髪が絡まったら、最初にすることは「引っ張らない」ことです。無理にブラシを通すと切れ毛や摩擦が増えるため、絡まりを小さな範囲に分け、毛先側から少しずつほどきます。
まず止めたいこと

根元から一気にとかす、絡まりを左右に強く引く、細い棒やはさみを絡まりの中へ差し込む、といった自己流の方法は避けます。髪が濡れているか乾いているか、整髪料が多く付いているかで扱いやすさは変わるため、強い力で「一度で解く」ことを目標にしません。
ほどく手順

- 絡まりの上側を手で支え、頭皮まで引っ張られないようにする。
- 指で分けられる部分を先に分ける。
- 目の粗いコームなどを使う場合は、毛先から数センチずつ進める。
- 髪用のコンディショニング製品を使う場合は、表示された使用部位と量を守る。
- 痛みや強い抵抗がある場所では止める。
ボディソープ、クレンジングオイルなど、髪への使用を想定していない製品を「ほどくため」に転用しないでください。髪用製品でも、頭皮へ付ける前に用途を確認します。
切る前に相談したい状態

大きな毛玉のようになった、エクステや編み込みが絡んだ、頭皮の近くまで固まっている場合は、自分で刃物を入れるより美容師へ相談する方が安全です。見えにくい後頭部の絡まりを、自分で根元近くから切ることは避けます。
絡まりを減らす日常ケア
摩擦、熱、カラーやパーマの履歴、長い毛先の乾燥などは、髪の扱いにくさへ影響します。米国皮膚科学会は、濡れた髪を強く扱わないこと、過度な熱やきついスタイリングを減らすことを案内しています。[参考:米国皮膚科学会]
トリートメントは手触りや摩擦を整えるための化粧品で、損傷した毛髪組織を元どおりに再生するものではありません。毛先が繰り返し裂ける場合は、長さを整えることも選択肢です。化粧品の効能表現については厚生労働省の範囲も確認できます。[参考:厚生労働省]
白髪染めとの付き合い方
白髪を染める必要があるからといって、絡まりが強い髪へ複数の処理を同時に重ねる必要はありません。まず髪を扱いやすく整え、次に着色方法を選びます。「着色」と「コンディショニング」は役割が違うため、製品ごとの用途と使用方法を確認しましょう。