女性だからといって薄毛にならないわけではなく、むしろ気になる前から定期的に意識してスカルプケアしておくとこの先の髪質にもいい影響を与えてくれるのです。
そこで今回は薄毛の原因からスカルプケアの必要性や方法まで詳しくご紹介させていただきますので是非最後までお付き合いください。
1. 薄毛の原因

薄毛の原因は一つではなくいくつかあります。
老化
老化すると女性ホルモンのエストロゲンが減少してきてしまいます。女性ホルモンのエストロゲンは髪の毛を抜けにくくする効果もあるため、減少してしまうと髪の毛が抜けやすくなってしまうのです。
また年齢を重ねると血流も悪くなりがちで、髪の毛の成長に必要な栄養が頭皮に行き渡らなくなってしまい細毛や抜け毛の原因にもなってしまいます。
生活習慣
生活習慣も薄毛の原因にもなってしまいます。食生活が乱れてしまうと髪の毛に必要な栄養が摂取できていないケースが増えてしまい、健康的な髪の毛が成長できなくなり抜け毛に繋がってしまいます。
過度なダイエットも女性ホルモンの減少に繋がる可能性があったり、脂質や糖質ばかり摂取していると頭皮の皮脂が過剰に分泌してしまうため、頭皮環境も悪くなってしまったりするので注意が必要です。
ストレス
人はストレスを感じると自律神経が乱れ、交感神経が優位となってしまいます。交感神経が優位な状態になると血管は収縮してしまい血流が悪くなってしまいます。その結果頭皮へ必要な栄養素を行き渡らせなくなってしまい髪の毛の健康を阻害してしまうのです。
間違ったヘアケア
毎日行うヘアケアが知らず知らずのうちに間違ってしまっていることもあります。そうなるとせっかくケアしているのに逆効果となってしまう可能性もあるのです。シャンプーのし過ぎやしなさ過ぎ、シャンプーの洗浄力が強すぎてしまったり強い力でもケアで頭皮や毛穴に負担がかかってしまいダメージを受けてしまったりと原因は様々あります。
産後の脱毛
女性の薄毛の原因で一時的に薄毛になってしまうパターンもあります。妊娠中の女性は女性ホルモンのエストロゲンがたくさん分泌されるため髪の毛が抜けにくくなり、普段であれば抜けてしまう髪の毛も抜けずに残るようになるのです。
しかし産後になるとエストロゲンの分泌が元に戻っていき、抜けるはずだった髪の毛が産後3ヶ月〜半年位から一気に抜け落ちていきます。これがよく言われる産後の抜け毛の原因となり、時間の経過とともに通常の状態に戻っていきます。
そのため一時的にたくさん抜けたタイミングのときには髪の毛が薄くなってしまうのです。これは女性ホルモンの作用で必ず元に戻るので心配はいりません。上手にケアしながらやり過ごしてください。
脱毛症 Q18 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
2. スカルプケアの必要性

女性には必要がないと思われがちなスカルプケアですが、女性にとってもスカルプケアは必須のヘアケアとなります。女性は髪の毛のトリートメントについ意識がいってしまうかもしれませんが、その髪の毛は健康的な頭皮があってこそ元気な若々しい髪の毛が生えてきてくれるのです。
スカルプケアは頭皮に詰まった皮脂や汚れを適切に取り除き清潔な状態を保つ効果と、マッサージで血流を促進させる効果が期待できるのです。普段から頭皮を清潔にいい状態を維持していると成長してくる髪の毛もハリコシがあり元気な髪の毛になり、成長してきても抜けにくいしっかりとした髪の毛が生えてきます。
スカルプケアを行うと得られる効果は以下のようになります。
・ベタつきを防ぎ、頭皮をきれいに保てる
・フケやかゆみが軽減する
・抜け毛が軽減する
・ハリコシがでてボリュームアップする
・ニオイが防げる
このようにスカルプケアを取り入れてあげると、様々な面からヘアケアの効果が期待でき薄毛のケアや美しい髪の毛を目指す方にも大切になります。
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3. スカルプケアの方法

スカルプケアとは頭皮のお手入れですが、実際には何をしたらよいのでしょうか。自分でもできるスカルプケアの方法をご紹介させていただきます。
正しいシャンプー
特別なスカルプケアも必要ですが毎日行うシャンプーのやり方一つでも頭皮環境に影響を及ぼしてしまうのです。一度正しいシャンプーを見直してみてください。
1.乾いた状態でクッションブラシを生え際にあてて、そのまま後ろへ向かってとかしていく。同様にして頭皮全体をとかしていき、汚れやホコリを浮かせブラシの刺激で頭皮の血流を促進していく。
2.シャワーを36〜38度に設定し地肌から洗うように、時間をかけて念入りにすすいでいく。
3.シャンプーを適量だして、地肌からモコモコに泡立てていく。油分や汚れが多いと泡立ちにくいため、その場合は一度シャワーで流してから再度泡立てていく。
4.頭皮全体を軽くシャンプーしたら一旦流していく。
5.もう一度シャンプーを適量出して、地肌からモコモコに泡立てていく。
6.両手を交互に動かしながら耳元から生え際にそって往復しながら洗っていく。
7.同じように動かしながら耳上から頭頂部を往復しながら洗っていく。
8.同じように耳後ろから頭頂部を往復しながら洗っていく。
9.同じように首の付け根の脇から頭頂部を往復しながら洗っていく。
10.耳後ろから反対の耳後ろまで片手でジグザグに動かしながら洗っていく。
11.今までの工程を生え際まで戻りながら洗っていき、生え際の真ん中に両手を重ねるようにそえて頭頂部まで洗っていく。
12.洗い足りない部分を重点的に洗っていく。
13.シャワーで耳後ろや首元に流し残しがないようにすすいでいく。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージをするタイミングはいくつかあるので、そのシーン別にご紹介させていただきます。
・シャンプーする時
1.シャンプーを地肌からモコモコに泡立てる。
2.こめかみに両手の母指球をあて、円を描くように刺激していく。
3.生え際に両手の指をそえて、引き上げるようなイメージで刺激していきそのまま頭頂部へ向かってずらしながら移動していく。
4.耳後ろに両手の指をそえて引き上げるようなイメージで軽く回しながら引き上げていき、頭頂部へ向かってずらしながら同様に移動していく。
5.首元に両手の親指をそえて、左右から押し上げるように圧をかけてほぐしていく。
6.生え際の真ん中の正中線に両手の人差し指をあて、左右交互に頭頂部へ向かってツボをプッシュしていく。
7.両手を使って刺激が足りない部分を中心にマッサージをしてほぐしていく。
8.いつも通りシャンプーをして流していく。
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・トリートメントを塗布する時
通常のトリートメントは毛穴に詰まり流し残しの原因にもなってしまうため、この時のトリートメントは頭皮用のスカルプトリートメントを使ってください。
1.シャンプーを流したら髪の毛の水分をしぼって、タオルドライで軽く水分をふき取っておく。
2.頭皮を中心にトリートメントをつけて全体に馴染ませていく。
3.生え際に両手の指をそえて、後ろへ向かって地肌から指を離さないようにしながらグーッと圧をかけるようにして動かしていく。同様にして全体的に刺激する。
4.首元の生え際に両手の指をそえて、地肌につけたまま頭頂部へ向かってグーッと圧をかけながら動かしていく。
5.少し放置して時間を置いてから、耳後ろや頭皮に流し残しがないようにシャワーで流していく。
・お風呂上がり
1.お風呂からあがったら髪の毛をしぼってタオルドライで優しく水分をふき取っていく。
2.髪の毛を分けながら頭皮に直接スカルプエッセンスを塗布し、全体につけていき指ですり込みながら馴染ませていく。
3.両手の指を広げてボールを持つように頭をつかみ、位置を変えながら全体的に刺激していく。
4.頭皮を軽く勢いよくつまむようにタッピングして頭全体をマッサージしていく。
5.中間から毛先にアウトバストリートメントを馴染ませていきドライヤーで乾かしていく。
・就寝前
1.寝ながら生え際から後ろへ向かって引っ張り上げるようにしながら刺激していき少しずつ移動していく。
2.両手の親指を耳の下におき、他の4本の指を側頭部にあてゆっくり円を描くようにほぐしていく。
3.顔を左側を向き右手を耳まわりにそえて、まわしながら刺激し上へ向かって少しずつずらしていく。
4.そのまま左を向いたまま首の後ろの生え際に右手をそえて、まわしながら頭頂部へ向かって動かしていく。
5.顔を反対の右側を向いて左手を耳周りにそえて、まわしながら刺激し上へ向かって少しずつずらしていく。
6.そのまま右を向いたまま首の後ろの生え際に右手をそえて、まわしながら頭頂部へ向かって動かしていく。
7.正面を向き両手で頭皮を包み込むように置き、凝り固まった部分を重点的に気持ちのいい位の力加減でほぐしていく。
スカルプシャンプー&トリートメント
スカルプケアで簡単に取り入れられるのがスカルプシャンプー&トリートメントです。いつも使用しているシャンプーやトリートメントの代わりに使うだけで頭皮のケアができてしまうのです。
通常のシャンプーのように使っても効果がありますが、同時に頭皮マッサージを行うとさらに効果的なのでオススメです。
ドライヤーの仕方
ドライヤーの使い方も間違ってしまっていると頭皮にダメージを与えてしまうため注意してください。
1.髪の毛の水分をタオルドライで優しくふき取る。
2.中間から毛先にアウトバストリートメントを馴染ませる。
3.目の荒いコームなどで分け目や絡まりを整えて、ドライヤーを根元を中心にあてて乾かしていく。一点に熱があたりすぎないように頭皮から20〜30cm離して左右にドライヤーを軽く振りながら乾かす。
4.根元がある程度乾いたら中間から毛先も乾かしていき8割ほど乾いたら冷風に切り替えて仕上げていく。
紫外線対策
頭皮は身体の中でも一番てっぺんにあるため紫外線の影響をモロに受けてしまいやすい部位となります。お肌と同じように頭皮も紫外線によって乾燥や炎症の原因となってしまいます。
外出で紫外線をたくさん浴びてしまいそうなときには、帽子でカバーしたり頭皮や髪の毛用の日焼け止めを使って紫外線から頭皮を守ってあげてください。
4. まとめ

スカルプケアは頭皮だけではなく将来成長してくる髪の毛に影響してくる女性にも大切なヘアケアです。髪の毛のケアはわかっても頭皮のケアは何をしたらよいのかわからない、スカルプシャンプーというと男性向けのものが多いのでは?と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。
近年では女性のスカルプケアの商品も幅広く発売されているため、頭皮と髪の毛のケアを一緒に行えたり香りも女性向けになっていたりするため以前よりも取り入れるハードルは下がったのではないでしょうか。
スカルプケアに迷ったら、綺和美のスカルプケアシリーズがおすすめです。女性向けのやさしい香りと成分で、頭皮と髪の毛のケアを効果的に行うことができます。
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頭皮環境を整えるためには特別なケアプラス毎日のシャンプーなどのケアを正しく行うことが何よりも大切です。自分が間違ったケアをしていないか確認しつつ、スカルプケアを上手に取り入れてみてください。
【本記事の要約】 女性にも薄毛や抜け毛の悩みは多く、普段からスカルプケアを意識することが重要です。薄毛の原因には老化や生活習慣、ストレス、間違ったヘアケアが関係しています。特に女性ホルモンの減少や血行不良が影響し、髪の成長を妨げることがあります。スカルプケアは頭皮の皮脂や汚れを取り除き、血行を促進させるため、健康な髪の成長を助けます。具体的なケア方法としては、シャンプー時に頭皮マッサージを行うことや、トリートメント時にスカルプトリートメントを使うことが効果的です。また、ドライヤーや紫外線対策にも注意を払い、毎日のケアを正しく行うことが大切です。女性向けのスカルプケア商品も増えており、手軽に取り入れやすくなっています。 |