脂漏性敏感肌って何? べたつく肌とうまく付き合う方法

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春から夏にかけて汗ばむ季節になると気になってくるのが、頭皮のベタつきやニオイです。春先は気温も上がりお出かけしやすい時期でもあるのですが、同時に湿度も上がってくるので頭皮が蒸れやすくトラブルを誘発してしまうケースもあるのです。
また、花粉も飛び始めるタイミングとも重なってしまうので、敏感肌の方は特に注意の必要な季節でもあります。脂漏性敏感肌のように頭皮に炎症を起こしてしまう前に、予防と対策を講じておくと安心ですよね。
そこで今回は脂漏性敏感肌についてから、頭皮に優しいケアまで詳しくご紹介させていただきます。

「過重な皮脂分泌」による頭皮トラブル



頭皮にも髪の毛にも一定の皮脂が必要で、自分で分泌した皮脂によって膜を張り、外的刺激や乾燥から保護する役割もあります。しかし過剰に皮脂が分泌してしまうと、頭皮に悪さをしてしまうようになってしまい、頭皮トラブルの原因とも繋がってしまうのです。頭皮トラブルは下記のようなものが挙げられます。

頭皮のニオイ


頭皮に皮脂は必要なものですが、過剰に分泌してしまうとその皮脂とフケなどを餌にしている常在菌が繁殖しすぎてしまい、頭皮のニオイの原因となってしまうのです。また皮脂が過剰に分泌してそのまま放置していると、皮脂が参加してしまいさらにニオイを増幅させてしまいますので注意が必要です。

頭皮のベタつきや炎症


皮脂の分泌は頭皮や髪の毛の保護という観点でも必要不可欠なものですが、分泌する量が多すぎてしまうと頭皮のベタつきや炎症の原因に繋がってしまいます。頭皮は元から皮脂の分泌量の多い部位のため、ベタついてしまうと清潔感もなく見えてしまいます。

毛穴の詰まり


皮脂の分泌が多い分、普通にシャンプーしているだけでは落としきれず毛穴に蓄積されていってしまうのです。そうすると皮脂が毛穴に詰まってしまい、髪の毛の成長の妨げとなってしまい抜け毛や薄毛へと繋がってしまう恐れもあるのです。

脂漏性皮膚炎


脂漏性皮膚炎は皮脂の多い部分によく現れる疾患で、頭皮もその一つとなります。皮脂を好む常在菌のマラセチア菌が繁殖してしまい、かゆみやフケや赤みなどの症状が現れると脂漏性皮膚炎が疑われます。
このような症状が現れたときには放って置くと悪化してしまうケースが多いので、ひどくなってしまう前に医療機関の受診をオススメします。
参照:かぶれ Q11 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

「バリア機能」を失わずに済む頭皮に優しい「洗い方」



頭皮はお肌と同様にバリア機能によって守られており、この機能が乱れたり失ってしまうと頭皮に刺激や炎症など様々なトラブルをもたらしてしまうのです。
そうならないためにも、普段のシャンプーのときは下記のような方法で頭皮を優しく洗ってあげるようにしてあげてください。
1.乾いている状態でブラッシングして、髪の毛の絡まりや頭皮の汚れを浮かせておく。
2.シャワーの温度を36〜38℃に設定しておき、地肌をすすぐようにたっぷりのお湯で時間をかけて予洗いをしていく。
3.シャンプーを適量出して地肌からモコモコな泡になるように、泡立てていく。泡立ちが悪いときは一度シャワーで流してからもう一度シャンプーを泡だて直す。
4.爪を立てずに指の腹を使って、力を入れすぎずに頭皮に指を軽く置くようなイメージで地肌を中心に洗っていく。
5.全体を軽く洗ったら一度シャワーで流していく。
6.もう一度シャンプーを適量出して地肌からモコモコになるように泡だてていく。
7.同じように頭皮を洗うようなイメージで、頭皮に沿わせながら優しく全体をしっかりとシャンプーして洗っていく。
8.すすぎ残しがないように、特に耳の後ろや首元や根本付近などを中心にシャワーで流していく。

シャンプーの選び方にも注意


シャンプーは選びきれないほどの種類がありどれを使ったらいいのか悩んでしまいますよね。なんとなく人気があるからと選んでいる方も多いのですが、実は市販のほとんどのシャンプーは洗浄力が強く頭皮のバリア機能を破壊してしまうほど余計に皮脂を洗い流してしまうのです。
頭皮のバリア機能を守るためにも選んで頂きたいシャンプーは必要な皮脂を残しつつ、余分な皮脂は洗い流してくれる洗浄力のもので、余分な添加物が配合されていないものがオススメです。
シャンプーの洗浄力は配合されている界面活性剤の種類によって変わってきます。身近なもので特に注意していただきたいのが、高級アルコール系の界面活性剤が含まれているシャンプーです。
高級アルコール系の界面活性剤は脱脂力がとても強く頭皮や髪の毛を守っている皮脂までも根こそぎ洗い流してしまいます。
一番オススメなのがお肌と同じ弱酸性のアミノ酸系の界面活性剤が使用されているシャンプーです。ある程度の皮脂や汚れは落としながらも、残しておくべき皮脂は残してくれる絶妙な洗浄力のシャンプーとなります。
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白髪が気になる人のシャンプーの選び方は?正しいシャンプーの選び方 

頭皮に優しい「乾かし方」で頭皮の「炎症」「湿疹」を抑える



ドライヤーの乾かし方一つでも頭皮に刺激を与えてしまう原因にもなってしまいます。ドライヤーは一般的なものでは100〜120℃もの高温になり、使い方やポイントを間違えてしまうと頭皮に炎症や湿疹のトラブルを引き起こしてしまうのです。
頭皮に負担をかけないためにも、毎日使用するドライヤーの使い方は是非マスターしておきましょう。
1.お風呂からあがったら、優しくタオルドライしてしっかりと水分を拭き取っておく。
2.アウトバストリートメントを中間から毛先を中心に馴染ませて、スカルプエッセンスを地肌を中心に軽くマッサージしながら馴染ませていく。
3.頭皮と髪の毛を保護できたら、ドライヤーを20〜30センチほど離して左右に軽く振りながら温風をあてる。
4.同じ部分にずっとあてないように注意しながら、地肌にドライヤーの熱をあてるようにして乾かしていく。
5.根本が大方乾いたら中間から毛先にもドライヤーをあてて乾かしていく。
6.全体の8〜9割が乾いたら、ドライヤーを冷風に切り替えて上から下へ向かってあてて仕上げていく。

スカルプエッセンスも習慣に取り入れてみて


スカルプエッセンスは頭皮の美容液的な役割のアイテムです。髪の毛ばかりに気が行ってしまいがちですが、頭皮のケアはこの先の髪の毛の状態を左右するほどの影響を与えてしまいます。
頭皮にスカルプエッセンスを定期的に使用してお肌に栄養を与えつつ、キメを整えドライヤーの熱や乾燥からも守ってくれます。頭皮のケアに力を入れると湿疹や炎症などのトラブルも防ぐ効果も期待できるので是非習慣として取り入れてみてください。

「無添加」+「天然植物エキス」の白髪染め



頭皮が敏感になってしまっている状態で白髪染めをすると、どうしても刺激になってしまい、頭皮トラブルの原因に繋がってしまう確率が高くなってしまいます。
だからといって白髪染めをしないのは見た目的にも難しいですよね。そんな場合にオススメなのが、頭皮やお肌に優しい処方の白髪染めシャンプーやトリートメントです。
同じような白髪染めシャンプーやトリートメントだとしても、配合されている成分によって、刺激や効果が全く違ってきてしまうので成分をよく確認するようにしてみてください。
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シャンプー コンディショナーがおすすめ


シャンプーとコンディショナーの白髪染めは、いつも通りにシャンプーとコンディショナーをするだけで、白髪に色素が定着し染まる仕組みの白髪染めとなります。シャンプーやコンディショナー自体に染料が配合されているので、自然な染まりあがりで馴染やすい特徴もあります。
商品を選ぶ時に着目して頂きたいのが、下記のような成分が配合されていないかチェックしてみてください。
・パラベン
・エタノール
・ジアミン
・石油系界面活性剤
・鉱物油
・着色料
このような添加物が配合されていると、頭皮にとって刺激になりやすい環境が整ってしまいます。特に脂漏性敏感肌の方は、少しの刺激でも炎症やかゆみや痛みの症状が現れやすくなってしまうため、成分にもこだわって頭皮にも気を使ってあげる必要があるのです。
シャンプーとコンディショナーどちらかの使用でも白髪は染まりますが、優しい染まりあがりのためムラになってしまうと、通常の白髪染めよりも白髪がキラキラと目立ちやすくなってしまいます。
それをカバーするためにも、できれば併用してより均一に白髪が染まるようにケアしてあげてください。またシャンプーに関してはアミノ酸系の洗浄成分のものがオススメです。
成分表にココイル〜やラウロイル〜の表記がある場合はアミノ酸系の界面活性剤が使用されているのでシャンプーとコンディショナーと白髪染めを併用しても頭皮や髪の毛の負担を最小原因に抑えられます。
天然の植物エキスも豊富に配合されていると髪の毛に潤いを与えたり、頭皮環境を整えてくれる作用のものまで様々なメリットがあるので植物の成分までチェックしてみてください。
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トリートメント


髪の毛のダメージや乾燥が気になってきたり、コンディショナーよりもう少ししっかりと着色させたいときにオススメなのが白髪染めトリートメントです。コンディショナーに比べて補修効果や保湿効果も高くなるため、頭皮や髪の毛を労りたいときにも有効です。
デイリーの使用ではシャンプーとコンディショナーを併用しつつ、スペシャルケアの位置づけとしてトリートメントを取り入れてあげる方法がオススメとなります。
選び方の基準としては、シャンプーやコンディショナーと同様に石油系界面活性剤やジアミンなどの添加物が配合されていないものがオススメです。植物エキスもカワラヨモギなどのようにかゆみやフケの予防してくれるものから、ユズ果実やカミツレ花のように潤いを与えてくれるものまであるので効能もチェックしておくとより効果的です。
白髪染めトリートメントも髪の毛の表面に対して色が着色するので、色持ちは通常の白髪染めよりも劣ってしまいます。しかし定期的な使用で新しく生えてくる白髪が、常に染まっている状態を維持しやすいので根本が目立ちにくいメリットもあります。
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まとめ



脂漏性敏感肌はケアを怠ってしまうと、一気に頭皮環境が悪化してしまう恐れがあります。普通の方よりも皮脂の分泌量が多く頭皮のお肌自体が敏感でデリケートなため、毎日優しく負担のかからないように意識しながら清潔に保つ必要があるのです。
シャンプーなど毎日使用するアイテムも、使い方や方法の工夫次第で自分でも簡単にケアできてしまいます。特に頭皮に刺激となりやすい白髪染めをする際は、できるだけ白髪染めシャンプーやトリートメントの方法を選んでみてください。
脂漏性敏感肌の方にオススメしたい商品が、綺和美の敏感肌用白髪染めカラーシャンプー、敏感肌用ダメージヘア用コンディショナー、敏感肌用白髪染めカラートリートメントの3つのアイテムです。
綺和美のシャンプーやトリートメントは合成化学物質が使用されておらず、無添加で低刺激の処方の高品質となっているので、頭皮や髪の毛への負担がとても軽いのです。
白髪染めは短い周期で定期的に使用しなくてはならない施術なためできるだけ、刺激を抑えておける点は敏感肌の方には必須の条件でもあります。頭皮環境を守りつつも白髪もケアできる優しいアイテムなので、是非一度お試しください。







【本記事の要約】


頭皮のベタつきやニオイは、過剰な皮脂分泌が原因の一つです。皮脂は頭皮を保護する役割もありますが、過剰な分泌は、頭皮の常在菌を増加させ、炎症やニオイを引き起こします。また、毛穴を詰まらせ、抜け毛や薄毛の原因にもつながります。頭皮トラブルを防ぐためには、頭皮を清潔に保つことが重要です。シャンプーは、頭皮に優しいアミノ酸系の洗浄成分が含まれたものを選び、丁寧に洗髪することが大切です。また、ドライヤーの熱から頭皮を守るため、低温で乾かすことも重要です。さらに、頭皮に優しい白髪染めを選ぶことで、頭皮への刺激を軽減することもできます。頭皮の状態に合わせて、適切なケアを行うことで、健康な頭皮を維持することができます。


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