毎日キレイにシャンプーをしてキレイに保っているつもりなのに、ニオイが気になったりフケがでてきてしまったりお悩みの方も多いのではないでしょうか。
「黒い服を着ると肩にフケが目立つ…」
「帽子を嗅ぐと匂う気がする…」
このように気にしだすと周りにも気づかれてしまわないかとても心配になってしまいますよね。そこで今回はニオイやフケの原因から正しい入浴時のケアまで詳しくご紹介させていただきますので是非最後までお付き合いください。
1. ニオイやフケの原因

頭皮からニオイやフケがでるのは何が原因なのかという点からご紹介させていただきます。
なぜニオイが出るの?
頭皮は外的刺激から保護するために、皮脂を分泌して頭皮を守るように作られています。身体の中でも最も皮脂腺が多いとされており、皮脂の分泌量も多い部位となるのです。髪の毛をシャンプーしても4〜5時間後には皮脂がまた分泌してくるため、お手入れをいい加減にしてしまうと皮脂が残ったり詰まったりしてしまいます。
皮脂が残ったり詰まってしまうと酸化していき、ニオイの元となってしまいます。また皮脂が過剰分泌してしまうと通常よりも皮脂が詰まりやすくなり、皮脂やフケを餌として増殖している菌も繁殖してしまいよりニオイが強くなってしまうのです。
このような原因は下記のようなものがあります。
・すすぎ残しがある
シャンプーでせっかくキレイにしてもすすぎ残しをしてしまうと、頭皮にシャンプー剤が残り雑菌や皮脂とも混ざり合い臭いニオイの元となってしまうのです。耳後ろや首元や髪の毛の毛量が多い方は根元付近に流し残しがしやすいので注意が必要です。
・シャンプーの回数が多い
ニオイが気になるからといってシャンプーを1日に何回もしてしまうと、頭皮に必要な皮脂までも取り過ぎてしまいます。そうなると頭皮が乾燥してしまい、頭皮が潤そうと機能して皮脂を過剰に分泌させてしまうのです。
シャンプーで皮脂を取り過ぎるとこのように逆効果となってしまい、洗浄力の強いシャンプーを使用するときにも同様の現象が起きてしまうため気をつけなくてはならないのです。
・食生活
脂っこい揚げ物や脂質の多いものばかり摂取してしまうと、頭皮の皮脂が過剰に分泌しやすくなります。そうなると毛穴に皮脂が詰まってしまい頭皮環境が乱れるだけではなく、ニオイの原因にまでなってしまうのです。バランスの良い食事も頭皮のニオイケアには必要不可欠です。
・汗をかく
頭皮も他のお肌と同様に汗をかきます。汗をかいてそのまま時間を置いてしまうと、皮脂を餌にして雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいニオイが発生してしまいます。夏場などは特に注意が必要で、サッとシャワーで流したりタオルでふくなど対策が必要となってくるのです。
頭皮環境の基礎知識について下記の日本皮膚科学会のページが役に立ちます。
脱毛症 Q18 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
フケって何?
フケとは古くなった頭皮が剥がれ落ちたものを指します。人の頭皮や肌は平均で約6週間かけて新しい肌に生まれ変わります。古くなった皮膚はフケや垢となり自然と剥がれ落ちてまた新たな肌に再生されていくのです。
このフケや垢は誰にでも起きている現象で、正常に機能している場合は剥がれ落ちた皮や垢は小さく目に見えない大きさのため、気になることはほとんどありません。しかし何らかの異常が発生してしまうと剥がれ落ちる量が多くなってしまったり、1つ1つのフケの大きさが大きくなってしまうため目立ちやすくなってしまうこともあるのです。
フケにはカサカサフケとベタベタフケの2種類のパターンがあり、特徴も異なっています。カサカサフケは白く細かい粉状のフケが出てくるタイプで乾燥している方に多く見られます。
ベタベタフケは白や少し黄みが入ったような色をしていることが多く、フケの大きさも大きめでベタついていたり粘度があるタイプのフケで脂性肌の方に多くなるのです。
フケの主な原因は下記のようなものがあります。
・乾燥
フケの原因で一番多いのが乾燥です。季節性の時期的な乾燥や保湿不足による乾燥、シャンプーのし過ぎや洗浄力が強すぎる事が原因の乾燥など、様々な要因がありますが、頭皮にはある程度の皮脂が必要なので取りすぎないケアを心がける必要があります。
・シャンプーやスタイリング剤のすすぎ残し
シャンプーの流し残しやスタイリング剤が髪の毛に残ってしまうと、毛穴が詰まってしまい頭皮のターンオーバーにも悪影響を及ぼしてしまいます。そうなると頭皮のベタつきやフケの原因となりベタベタフケに繋がってしまうのです。
・生活習慣
不規則な生活習慣や食生活の乱れ、ストレスなどが原因でも自律神経が乱れてしまったり、皮脂が過剰分泌してしまったりとターンオーバーを乱してしまいフケの原因となってしまいます。バランスの良い食生活や適度な睡眠など整った生活がフケを軽減させるためにも効果的なのです。
2. ニオイが出ているかチェック

ニオイが出てしまっているかどうか、自分のニオイは意外と気づきにくいものです。ニオイが出てしまっていると自分では気づかなくても、満員電車やエレベーターなど人が近づいたタイミングで気づかれてしまうこともあります。そこで自分のニオイは大丈夫なのか定期的に意識してチェックしておくと安心です。
・ドライヤーで乾かした時に匂う
お風呂上がりにドライヤーで髪の毛を乾かした時に後ろから前へドライヤーの風をあててみると、頭皮のニオイが風にのって臭ってきます。そのニオイを確認してみてください。
・頭皮を指の腹でこすって嗅ぐと匂う
自分で頭皮のニオイを嗅ぐのは難しいため、頭皮の地肌の部分を指の腹で擦ってみてそのニオイをチェックしてみてください。
・マクラや帽子がくさい
寝起きのマクラや被ったあとの帽子などのニオイをチェックしてみてください。ずっと頭皮に接しているとそのニオイも移ってしまうため、ある程度は匂うものですがあまりにもニオイが強い場合は注意が必要です。
一つでも当てはまる場合は頭皮のニオイ対策が必要な可能性があります。
3. ニオイやフケが出やすい人の特徴

ニオイやフケが出やすい方もいらっしゃるので、その特徴もご紹介させていただきます。
ジャンクフードが好きで食事のバランスの悪い方
ジャンクフードや揚げ物が好きで偏った食事をしている方は注意が必要です。脂質を多く摂取してしまうと頭皮から皮脂が過剰に分泌してしまい、ニオイや皮脂や詰まりの原因にもなってしまうのでバランスよくいろんな栄養素が摂取できるように改善が必要となります。
フケやニオイが気になるときには頭皮が炎症を起こしてしまっていたりトラブルが起きていることもあるためかゆみも伴うことがあるので、その場合は医療機関を受診して診断してもらうと安心です。
睡眠不足
普段から睡眠不足やストレスが溜まってしまっている方も、ニオイやフケが出やすくなってしまいます。睡眠不足やストレスを過剰に感じてしまっていると自律神経が乱れてしまい、血流が滞ってしまい新陳代謝が乱れターンオーバーが正常に行われなくなってしまうことがあるのです。
湯シャンをしている方
湯シャンとはシャンプーを使わずにお湯のみで汚れを落とす方法です。シャンプーの刺激や皮脂の取り過ぎに効果のある方法なのですが、皮脂が多いタイプの方など合わない体質の場合もあります。
その場合湯シャンのみだと皮脂が残りすぎてしまい、毛穴を詰まらせてしまったりニオイやターンオーバーの邪魔をしてしまう可能性もあるのです。湯シャンを取り入れる場合は、自分の肌の特徴や使い心地の様子を見ながら合っていそうなら取り入れても大丈夫なのですが、かゆみや違和感がある場合は他の方法に切り替えるようにしてみてください。
4. 入浴時の正しいケアとは?

頭皮のニオイやフケが気になる方は、まずは入浴の時のバスケアから見直してみることをオススメいたします。気をつけるべきポイントと合わせて正しい方法をご紹介させていただきます。
シャンプー
何気なく毎日しているシャンプーですが、地肌からしっかりと泡立てて皮脂や汚れを適切に取り除く必要があるのです。
1.乾いた状態でクッションブラシで生え際から後ろへ向かってとかす。全体に行き渡るようにして汚れやホコリを浮かせるようにしてブラッシングしていく。
2.シャワーを36〜38℃温度に設定して頭皮から洗うようにして、しっかりとすすぐ。この時に8割の汚れは落とせるとされているため、念入りに時間をかけてすすぐ。
3.シャンプーを適量出して頭皮からモコモコに泡立てて全体を軽めにシャンプーしていく。油分が多いと泡立ちが悪いため、その場合は一度シャワーで流してから再度泡立てる。
4.軽く洗ったら一度シャワーで流していく。
5.もう一度シャンプーを適量出して頭皮からモコモコに泡立てていき、しっかりとシャンプーしていく。途中で泡が消えたら泡立て直しながら洗っていく。
6.全体が洗えたら流し残しがないようにシャワーですすいでいく。耳後ろや首元、根元付近に残りやすいので注意する。
トリートメント
先程のシャンプーの後に続けて行って行きます。
1.中間から毛先を中心にトリートメントを馴染ませていく。頭皮付近につけてしまうと毛穴の詰まりや流し残しの原因となるため避ける。
2.少し時間を置いたらシャワーで流していく。すすぎ残しがないように念入りにすすぐ。
スカルプケア用のトリートメントがある場合は頭皮につけても大丈夫な場合もあります。
ドライヤー
濡れたままの髪の毛や頭皮は、水分が蒸発していきどんどん乾燥していってしまいます。そのためお風呂から出たら時間を置かずに速やかにドライヤーで乾かしてください。
1.髪の毛の水分をしぼりタオルドライで優しく拭き取る。
2.中間から毛先にアウトバストリートメントを馴染ませていく。
3.地肌や根元を中心にドライヤーをあて、乾かしていく。頭皮にドライヤーを近づけすぎると熱で乾燥しやすくなってしまうため、20〜30センチ程度離して乾かす。
4.ある程度乾いた段階で中間から毛先も乾かしていく。
5.8割程度乾いたら冷風をあてて仕上げていく。乾かしすぎると乾燥しすぎてしまうため注意する。
ちなみに、頭皮マッサージも頭皮環境の改善に効果的です。下記で詳しく説明していますのでご一読ください。
スカルプケアで大切な頭皮マッサージについて!具体的な方法を徹底解説
5. まとめ

入浴は毎日する方がほとんどですが、毎日入浴しているからといってきちんとケアして洗えているとは限りません。キレイにしているつもりでも頭皮からニオイが出てしまったりフケが出てしまったりとトラブルに見舞われてしまうことも少なくありません。
それは入浴時のケアが間違っていたり、ポイントを見逃していたりすることが原因のケースも多くあります。今回ご紹介させていただいた方法で頭皮ケアを意識したシャンプーなどの入浴時のヘアケアを心がけてみてください。
もしもそれでも効果が感じられない場合は、いつものシャンプーの代わりに週に2回ほどスカルプシャンプーを取り入れてみるのも効果的です。スカルプシャンプーは通常のシャンプーよりも頭皮の皮脂や毛穴の汚れも洗い流せるため、頭皮を清潔に保つ手助けをしてくれます。
具体的には、入浴時のヘアケアで効果を感じられないとお悩みの方には、綺和美のスカルプケアシリーズがおすすめです。このシリーズは、頭皮の皮脂と毛穴の汚れもしっかり洗い流しながら、必要な栄養を頭皮に補給します。
週に2回このスカルプシャンプーを使うだけで、頭皮環境が明らかに改善されることを実感できるでしょう。使い方も一般的なシャンプーと同じなので、すぐに習慣として取り入れることができます。
また、定期通販に新規登録すると、自宅にいるだけで継続して届けてくれるのでとっても便利です。
使い方もシャンプーと同じなので誰でも簡単に取り入れられ、使い続けると頭皮環境の改善にも繋がるのでオススメです。
【本記事の要約】 頭皮からのニオイやフケが気になる場合、その原因や予防方法を知ることが大切です。頭皮は皮脂を分泌して外的刺激から守る役割を持っていますが、皮脂が詰まったり酸化したりするとニオイが発生します。ニオイの原因としてはシャンプーのすすぎ残しやシャンプー回数が多すぎること、食生活や汗が影響することがあります。また、フケは古くなった皮膚が剥がれ落ちる現象で、乾燥やシャンプーのすすぎ残しが原因で目立つことがあります。ニオイが気になるかどうかをチェックする方法として、ドライヤーで乾かした時の臭いを確認したり、頭皮を指でこすって臭いを嗅ぐ方法があります。ニオイやフケが出やすい人の特徴として、偏った食生活や睡眠不足が挙げられます。頭皮のケアを見直すためには、正しいシャンプーやトリートメントの方法を実践することが重要です。シャンプーはしっかりと泡立てて汚れを落とし、トリートメントは毛先中心に使い、頭皮にはつけないように注意しましょう。さらに、ドライヤーで髪を乾かす際は、頭皮に近づけすぎないようにし、冷風で仕上げることが大切です。スカルプシャンプーの使用も効果的で、週に2回ほど取り入れることで、頭皮環境が改善される可能性があります。 |