この残暑から秋にかけては、夏に蓄積されたダメージが一気に表面化してきてしまい「パサつき」「枝毛」「切れ毛」などの症状がでてきます。
そして忘れがちな意外な盲点は、頭皮で体の中でも紫外線がたくさん降り注いでいる部位なのです。
この頭皮のケアを怠ってしまうと将来生えてくる髪の毛にまで影響を及ぼしてしまいます。
そこで今回は残暑から秋にかけてダメージを表面化させないためにもできるケアを詳しくご紹介させていただきます。
CONTENTS 1. 紫外線が頭皮や髪の毛に与える影響
2. どうしたら紫外線をカットできる?
3. 紫外線を浴びてしまいやすいシーン
4. 紫外線を浴びすぎてしまった後にできる対処法
5. 残暑や秋にかけてするべき頭皮ケア
6. まとめ
2. どうしたら紫外線をカットできる?
3. 紫外線を浴びてしまいやすいシーン
4. 紫外線を浴びすぎてしまった後にできる対処法
5. 残暑や秋にかけてするべき頭皮ケア
6. まとめ
1. 紫外線が頭皮や髪の毛に与える影響

顔などのお肌に紫外線はよくないと日焼け止めなどでしっかりガードしたり対策をする方は多いのですが、髪の毛や頭皮に対して紫外線予防をするという習慣の周知がまだ足りていません。
近年髪の毛や頭皮用の日焼け止めの種類も豊富になってきており、徐々には浸透しつつありますがまだ気をつけて取り入れている方が少ないのが実情です。
ではなぜ紫外線を浴びてしまうと頭皮や髪の毛にダメージを受けてしまうのでしょうか。そのメカニズムをご紹介していきます。
紫外線について…
紫外線はUV-AとUV-Bの2種類あり、UV-Aは波長が長く真皮まで通過してしまい内部に悪影響を与えます。反対にUV-Bは波長が短く表面の部分に悪影響を与えてしまう特徴を持ち合わせているのです。
UV-Bは髪の毛の表面をウロコ状にコーティングする形で、外的刺激から守る役割をしているキューティクルがダメージを受けてしまいます。そうすると髪の毛の表面の枝毛や切れ毛などのダメージだけではなく、内部の水分やメラニン色素を留めておけなくなってしまい、乾燥がひどくなり髪色も褪色してしまうのです。
頭皮のために気をつけなくてはいけないのがUV-Aの方です。UV-Aは波長が長く内部まで到達してしまい、健康的な髪の毛を作るための大切な毛母細胞にも影響を与えて元気な髪の毛が育まれなくなってしまいます。
地肌も顔などのお肌と同様に紫外線にあたると光老化してしまいます。また、紫外線による乾燥や炎症を起こしてしまい、かゆみやフケなどの皮膚トラブルを発症する可能性もあり、頭皮環境がどんどん悪化させてしまう原因になるのです。
紫外線の強い時期
紫外線は1年中休みなく降り注いでいるため対策は常にしておいた方がよいのですが、時期によって紫外線の強さが少し異なっています。夏の6〜8月がピークで日差しは強くなり、1年の中でもっとも対策を強化しなければならない季節です。
意外と気をつけなくてはならないのが、3〜5月です。過ごしやすい気候で紫外線が弱いと思われがちなのですが、真夏ほどではないですがかなり強い紫外線が降り注ぐ季節となります。
この時期に紫外線ケアを怠ってしまうと、真夏の紫外線も合わさって秋にはダメージを受けたボロボロの頭皮と髪の毛となってしまう可能性があるのです。
紫外線による日焼けの問題を日本皮膚科学会のページで解説していますので、ご覧ください。
日焼け Q2 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
2. どうしたら紫外線をカットできる?

お肌は日焼け止めを塗ればいいけれども、頭皮や髪の毛はどうやって紫外線から守ってあげられるのか疑問に思われる方も多いですよね。紫外線をカットする対処法をご紹介させていただきます。
頭皮・髪の毛用の日焼け止めを使う
お肌と同じように頭皮や髪の毛用の日焼け止めを使用して紫外線から守ってあげると効果的です。「頭皮に日焼け止めを塗るのは難しいのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、頭皮用の日焼け止めはスプレータイプになっていることが多く、ヘアセットをした後に簡単に使えます。
持ち運びに便利なサイズ感なので外出先でも塗り直しが楽にできます。最近では顔や体にも使える兼用タイプの日焼け止めも発売されているので、1本持ち歩いて置くと安心です。
帽子をかぶってガードする
外出する時で特に炎天下に長時間いる時にオススメなのが、帽子をかぶって物理的に紫外線を遮断してあげる方法です。帽子をかぶってしまえば頭皮に紫外線があたりにくくトラブルを防げます。髪の毛が出てしまう部分は帽子の中に入れるか、出ている部分に日焼け止めスプレーを一緒に使用するとカバーできます。
余裕のある方はUVカット率の高い帽子を選んであげるとさらに効果的になります。帽子のつばがしっかりとあるタイプのものですと、顔の日焼けも予防できるのも嬉しいポイントです。
日傘を取り入れる
手軽に紫外線をカットできるのが日傘です。紫外線をカットしたいタイミングや外にいる時にさすだけなので、とても簡単に紫外線から頭皮や髪の毛を守ることができます。傘もUVカット率の高いものがオススメです。
最近では男性も使うことも増えているようで、様々なデザインのものが発売されているので是非お好みの日傘を探してみてください。
3. 紫外線を浴びてしまいやすいシーン

つい油断して紫外線を浴びすぎてしまう注意すべきシーンもみていきます。
海やプールの水遊び
暑い夏には海やプールへ行って涼んだり遊びたいですよね。この時に紫外線に気をつけようと、はじめのうちは皆さん日焼け止めなどでしっかりと対策を行います。しかし、時間が経つにつれて紫外線の事が頭からぬけてしまい、日焼け止めを塗り直したりもしなくなってしまいます。
その結果帰る頃にはもう手遅れとなってしまうのです。海やプールで水に入るため、せっかく塗った日焼け止めが取れてしまいやすく、こまめな塗り直しが必要です。お肌の日焼け止めと同様に効果を維持するため、2〜3時間ごとに塗り直しをするとしっかりと紫外線をカットできます。
夕方の外出
日中の炎天下では紫外線が強く「予防しなくては!」と気をつけますが、夕方に外出する際はもう日が暮れるし大丈夫だろうと対策を怠ってしまいがちになります。日中よりも紫外線自体は弱くはなりますが、対策をしていないと影響がもろにでてしまうので注意が必要です。日が沈むまでは日焼け止めなど気を抜かずに対策してお出かけするように心がけてください。
室内の窓際
紫外線は外だけではなく、室内にも入り込んできてしまいます。とくに窓際は屋外の80%もの紫外線量と言われています。室内だからと安心していると気づかないうちに紫外線をたくさん浴びてしまっていることもあるのです。
家の中で紫外線対策をするのもなかなか大変ですよね。そんな場合はUVカットタイプの窓ガラスやカーテンなどを取り入れてあげると、入り込んだ紫外線も手軽にカットできるのでオススメです。
同じ窓際でも車などの場合はしっかりと日焼け止めなどでガードすると安心です。
4. 紫外線を浴びすぎてしまった後にできる対処法

どんなに気をつけていても、つい紫外線を浴びすぎてしまうこともあります。そんな時はその日のうちにアフターケアをしてあげると、ダメージも軽くなり回復も早くなる可能性が高くなるのです。
クーリング
紫外線を浴びすぎてしまった時は、頭皮が熱を持って炎症が起きている状態になります。そのままにしてしまうと乾燥やフケやかゆみにも繋がってしまうのです。
そんな時はまず頭皮にこもった熱を冷まして炎症を抑制してあげます。
・冷水・氷水などの水でタオルを濡らして軽くしぼり、頭皮にあてる。(特に頭頂部や分け目の地肌が見えている部分を中心にあてます)
・保冷剤などをタオルでまいて、そのまま頭皮へあてる。
・冷却スプレーなどを頭皮に馴染ませる。(炎症が強くしみたりする場合は別の方法で冷やしてください)
このような方法を使ってとにかく頭皮の熱を取り除きます。
洗浄力の優しい高保湿タイプのシャンプーで洗う
紫外線で炎症を起こしてしまって乾燥している時に、洗浄力の強いシャンプーで洗ってしまうとさらに乾燥してしまい、頭皮トラブルの原因となってしまいます。この時は洗浄力が優しい高保湿タイプのシャンプーで優しく洗い上げてください。
シャンプーをするときもガシガシ洗うのではなく、いつもよりも優しいタッチで洗ってこすりすぎないように気をつけます。この時に熱いシャワーを使ってしまうと逆効果なので、ぬるま湯でヒリヒリしみたりしない程度の温度に調整してあげることも大切です。
頭皮の保湿
普段は頭皮を保湿することはなかなかありません。しかし紫外線で炎症が起きてしまっているときは、この保湿がとても重要となります。
高保湿のシャンプーで洗っても皮脂を取りすぎないで洗うことはできても、水分補給をすることは難しいのです。
頭皮用のヘアトニックでもいいですし、低刺激な化粧水で代用することもできます。洗髪後に頭皮全体に馴染ませてあげて、潤いを補給してあげます。
5. 残暑や秋にかけてするべき頭皮ケア

残暑から秋にかけて紫外線の影響が出てきやすい時期に、少しでも被害を最小限にする方法もご紹介させていただきます。
頭皮マッサージ
夏に紫外線をたくさん浴びてしまった頭皮は思っているよりも、疲れた状態です。疲れが溜まってしまっていると、血流が滞ってしまい毛根に栄養が行かなくなり、健康的な髪の毛の成長の妨げにも繋がります。
そんな時には週に2〜3回でいいので、自分で頭皮のマッサージを行い血流を促してあげることが大切です。
1.頭皮全体にヘアトニックやオイルを馴染ませる。
2.親指を使ってこめかみを回しながら持ち上げるようにプッシュする。
3.フェイスラインに沿って両方の5本指をそえて、回しながら持ち上げるようにプッシュし、少しづつ後ろへずらしながら進んでいく。
4.両手の親指同士を使って、首の根元付近に圧をかける。
5.両手の親指以外の4本指を使い、後頭部を左右からグーッと圧をかけて血流を促す。
6.生え際の真ん中から頭頂部へ向かって、左右の人差し指で押し合い刺激する。
スカルプケア
自宅でできるスカルプケアを取り入れるのも有効なケアです。夏は紫外線でダメージを受けているのに加えて、皮脂の分泌も過剰になりやすい時期になります。そのまま放置してしまっていると毛穴の詰まりやフケ、かゆみとなり頭皮環境の悪化を加速させてしまう可能性があります。
美容室でヘッドスパを受けて血流の促進と夏に詰まった皮脂汚れの除去をしてもらうのも有効ですが、スカルプシャンプー&トリートメントを使って自宅でケアしても効果があるのです。
スカルプシャンプー&トリートメントは自宅のバスタイムで、夏の間に毛穴に詰まってしまった頭皮の皮脂や汚れを浮かせながら洗えるため、気になったタイミングですぐにケアができてしまいます。
そして手軽なので継続しやすいのもメリットで、週に2〜3回程度取り入れていただくと詰まりにくいキレイな毛穴を維持しやすくなります。
スカルプケアの基本!まずはシャンプーとコンディショナー選びから見直そう
6. まとめ

紫外線は肌だけではなく頭皮や髪の毛にまでダメージを与えてしまう厄介なものです。外に出ないわけにもいかないので、完璧に防ぐのはなかなか難しいですが、できる予防をコツコツと続けると、秋になっても目立ったダメージは出にくくなります。
もし紫外線をたくさん浴びてしまっても、その後のアフターケア次第で頭皮への負担を軽減してあげることができるのです。今回ご紹介したように自宅のシャンプーをスカルプシャンプー&トリートメントに変えるだけでケアができてしまいます。
スカルプシャンプーを使用する時に、頭皮マッサージを同時に行うと効率よくケアできるのでオススメです。これからの残暑に是非自宅のバスケアを取り入れてみてください。
例えば、綺和美のヘアケアシリーズは自然な洗い上がりでツンとした匂いもなくスカルプケアができるすぐれものです。
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頭皮のコンディションが気になる方も安心して毎日のヘアケアに活用できます。
ぜひ一度お試しください!
【本記事の要約】 紫外線が頭皮や髪に与える影響を中心に、残暑から秋にかけての頭皮ケアについて詳しく解説されています。紫外線によるダメージや予防方法、アフターケアに焦点を当て、読者に対して実践的なアドバイスが提供されています。
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