毛髪の再生医療は、名称だけで効果や安全性が保証されるわけではありません。研究段階の説明、制度上の手続き、個別の治療としての有効性を分けて確認することが大切です。
「届出済み」と「効果が証明された」は同じではない
幹細胞、成長因子、培養上清などの言葉があっても、対象となる脱毛症、研究の方法、比較した治療、経過期間を確認する必要があります。「副作用なし」「永久に増える」といった断定は慎重に読みましょう。 [1] [2]
研究結果を読むときの四つの質問
研究が細胞、動物、人のどれを対象にしたものかを確認します。次に比較した条件、測った結果、完成品そのものを使った試験かを見ます。仕組みの発見は重要ですが、日常の使用で有効か、安全か、どれほど持続するかは別の検証が必要です。 [2] [3] [4] [1]
今日から見直すポイント
契約前に医師へ、期待できる結果の幅、既存の治療との違い、リスク、追加費用、途中でやめる条件を確認します。化粧品を併用すれば治療効果が高まる、と根拠なく結び付けないでください。
- 研究の対象が細胞・動物・人のどれかを確認する
- 比較条件と、何を測定したかを見る
- 研究内容と広告している製品が同じかを確認する
よくある質問
制度上の手続きがある治療なら、効果は保証されますか?
手続きの実施と、個人への有効性や安全性の保証は同じではありません。治療内容、根拠、リスク、費用を医師から説明してもらい、ほかの選択肢も含めて検討してください。 [2] [3]
参照資料
本文の基礎情報を確認するための資料です。研究の対象や条件と、個人への効果・製品の効能を分けて読むために掲載しています。
- 厚生労働省:再生医療について
- 米国国立衛生研究所(NIH):Aging melanocyte stem cells and gray hair
- 米国皮膚科学会(AAD):What causes gray hair?
- 厚生労働省:医薬品等の広告規制について