そこで、今回は「白ごま油うがい」がどうして白髪に効果的なのかや白ごま油うがいの方法や注意点をまとめてみました!さらに、本当に効果があったのかという口コミもピックアップ。話題のアンチエイジングの本当のところを探っちゃいましょう!
1. 白ごま油うがいとは

医学博士の蓮村誠さんがおすすめしている方法で、髪の毛のパサつきや白髪といったエイジングサインにはもちろん、抜け毛の予防・改善にも効果があるといわれています。
実際、蓮村先生が監修されている『薄髪・白髪に効く!「白ごま油うがい」/オレンジページ(2016年)』ではたった1ヶ月半で40代~60代の男女の抜け毛・白髪・ハリが改善されているデータが掲載されています。

そんな白ごま油うがいは、同誌では88%もの人が白髪の減少を実感したのだそう。これがもし本当なら、ぜひとも試してみたいですよね!
2. 白ごま油うがいが白髪に効果的な理由
でも、気になるのは『どうして白ごま油でうがいするだけで白髪が改善するの?』ということ。
その理由を明らかにするには、白ごま油うがいを現代まで伝えてきたインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」の考え方を理解するところからはじめなければなりません。
アーユルヴェーダの考え方

この「水」「風」「火」の3つはそのままの意味ではなく、その"もの"からイメージされるもののこと。例えば、「水」には重たく冷たいイメージがあり、「火」には熱いイメージがありますよね?もし、人のバランスが「水」に傾いているようならむくみや肥満になりやすく、「火」に傾いているようなら汗っかきになりやすいという風に考えられます。そして、身体のバランスが乾燥や冷たいイメージがある「風」に傾いてしまった時に白髪や抜け毛になりやすくなるのだといいます。
アーユルヴェーダによると、どんな人でも20代くらいから徐々に「風」のエネルギーの影響を受けはじめ、50歳を過ぎる頃には「風」が最も強い状態になるのだそう。そうなると全身乾いてしまいやすくなり、シワができたり間接が痛くなってしまったり等身体がどんどん"風化"していくようになると考えられています。通常はこういった状態は「年齢のせい」と考えますが、インドではエネルギーバランスの乱れによるものだと考えているというわけですね。
白ごま油うがいは「風」のエネルギーを弱くする!

白ごま油はアーユルヴェーダでは「火」に属します。ゴマ油を使用することで「火」のエネルギーが浸透して身体を温めてくれるため、身体を冷たく乾かす「風」の影響を抑えることができるとされています。
さらに、白ごま油うがいでは、うがい液を作る際に火にかけていきます。その一手間によってさらに「火」のエネルギーを強くすることができ、白髪や抜け毛対策に効果を発揮してくれるといいます。
インドだけじゃない!西洋医学でも認められている効果

リノール酸やオレイン酸といった血液をサラサラにしてくれ血行を促してくれる栄養素も含まれていますし、白ごま油に含まれている「ゴマグリナン」という成分には活性酸素を抑える働きがあることが分かっています。血行が改善されれば髪の毛にも栄養が行き渡りやすくなりますし、活性酸素を抑えることができればメラノサイトの働きや毛母細胞の働きの低下が防げたり頭皮の潤いやハリが失われにくくなったりといった効果が期待できます。
白ごま油は、じつは肌への浸透力も椿油やオリーブオイルなどよりも高く、ベタつきなくスーッと馴染んでいきます。それに加え「うがいをする」という行為は口の中に白ごま油を入れることになりますので、適度に栄養を摂取することが可能。
東洋でも西洋でも期待できる裏付けがとれている「白ごま油うがい」。実際に『薄髪・白髪に効く!「白ごま油うがい」/オレンジページ(2016年)』では9割近くの人がちゃんと本数を数えて減っているというデータが載っています。これは、期待が高まりますね。
3. 白ごま油うがいの方法
それでは、白ごま油うがいの方法を具体的にチェックしてみましょう!
白ごま油うがいをするタイミング

白ごま油うがいを行うのは、1日1~2回。ただ、効果があったという人のデータからは「回数が多いほど効果がある」ということはありませんでしたので、肩ひじ張って「2回やらなきゃ!」とならなくても大丈夫そうです。
朝か夕方に行うのがベストなタイミングです。この時間帯は身体が開いている状態なため白ごま油の「火」のエネルギーの影響を最も受けやすいとされています。白ごま油うがいをするのに最もNGなタイミングは夜間。夜寝る前などは身体が閉じてしまっているためエネルギーの影響は受けにくいとされています。気をつけましょう。
白ごま油うがいのやり方

白ごま油うがいは次のようなステップで行っていきます。
事前準備 白ごま油を作っておく
白ごま油うがいには上図のような「太白ごま油」を使います。太白ごま油はスーパ-などでも売られている白っぽく透明なごま油。このごま油を小鍋に入れて火にかけます。3ヶ月間は酸化せずに保存できるため一瓶まるまる入れてしまってOKですよ。
加熱中は蓋はせず、90度になったら火から下ろし濡れ布巾の上に置いてください。110度以上になってしまうと壊れてしまう栄養もあるため要注意。料理用の温度計があれば正確に測れますね。
そのまま、常温まで冷ましたら出来上がりです。煮沸消毒しておいた保存容器(瓶がおすすめ)に入れ、直射日光jが当たらない場所で保管してください。
ステップ1 白ごま油をスプーンで口に含む
白ごま油をティースプーンに注ぎ、そのまま口に含みます。
ステップ2 上を向き、ガラガラと喉を使ったうがいをする
上を向き口を開けた状態で、ガラガラと喉を使ったうがいをしていきます。喉全体に白ごま油が行き渡るように意識しながら30秒間行ってください、
ステップ3 前を向いて歯磨きの時のようなクチュクチュうがいをする
ガラガラうがいの後はそのまま口を閉じて前を向き、クチュクチュと歯磨きの時のようなうがいを30秒間行います。
ステップ4 口の中の油をティッシュに吐き出す
口の中の油をティッシュに吐き出します。吐き出した後に油の感じが気にならないという人はそのままで大丈夫ですが気になる場合は水で口をゆすいだりさ湯(白湯)を飲んだりすると良いですよ。
白ごま油うがいをする時の注意点
白ごま油うがいは、上記のように作っておきさえすれば短時間で毎日簡単にできます。
でも、実はいつでも誰でもしていいというものではありません。次のような人は体調が悪くなってしまう恐れがありますので避けるようにしましょう。
・ごまにアレルギーがあるという人
・「吐き気がある」「のどに痛みがある」など体調不良の人
・肌に赤みやかゆみ、炎症があるという人
アレルギーがあるという場合にはそもそも向かない白髪対策になりますが、体調不良や肌の調子がおかしいという場合にも悪化してしまう可能性があるため回復するまでは白ごま油うがいをするのは控えることをおすすめします。
また、ごま油をそのまま流してしまうのもNG。配水管の内側に付着してしまい、詰まりや嫌なニオイの原因になってしまうこともあります。必ずティッシュか、なければ新聞紙などでも構いませんのできちんとオフするようにしましょう。
4. 白ごま油うがいを試した人の反応は?

でも、実際に試してみようかな?と思った時に気になるのは『本当に効果があるの?』ということですよね。そこで、twitterの口コミを調べてみました。
友達に教わった白ごま油うがい。えずき半端ない…。私には無理かもー(;´Д`)
— allie (@akiacdcsz) 2017年11月27日
実際の効果以前に白ごま油うがいが苦手という人もいるようです。ただ、「はじめは辛かったけどすぐ慣れた」という声もありますので・・・。無理のない範囲で続けて判断するのがよいかもしれませんね。
なんか白髪がちらほら。ごま油うがいをしてから白髪を気にしたことなかったってことは効果があったからなのか⁉️ニックンペンミからウヨンソウルコン遠征の時にごま油持ち忘れてそれ以来うがいをサボってたからな。とある雑誌で白髪が生えないという記事読んでからやってた白胡麻油うがい。
— きっぷる (@kippul0430) 2018年3月13日
こちらは、実際に白髪への効果を実感しているという人のtwitter。実感が湧きづらい白髪の予防効果の貴重な口コミですね。
抜け毛、白髪対策にごま油うがいを続けてますが、なぜか髪ではなく、まつ毛がとっても増えてる👀
下まつ毛なんて数本ぱらぱらあるくらいだったのが、10倍位に増量。
上まつ毛もバッサバサ。#ごま油うがい
— かんかん (@kankantore) 2016年11月14日
白ごま油うがいは、「インドのアンチエイジング方法」といわれるだけあって、睫毛や髪の毛の抜け毛、ほうれい線や目元のシワなど様々な老化のサインに効果があるみたいです。
あの手この手ですが、アーユルヴェーダ的ごま油うがいをこの秋から始めていて、これがすこぶる良い。
起床したら太白ごま油を大さじ一杯口に含んで、しばらくゆすいで吐き出すだけ。
初めてうがいした時は、朝ご飯がとてもおいしく感じて無茶苦茶感動した。ごま油味的な美味しさじゃなくてね!
— 木下智恵 (@chiiiikob) 2014年10月30日
体質が改善されていく兆候として、「ご飯がおいしくなる」「よく寝られ、朝起きるのが辛くなくなる」「コリがなくなり、疲れにくくなる」などの実感があるそう。白髪対策だけでも嬉しいのに、これだけ効果があるならぜひ取り組みたいところですね。
喉の痛みはごま油うがいですっかりなくなり悪化はしなかった。クシャミはまだ継続中。来週は久しぶりに友達と会う機会が続くので、それまでに体調整えよう。食事はどこで食べようかなぁ。楽しみ♪
— ひゃく (@eri100) 2014年8月10日
白ごま油うがいをすれば、白ごま油のもつ保湿力のおかげで喉がしっとりと潤うのだそう。そのため、「声が出なくなった」という人にもおすすめなのだとか。また、口内炎にも効果的だといわれていて、twitterでもかなりの人が風邪や口内炎の時に白ごま油うがいをして治ったと話しています。この効果は本物かも。
5. 簡単にできる白ごま油うがいは、試してみる価値アリ!

以上、白髪対策で話題になっている白ごま油うがいについて、その効果や方法、口コミなどを見てきましたが、いかがでしたか?
1ヶ月わずか数百円ででき、一度うがい液を作っておけば1日3分もあれば取り組めます。自宅で簡単にできる上に、髪の毛やお肌、喉のアンチエイジングをまとめてできるなんて、素敵ですよね?
白ごま油はうがいをするだけでなくヘアオイルとして使用したりヘアマッサージをしたりしても効果が期待できるのだとか。取り組みやすい方法で実践してみましょう!
【本記事の要約】白ごま油うがいは、インドのアーユルヴェーダ医学に基づいた白髪対策の方法で、身体の「風」のエネルギーを抑え、「火」のエネルギーを高めることで髪の健康を促進します。1日1~2回、朝か夕方に太白ごま油を口に含み、30秒間うがいをする方法で行います。リノール酸やオレイン酸、ゴマグリナンなどの栄養成分により、血行改善や活性酸素の抑制に効果があるとされています。アレルギーや体調不良の人は注意が必要ですが、多くの口コミで白髪、抜け毛、まつ毛の改善や全身の若返り効果が報告されています。 |