また、近年「温活」という言葉も有名になりました。温活は、日常生活の中で体温を上げることを指します。
そこでこの記事では、冷え性の種類や白髪との関係、さらに温活におすすめの飲み物をご紹介します。冷え性や白髪に悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
1.冷え性にも種類がある

冷え性にはさまざまなタイプがあります。自分がどのタイプか知ることによって対策方法も変わってくるでしょう。
まずは、自分がどの冷え性のタイプかみてみましょう。
末端冷え型
冷え性のなかでも末端冷え性はよく耳にすると思います。末端冷え型は手足の指先が冷えた状態のことです。
比較的若い女性に多いですが冷え性のなかでは、症状としては軽めです。末端冷え型は、体温はそれほど低くないですが、生理痛や寝起きが悪いなどの症状が現れることもあります。
このタイプは、熱を作る筋肉が少ないことが原因のため、毎日湯船に浸かったり適度な運動を取り入れることで改善します。
下半身冷え型
末端冷え型の症状が少し進行すると、下半身冷え型になります。このタイプは文字通り下半身が集中して冷える状態です。
逆に上半身は冷えていないので自覚症状がない人もいます。下半身冷え型は、30代から少しづつ増え始めます。
血液の巡りが上半身にしか機能していないため、顔がほてりやすいのも一つの症状です。「下半身冷え型かも?」と思ったら、スクワットなどで下半身の筋肉を強化するといいでしょう。
内臓冷え型
冷え性が深刻になるのは、体の中で熱を作れず内臓から冷えてしまう内臓冷え型です。体は、内臓が冷えると表面に熱を持たせる力が働くため、自分が冷え性だと気づかない人も多いです。
このタイプは、平熱が35度台と低く風邪を引きやすいのが特徴です。下半身冷え型と同じく下半身の筋肉の強化に加えて、お腹を暖めましょう。
腹筋を鍛えれば、腹巻を巻いているのと同じくらいお腹が冷えにくくなりますよ。
全身冷え型
さまざまな冷えのタイプを長年放置すると、全身が冷えるようになります。ここまでくると、冷え性としては重症です。
末端の冷えだけでなく内臓から表面的な所まで常に冷えている状態。この状態を放置してしまうと、リウマチや乳がんなどになる可能性もあるので注意が必要です。
このタイプは、いつも温かい格好や日ごろから適度な運動、お風呂では湯船に浸かるなど新陳代謝を上げる努力が必要になります。これらのことを毎日続けることで、体質改善に繋がります。
ストレス冷え型
近年増えているのが、ストレスからくる冷えです。一見、ストレスと冷え性にどんな繋がりがあるのかと疑いがちですが、ストレスにより体が緊張状態になると血管が縮んでしまい血行が悪くなることで冷え症になります。
他にも、ストレスをため込んでしまうと、睡眠不足や集中力がなくなったり食欲不振になったりします。ストレスはできるだけため込まない方がいいので、自分なりのストレス発散方法を見つけておくのがいいですね。
寝る前のスマホを控えたりリラックスできる寝具にこだわったりして睡眠の質を高めるのもおすすめです。
2.冷え性と白髪の関係

ここまで冷え性についてご説明しました。冷え性は体のさまざまな部分に悪影響を及ぼします。
これはもちろん、白髪にも繋がります。冷え性の一番の原因は血行不良です。
血行不良になると、髪の毛の色素をつくるメラノサイトまで栄養が届きません。メラノサイトがうまく機能しないと、髪に色が付かず白髪となって髪の毛は生えてきます。
白髪は見た目も老けた印象になるので、できるだけ生えてほしくないですよね。また、冷え性も体のさまざまな部分に悪影響を及ぼすので改善したいと思います。
冷え症を改善できれば白髪の原因も少なくすることができます。加齢や遺伝が原因の白髪は対処することは難しいですが、冷え性などが原因なら改善できるのです。
3.温活におすすめの飲み物

冷え性には、日ごろから体を温めることが大切となります。近年、「温活」という言葉が有名ですが、これは日常の生活習慣や食事を見直して体温を上げることを指します。
ここからは、温活におすすめの温かい飲み物をご紹介しますので、ホッと一息入れてみてくださいね。
柚子茶
柑橘系の飲み物は、さっぱりしていて飲みやすいのが特徴ですが体を温める効果もあります。また、ビタミンCなど栄養もたくさん入っているので免疫力アップにも繋がります。
甘酒
甘酒は夏場によく飲まれますが、ホットドリンクでいつでも飲んでもらいたい飲み物です。じっくりと体を温めてくれて栄養も抜群です。
近年、手作りする人も増えているほど、大人女子に人気となっています。
ジンジャーティー
体を温める食材として有名なショウガ。体を温めるだけでなく、血液の巡りも良くしてくれます。
ショウガをすりおろして温かいお茶に入れるだけで、汗がでるほどじんわり体の内側から温まりますよ。
4.体の内側から温かくしてきれいな髪を手に入れよう
冷え性を改善するには、体を冷やさない生活を心がけるのが大切です。毎日シャワーだけで終わらせている人や冷たい食べ物や飲み物が好きな人は要注意です。
知らず知らずのうちに冷え性になっていて、白髪にも影響を及ぼしているかもしれません。まずは、体の健康のために内側から温まりましょう。
体が温まれば、メラノサイトの機能も活発になり栄養が髪の毛まで行き届くため美しくなりますよ。
【本記事の要約】 冷え性は女性に多く見られる悩みで、さまざまなタイプが存在します。自分の冷え性のタイプを把握することで、効果的に対策を講じることができます。例えば、末端冷え型は手足が冷えるタイプで、軽度な症状ですが湯船や適度な運動で改善できます。下半身冷え型は下半身が冷え、30代から増え始めるため、筋肉を強化することが有効です。内臓冷え型は内臓が冷えて体調を崩しやすいため、腹筋強化やお腹の温めが重要です。全身冷え型は体全体が冷える状態で、放置すると深刻な健康問題を引き起こす可能性があるため、新陳代謝を促進する生活が必要です。ストレス冷え型はストレスが血行不良を引き起こし冷えを助長するため、ストレスを軽減することが求められます。 冷え性は白髪の原因にもつながります。血行不良により、髪の毛の色素を作るメラノサイトに必要な栄養が届かず、白髪が生えやすくなります。冷え性を改善すれば、白髪の予防にもつながるため、早期の対策が重要です。 冷え性改善のために、「温活」という日常的な体温を上げる習慣が注目されています。温活の一環として、体を温める飲み物を積極的に摂取することが効果的です。例えば、柚子茶はビタミンCが豊富で免疫力アップにもつながり、甘酒は栄養を補給しながら体を温めます。また、ジンジャーティーはショウガの効果で血行を促進し、体内から温まることができます。 冷え性を改善するためには、冷たい食べ物や飲み物を避け、体を冷やさない生活を心がけることが大切です。温かい飲み物を摂取し、運動や湯船に浸かる習慣を取り入れることで、血行が良くなり、メラノサイトの機能も活性化します。結果的に、髪に栄養が行き渡り、健康で美しい髪を保つことができます。 |