分で、頭皮にも髪の毛にも優しく洗い上げてくれるため、是非選んで頂きたい成分の一つです。

白髪染めの色味の種類


白髪染めシャンプーであれば白髪に色は入りますが、そのメーカーによって色味の種類が異なっており、自分に合うものを選ぶ必要があります。
アイテムによって色味の違いや、種類の少ないものまで様々です。基本的に地毛のベースの色味に合わせて選び、どちらにするか悩んだときには少し暗めのものを選ぶと失敗が少なくなります。
白髪染めシャンプーを選ぶ際には、使い勝手のいい「ブラック」「ダークブラウン」「ライトブラウン」のような色味が揃っているアイテムがオススメでとなります。この3色が揃っていれば、ほとんどのケースで自分の髪色に合うはずです。

他のユーザーの声や口コミもチェック


白髪染めシャンプーを選ぶときに是非チェックしていただきたいのが、ユーザーのリアルな声や口コミです。白髪染めシャンプーは種類も多く、一つ一つ試してみるのも大変となってしまいます。
それを少しでも絞る目的で口コミをチェックして、そのアイテムの特徴や注意点などを確認しておくとより商品選びの基準となります。この時のポイントは、一つの口コミを鵜呑みにせずに、複数の口コミを見比べて参考にするようにしてみてください。
使用感にはどうしても個人差があり、一つの口コミからではそれを見極められません。自分と似た髪質など特徴の方などの口コミに着目するとさらに参考になる確率があがります。
▼関連記事はこちら
白髪のケアに必須!白髪染め用シャンプーの選び方 
参照:毛染めによる皮膚障害について|公益社団法人日本皮膚科学会
参照:毛髪にまつわるQ&A - 日本毛髪科学協会

白髪染めシャンプーの効果を最大限活かすには…



白髪染めシャンプーを選んだら、早速使用していただきたいのですが、使い方やちょっとしたコツで仕上がりやモチが変わってきてしまうのです。そこで白髪染めシャンプーの効果的な使い方も合わせてご紹介させていただきます。
1.乾いている状態で、ヘアブラシを使って全体をブラッシングしていく。地肌に軽くあてるようにして、頭皮や髪の毛の汚れやホコリをとっていく。
2.シャワーで地肌から、たっぷりのお湯を使って時間をかけてすすいでいく。このときの予洗いでほとんどの汚れが落とせるので、念入りにすすぐ。
3.通常のシャンプーを手のひらに適量出して、頭皮からモコモコになるように泡立てていく。泡立ちがよくないときは、一度シャワーで流してから再度シャンプーを泡立てていく。
4.全体的にシャンプーしていき、シャワーで一度流していく。
5.白髪染めシャンプーを適量手のひらに出して、頭皮からしっかりと泡立てる。泡立ちが甘かったり、途中で泡が消えてしまうときは、染まり方にムラが出てしまうのでお湯やシャンプーを足しながら泡立て直していく。
6.全体的に泡立てたらそのままシャンプーしながら、泡を馴染ませていく。
7.全体に馴染んだら、粗めのコームでとかしながら髪の毛1本1本に行き渡るようにしていく。
8.生え際や分け目など白髪が特に気になる部分に、泡を多めに乗せて足しておく。
9.そのまま少し時間を置き、耳裏や首元など流し残しがないようにシャワーで流していく。

白髪染めシャンプーのポイント


・白髪染めシャンプーを使って白髪染めを染めるには、しっかりと泡立てて全体的に泡を行き渡らせる必要があります。皮脂やスタイリング剤の汚れなどが残ってしまっていると、シャンプーの泡立ちがどうしても悪くなってしまいます。
泡立ちをよくするためにも、予洗いと1回目のシャンプーである程度の皮脂や汚れを、落としておくようにしてください。
・白髪染めシャンプーは、通常のヘアカラーのように細かく分けながら、薬剤を塗布するわけではありません。その分ムラにならないようにコームなどを使って、全体的に馴染ませてあげると、仕上がりがキレイに染まります。
・週に2〜3回定期的に白髪染めシャンプーを使用してあげられると、根本の白髪に常に色素が入っている状態がキープしやすくなります。そうすると新たに生えてきた白髪もカバーできるので、すぐに白髪が伸びてきてしまう方にもオススメです。
・通常のヘアカラーの白髪染めの間に挟んで使用する方法も有効です。次の白髪染めまでの期間は平均3週間〜1ヶ月半程度ありますが、その間に白髪が気なってきたときの時間稼ぎに、白髪染めシャンプーを使ってカバーしてあげるとキレイな状態が維持しやすくなります。
高頻度のヘアカラーの白髪染めは負担が大きいけど、なかなかやめられないという方には間を少しあけて白髪染めシャンプーを挟み負担を軽減してみてください。

使用後の注意点


・白髪染めシャンプーを使って色味が定着するまで、24〜48時間ほどの時間がかかると言われています。そのためタオルや枕カバーに色移りしやすいので、髪の毛をしっかりと乾かして、なるべく濃い色味のタオルや枕カバーを使用する。
・白髪染めシャンプーを使った後に泡が壁や浴槽に飛んでしまうと、その部分に色味が着色してしまう恐れがあります。白髪染めが終わったら、シャワーで浴室全体を流すか、そのまま掃除してしまうと安心です。
・白髪染めシャンプーは髪の毛の表面に色素が着色するので、髪の毛にダメージが多いと退色も早くなってしまう傾向にあります。そのためアフターケアも力を入れておくと色持ちにも差がでてきます。
白髪染めシャンプーをしたら高保湿のトリートメントをして、髪の毛の状態を整えてあげてください。またドライヤーの前には熱からのヒートダメージや摩擦から守るためにも、アウトバストリートメントも毎回つける習慣をつけてください。
▼関連記事はこちら
白髪染めシャンプー&トリートメントと白髪染めって併用して良いの?白髪対策まとめ
白髪染めシャンプーの染め方のコツや注意点を知れば1番簡単に染められる

まとめ



白髪染めシャンプーは自宅で、気軽にいつでも白髪をケアできてしまうのが最大のメリットです。通常のヘアカラーの白髪染めよりもダメージや負担が少なく、敏感肌で頭皮への刺激が気になってしまう方にも人気の白髪染めとなります。
そんな人気のアイテムのため、色々なメーカーが白髪染めシャンプーを販売しているので、どれを選べばいいのかわからなくなってしまいますよね。
今回ご紹介した選び方を参考に、自分にピッタリの白髪染めシャンプーを是非探してみてください。それでもまだどれにしようかわからないという方に是非オススメなのが、綺和美の敏感肌用白髪染めカラーシャンプーです。
無添加の処方で、頭皮にも髪の毛にも優しく白髪を染めてくれるので、ダメージが気になる方も、頭皮の刺激が気になる方も使いやすいアイテムとなります。
この商品は毎日使用できるタイプの白髪染めシャンプーなので、優しい染まりでゆっくり着色していくので、仕上がりも自然でキレイなのです。迷ったときには、是非一度お試ししてみてください。






【本記事の要約】
白髪染めシャンプーは、白髪を染めながらも髪や頭皮へのダメージを最小限に抑えることができるアイテムです。通常のヘアカラーと違い、髪の内部に色素を浸透させるのではなく、髪の表面に染料を定着させるため、頭皮や髪への負担が少なく、敏感肌の方にも適しています。しかし、即効性はなく、複数回の使用で自然に色味が濃くなり、白髪をカバーすることができます。白髪染めシャンプーの選び方としては、天然成分や無添加のものを選び、アミノ酸系の洗浄成分が含まれているものを選ぶと優れた効果が得られます。また、適切な使用方法を守ることで、より効果的に染め上がり、白髪が目立たなくなります。定期的に使うことで、白髪染めの間隔を延ばすことができ、髪への負担を軽減することができます。髪の状態に合ったシャンプーを選び、使用後のアフターケアも忘れずに行いましょう。

← Older Post Newer Post →