「白髪染め」という名前だけでは、髪への作用やダメージの程度は判断できません。酸化染毛剤、ヘアマニキュア、カラートリートメントなどは染まり方が異なります。染めた後のきしみ・乾燥・切れ毛が気になるときは、使った製品の種類と、ブリーチ・カラー・熱などの履歴を分けて確認しましょう。
白髪染めとおしゃれ染めは同じ?
「白髪染め」「おしゃれ染め」は用途を表す呼び方で、製品分類そのものではありません。どちらにも酸化染毛剤が使われる場合があり、明るさ、染料、アルカリ、過酸化水素などの設計は製品ごとに異なります。
白髪染めは必ずアルカリやジアミンが多く、おしゃれ染めより強い、と一律には言えません。また、明るくする施術やブリーチを伴う場合は、別の負担も考える必要があります。
染毛方法による違い
| タイプ | 特徴 | 確認すること |
|---|---|---|
| 酸化染毛剤 | 髪内部へ作用して色を変える | 毎回の皮膚アレルギー試験など使用上の注意 |
| ヘアマニキュア | 主に毛髪表面付近へ色を補う | 地肌への付着、色移り |
| カラートリートメント等 | 繰り返し使い色を補う製品がある | 放置時間、使用頻度、色移り |
詳しい分類は、日本ヘアカラー工業会の案内で確認できます。[製品の分類]
ヘナなど植物由来の染料も、「植物だからダメージゼロ」「天然だからアレルギーが起こらない」とは判断できません。製品ごとの注意事項を確認してください。
染めた後のホームケア
重ねる施術を減らす
根元だけが気になる場合は、美容師へリタッチが適切か相談すると、すでに染めた毛先へ同じ施術を重ねる回数を減らせることがあります。自己判断で薬剤を混ぜたり、別の製品を連続使用したりしないでください。
コンディショナー・トリートメントを使う
これらは傷んだ髪を内部から元通りに「修復」するものではありませんが、手触りを整え、摩擦を減らすのに役立ちます。「栄養を髪内部へ入れればダメージが治る」と考えるのではなく、絡まりや乾燥感を減らすために使います。
熱と摩擦を重ねない
濡れた髪を強くこすらず、水分を押さえてから乾かします。アイロンやコテも、染毛直後だけでなく普段から同じ毛束へ高温を繰り返さないようにします。
かぶれと髪の傷みは別
髪のきしみ・切れ毛と、皮膚のかぶれは別の問題です。酸化染毛剤では使用のたびに48時間前から皮膚アレルギー試験を行う必要があります。過去に毛染めでかぶれた経験がある場合は、自己判断で再使用せず医療機関へ相談してください。[日本ヘアカラー工業会・パッチテスト]
「髪が傷まない製品」と「皮膚アレルギーが起きない製品」は同じ意味ではありません。
まとめ:白髪染め後のケアは、使った製品の分類と施術履歴を確認し、重ねる薬剤・熱・摩擦を減らすことから考えましょう。