また、枝毛をじっくり見てみると稀に髪の毛が白く見えることもあります。この白いものは白髪なのか不安になったことがある人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、枝毛ができる原因や枝毛を防ぐ方法や改善する方法をご紹介します。枝毛に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
1.そもそも枝毛はなぜできるの?

髪が傷んでいると聞いたとき、「枝毛」を一番に思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。ここではまず、枝毛ができる理由をご説明します。
水分量の不足
枝毛の一番の理由は水分の不足です。水分が少なくなった髪はキューティクルが剥がれ、髪の毛の繊維が裂ける現象が起きます。
このキューティクルが剥がれるのには、毛先が折れたり縦に裂けたりとさまざまな種類があります。枝毛と一言にいっても、種類があるのです。
栄養不足
また、髪に栄養が少なくなると必然的にダメージを受けます。栄養不足の状態では頭皮に栄養を運ぶことができなくなるため、毛根部分のメラノサイトの活動を低下させます。
したがって、髪を元気にするためにはたんぱく質を積極的に摂取しましょう。食事はバランスよく取ることが基本です。
髪にいいからとたんぱく質ばかりを取るのはおすすめできません。また、過度なダイエットなどで栄養が偏るような食事の仕方も枝毛の原因となるので注意が必要です。
パーマやカラーリングなどのダメージ
ヘアカラーやパーマを頻繁にするのも、髪にはダメージを与えます。髪に薬剤を使うと枝毛の原因になるからです。
なぜなら、ヘアカラーやパーマは薬剤を使ってキューティクルを開き、そこに色を入れていきます。自然ではありえないことを無理やり行うのでダメージが強いのは必然となります。
また、ヘアカラーやパーマだけでなく日ごろからアイロンをよく使用する人も注意が必要です。髪のキューティクルは熱に弱く、一度ダメージを受けてしまうと髪は弱くなる一方で、痛みは進行していきます。
パーマやカラーリングの施術も、髪を守りたいなら控えることも大切です。
2.枝毛が白く見える正体とは?

枝毛をじっくり観察すると白く見える部分があります。これは、キューティクルが剥がれて髪の内部にあるたんぱく質がむき出し状態になっているからです。
キューティクルが剥がれて髪の毛の内部のたんぱく質が空気に触れると、髪に付着したままたんぱく質は固まります。この現象は、髪の傷み具合はかなり進行していないと起こりません。
逆に言えば、この現象を見つけると髪を切るしか対処法はなくなってきます。
3.枝毛の改善する方法

ここからは、枝毛を防いだり改善したりする方法をご紹介します。自分でできそうなものから試してみて髪を健康な状態に戻しましょう。
パーマやカラーの回数を減らす
まず、パーマやカラーを頻繁にしている人は、繰り返す期間を伸ばしてみましょう。また、カラーは毎回全体をカラーするのではなく、根元が目立ってきたら根元だけを染めるリタッチに変更してみるのもおすすめです。
縮毛矯正も強い薬剤を使用するので、短い期間で繰り返すのではなく半年~1年くらい間をあけると髪に与えるダメージは少なくなります。また、パーマやカラーをしたらいつも以上にトリートメントや美容液で髪に栄養を与えることを忘れないでくださいね。
濡れた髪にブラッシングやアイロンをしない
髪は濡れているときが一番ダメージを受けやすい状態です。したがって、濡れた髪にブラッシングをしたりアイロンやコテを使用するのは絶対にやめましょう。
また、お風呂上りに自然乾燥をする人もいますが髪は少しでも早く乾かした方がいいです。このとき、ドライヤーを近づけて高温で乾かすのも避けましょう。
髪は、濡れている状態と熱に弱いということを覚えておいてくださいね。
枝毛はカットする
枝毛ができてしまうと残念ながら元の状態に戻すことはできません。したがって枝毛の部分はカットするしか対処方はないのです。
カットせず放置すると、痛み具合はどんどん進行します。さらに、枝毛の部分だけでなくそこから5センチくらいまでは水分や栄養も足りていない状態です。
枝毛を見つけたからと自己流でカットするとこの部分を残してしまい、また枝毛ができることもあるので美容院などでプロにカットしてもらう方がきれいな髪に戻せるでしょう。
4.枝毛はダメージのサイン!内側から元気な髪を取り戻そう
枝毛があるのは髪に何らかのダメージが起きている証拠です。まずは、生活習慣やパーマやカラーなどの頻度を見直し、元気な髪の状態に戻す努力をしましょう。
さらに、髪をいたわるトリートメントや美容液で長期的に髪の内側からみずみずしい髪を手に入れると枝毛は防げますよ。
ぜひ、この記事を参考に自分ができる改善策から試してみてくださいね。
【本記事の要約】 髪のダメージが進むと、枝毛や切れ毛が現れることがあります。これらは、髪の水分不足やパーマ、カラーリングなど外的要因によるダメージが主な原因です。特に枝毛は、髪の水分が不足することでキューティクルが剥がれ、髪の繊維が裂けることによって発生します。また、髪に必要な栄養が不足するとダメージが進み、枝毛の原因となります。パーマやカラーリング、アイロンの使用頻度が高いと、髪が傷みやすくなるため注意が必要です。 枝毛をよく見ると、時に白く見える部分があることがありますが、これは髪の内部のたんぱく質がむき出しになり、空気に触れることで白く見える現象です。これは髪のダメージがかなり進行している証拠であり、早期に対処しないとさらに悪化します。 枝毛を防ぐためには、まずパーマやカラーリングの頻度を減らすことが重要です。特にカラーリングでは、全体を染めるのではなく根元だけをリタッチする方法を試してみましょう。また、縮毛矯正なども、間隔を空けて行うことをおすすめします。さらに、トリートメントや美容液を使用し、髪に必要な栄養を補うことも効果的です。 髪が濡れているときは最もダメージを受けやすいため、濡れた状態でブラッシングやアイロンを使うのは避けましょう。髪を乾かすときは、ドライヤーを髪に近づけすぎないようにし、高温を避けることが大切です。髪を早めに乾かすことは大事ですが、熱ダメージには十分に注意しましょう。 もし枝毛ができてしまった場合、最も効果的なのはカットすることです。枝毛を放置するとダメージが広がるため、早期に切ることが必要です。自己流でカットせず、美容院でプロに任せることをおすすめします。 枝毛は髪のダメージを示すサインです。生活習慣やヘアケア方法を見直し、パーマやカラーリングの頻度を減らすことで、髪を健康な状態に保つことができます。また、トリートメントや美容液で髪を内側からケアすることで、枝毛の予防が可能です。自分に合った方法でケアを始め、健康的な髪を取り戻しましょう。 |