しかし、メリットがあればデメリットはあるものでヘナはニオイがきつくて苦手という人もいます。
そこでこの記事では、ヘナについて詳しい紹介をします。ヘナで白髪染めをすることについて知りたい人は参考にしてくださいね。
1.ヘナの白髪染めとは？
ヘナは、インドや北アフリカのような乾燥した地域に育っている３～６メートルほどの植物です。ミソハギ科に属し、日本では「指甲花（しこうか）」や「ツマクレナイノキ」と言われています。インド地方では薬草としても親しまれており、白や薄紅色の花が咲きます。
ヘナの白髪染めとは、ヘナを乾燥させお湯や水でペースト状にしたものを髪の毛に塗るんですね。そうすると、ヘナの色素であるローソニアというオレンジの色素がたんぱく質に付着することで髪を染めていくのです。
ヘナの色素はオレンジ色をしているため、白髪にはオレンジ色に着色します。しかし、白髪が多い人だとオレンジ色が目立ってしまうため、インディゴの植物の色素で後染めしたり混ぜたりしてほかの髪の色となじませることもあります。
天然100％のヘナの白髪染めは、化学薬品を使用していないため黒髪を明るく染めることはできませんが、薬品による髪のダメージは避けられるのです。
2.ヘナの白髪染めのメリットとデメリット
髪にやさしいヘナの白髪染めですが、ほかにもメリットはあります。また、反対にデメリットもあるので一緒に説明していきますね。
メリット
頭皮や髪のダメージを抑えられる
まず、ヘナのメリットとして最大の魅力は頭皮や髪にダメージを与えないことです。天然100％のヘナだと、化学薬品を使用していないためアレルギーや肌のかぶれなどの心配がありません。肌が弱い人でも安心して染められます。
また、一般的な白髪染めは化学薬品でダメージを与えるので長期間使用していると髪のボリュームがなくなったり髪の毛が細くなったりすることがありますがヘナの白髪染めではその心配もありません。
トリートメント効果も期待できる
ヘナに含まれている成分には髪の毛にハリやコシを与えてくれるものがあります。ヘナの色素のローソニアは、傷んだ髪を健康にする働きを持っている植物由来のやさしい成分です。
ですので、ヘナで白髪染めをするだけでトリートメント効果も期待できます。シャンプー後にはトリートメントをしなくても指通りが良くなりますよ。
一般的な白髪染めだと、白髪染めをしたあとトリートメントなどでヘアケアが欠かせませんがヘナで白髪染めをするとトリートメントをする必要がないので、経済的でもあります。
デメリット
ニオイがきつくて苦手な人もいる
ヘナには独特のニオイがあります。葉っぱ部分を使用するため、草っぽいニオイは避けられません。
一般的な白髪染めは、化学薬品もツンとしたニオイがありますが現代では改良され香り付きの白髪染めも販売されるようになりました。しかし、ヘナはそのような化学成分を使用していないのでどうしてもニオイが残ります。
このニオイが苦手という人は、じつは多くいるのです。
染めるのに時間がかかる
薬局などで買えるような白髪染めは、だいたい20分～30分の放置時間で染まるものが多いですが、ヘナの白髪染めは短時間で染まることはありません。忙しい人には向いていないのです。
ゆっくりヘナで白髪染めをしながら雑誌を読んだりお茶の時間にできる人には、イライラすることなく待てますので、時間に余裕がある人しかヘナの白髪染めはできないということになります。
ヘナは天然のものなのでカラーが選べない
ヘナは100％天然染料なので、自分好みの明るいカラーや黒色などに染めることはできません。市販の白髪染めだと色見本もあり多くの種類から選べますが、ヘナだとそれができないのです。
自分の白髪の量や髪質によって染まり方は違ってくるので、オレンジ色が強すぎるとインディゴを足すことで自然な髪色に近づけるというわけです。
100％安全とはいえない
ヘナは自然な天然染料で肌にやさしい染料ですが、万人に100％安全と言えないのも事実です。なかには、植物アレルギーの人もいます。
ですので、染める前には一般的な白髪染め同様、パッチテストを行うようにしてください。
3.髪のダメージを抑えるのが目的なら白髪染めトリートメントがおすすめ
ヘナの白髪染めは、肌にやさしいのが特徴ですがきついニオイと染めるのに時間がかかるのが難点です。かといって市販の白髪染めなどでは髪にダメージを与えるのでできるだけ避けたいという人には白髪染めトリートメントがおすすめ。
白髪染めトリートメントは、その名の通りトリートメントをしながら白髪を目立たなくするものです。化学薬品などは使用していないため髪にもやさしく、さらにトリートメント効果でハリツヤのある髪にしてくれます。
自宅で簡単に使用できるのも魅力で、入浴しながらでも染められます。一気に染めることは難しいですが、少しずつ自然に染まっていくので周囲にバレにくいのもうれしい特徴ではないでしょうか。
商品によって配合されている成分も違うので、ハリツヤを出したい人や保湿効果を求める人など自分が求める仕上がりを選べます。ヘナのように染める時間もかからないので気軽に始められますよ。
4.まとめ
ヘナの白髪染めは、植物由来の成分だけでできているので頭皮や髪にダメージを与えないのは魅力です。しかし、忙しい現代人が使用するには、染める時間がかかり時間をわざわざ作る必要がある場合もあります。また、ニオイが苦手な人も実は多くいるんですね。
そのような人はぜひ、白髪染めトリートメントを試してみてください。白髪染めトリートメントもダメージが抑えられます。しかも、ヘナのように時間がかかることもなく入浴時に染められるので手軽です。
白髪に悩んでいるなら、染めることにストレスを感じないよう、自分のライフスタイルなどとあわせて考えて負担にならない白髪染めをみつけてみてくださいね！
| 【本記事の要約】 ヘナはインドや北アフリカ原産の植物で、天然染料として使用される白髪染めの一つです。化学薬品を使わないため頭皮や髪に優しく、アレルギーや肌トラブルの心配が少ないのが特徴です。また、トリートメント効果も期待でき、髪にハリやコシを与えることから傷んだ髪を健康的に保つ働きがあります。一方で、独特の草のようなニオイが苦手な人がいること、染めるのに時間がかかること、色の選択肢が少ないことがデメリットとされています。さらに、植物アレルギーがある人には使用が適さないため、パッチテストが必要です。 忙しい人や手軽さを求める人には、ヘナよりも白髪染めトリートメントが適している場合があります。このトリートメントは髪を傷めることなく白髪を自然に目立たなくし、入浴時に手軽に使用可能です。時間をかけずに白髪染めができ、トリートメント効果で髪にハリやツヤを与えることから、多忙な現代人にとって使いやすい選択肢です。 ヘナの白髪染めや他の方法を選ぶ際は、自分のライフスタイルや髪の状態を考慮し、負担にならないものを選ぶことが大切です。髪や頭皮をいたわりながら、白髪染めに対するストレスを減らす方法を見つけましょう。 |
