日本人はくせ毛が多い?割合・遺伝の読み方と髪質に合うケア

「日本人の70%がくせ毛」「両親がくせ毛なら90%の確率で遺伝する」という数値は、対象や調査方法を確認できる根拠がないまま使えません。くせ毛は髪質の一つで、必ず直すべき欠点ではありません。国籍や見た目の分類だけで判断せず、自分の髪の特徴と希望するスタイルからお手入れを考えましょう。

くせ毛と遺伝の関係

なぜクセ毛になるのか?

米国国立医学図書館のMedlinePlusは、髪の形や太さには複数の遺伝的要因が関わると説明しています。一般的なくせ毛を、ひとつの「優性・劣性」の組み合わせだけで計算するのは適切ではありません。家族で似ることがあっても、親の見た目から個人の確率を決めることはできません。[出典:MedlinePlus Genetics・髪質と遺伝]

同資料では、年齢、ホルモン、薬剤やパーマなど、遺伝以外の要因でも髪の特徴が変わることを挙げています。「頭皮がたるんで毛穴が曲がった」「栄養が届かない」という一つの説明で判断しないようにします。

日本人の割合をどう読むか

日本人のどれくらいの割合がクセ毛なのか?

割合を確かめるには、「くせ毛」の定義、調査対象、人数、測定方法が必要です。本人がうねりを感じるかというアンケートと、毛髪の形を測った調査は、同じ数字として比較できません。本記事では、日本全体を代表する割合として確認できない数値は示しません。

また、民族や肌の色を少数の型に分け、「こちらは純粋で美しいウェーブ、こちらは混ざっている」と評価することは適切ではありません。同じ集団でも個人差があり、優劣をつけるための情報ではありません。

髪の特徴の記録と相談

クセ毛のタイプ

美容室で伝えるときは、型の名前を自己診断するより、「生え際だけうねる」「濡れるとカールが出る」「毛先が切れやすい」のように具体的に説明します。乾いた状態と濡れた状態の写真、カラーや縮毛矯正の履歴があると相談しやすくなります。

なお、連珠毛は単なるスタイリング上のくせの分類ではなく、毛髪が数珠状に見え、折れやすくなるなどの特徴をもつ病態です。触った感じだけで判断したり、強い施術で整えようとしたりしないでください。切れ毛が多い、毛量が減るなどの変化は皮膚科へ相談します。[出典:MedlinePlus Genetics・連珠毛]

スタイルに合わせた選択肢

クセ毛の対処法
希望する仕上がりと相談すること
希望 選択肢と確認点
今のウェーブを生かしたい カットや整髪料、普段かけられるセット時間を相談する
一時的にまっすぐ見せたい ブローやアイロンの使用条件を確認し、過度な熱を避ける
縮毛矯正を検討したい カラーなどの施術歴、髪の状態、伸びた根元への対応を相談する
絡まりを減らしたい コンディショニングと、とかす力・道具を見直す

縮毛矯正が必ず半年~1年もつ、毎日のアイロンより必ず傷まない、という一律の比較はできません。施術内容と髪の状態で判断します。毛髪の補修と元の髪質を変えることも別なので、トリートメントを多く使えばくせが治るとは考えないでください。[参考:日本毛髪科学協会・毛髪の傷みとケア]

よくある質問

くせ毛なら必ずアミノ酸系シャンプーですか?

洗浄成分の分類だけでは相性は決まりません。頭皮の洗い上がりと毛髪の仕上がりを分け、全成分と使用方法を確認します。

急に髪質が変わったら、年齢のせいですか?

年齢だけで原因を決めつけないでください。抜け毛や頭皮症状を伴う場合は、使った製品・薬剤と変化の時期をまとめて医療機関へ相談します。

関連記事:トリートメントの成分と役割

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