つけたほうがいいというのはわかっていても
「それほど効果があるの?」
「毎日つけるのが面倒くさい…」
「トリートメントでベタつきそうで苦手…」
など様々な疑問もでてきます。しかし、結論から言うと洗い流さないトリートメントは美しい髪の毛を育むためにはなくてはならないものです。
そこで今回はトリートメントの効果から様々な使い方まで幅広くご紹介させていただきます。
CONTENTS
1.トリートメントの種類
2.洗い流さないトリートメントの効果
3.洗い流さないトリートメントの種類と特徴
4.洗い流さないトリートメントの使い方
5.効果的な洗い流さないトリートメントのつけ方
6.洗い流さないトリートメントを使う時の注意点
7.まとめ
1.トリートメントの種類

トリートメントは大きく分けると2つの種類に分類されています。
アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)
アウトバストリートメントとはお風呂場で使うものではなく、お風呂上りのドライヤーの前に使用する洗い流さないタイプのトリートメントになります。
お風呂の外=アウトバス
とそのままの意味なので覚えやすいですね。
インバストリートメント(洗い流すトリートメント)
インバストリートメントとはアウトバストリートメントと反対に、お風呂場で使う洗い流すタイプのトリートメントになります。
インバストリートメントの種類はいくつかあり、それぞれ特徴が少し異なります。
・ヘアマスク…集中型の高保湿タイプのトリートメントで、インバストリートメントの中で一番補修効果の高いものになります。毎日使用するのではなく、週に2〜3回の使用を推奨する商品が多いです。
・コンディショナー…髪の毛の表面を保護して内側の保湿を補ってくれるものです。コンディションを整えてあげる役割があり、トリートメントとリンスの中間的な仕事をします。
・リンス…髪の毛の表面の保護をする役割を担っています。髪の毛の表面をなめらかにして、キューティクルを保護してくれます。トリートメントやコンディショナーのように髪の毛の内部まで保湿する事はできません。
髪の毛への補修力の強さの順に並べると下記のようになります。
ヘアマスク→トリートメント→コンディショナー→リンス
2.洗い流さないトリートメントの効果
洗い流さないトリートメントは主に濡れている髪の毛に塗布してあげることで、ドライヤーの熱や摩擦から髪の毛を保護してくれる役割があります。濡れた状態の髪の毛は特に摩擦や刺激に弱く、ダメージを受けてしまいやすい状態にあります。
乾いた後も髪の毛同士の摩擦や、寝具との摩擦、紫外線や乾燥など様々な要因でダメージを負ってしまいます。そこで、様々なダメージ要因から保護してくれるのも洗い流さないトリートメントの効果でもあるのです。
シャンプーの後になにもつけないで乾かしてしまうと、乾燥や絡まりの原因となってしまいます。ドライヤーの熱によって髪の毛の内部の水分まで奪ってしまうからです。
この現象を防ぐためには洗い流さないトリートメントを塗布してあげるしかないのです。
3.洗い流さないトリートメントの種類と特徴

洗い流さないトリートメントと一言で言っても、その種類はいくつかありますのでご紹介していきます。
オイルタイプ
一番メジャーなのが、オイルタイプの洗い流さないトリートメントです。オイルタイプはドライヤーの熱や乾燥から守る力が強いのが特徴です。髪の毛のダメージを防止する効果が高く、髪の毛1本1本をコーティングしてカバーしてくれます。
髪の毛の内部を補修というよりも周りからアプローチをしてくれるタイプなので、ツヤが出しやすく指通りもよくなります。
オールマイティーなので様々な髪質に対応でき、オイルタイプの中でも「しっとりタイプ」「サラッとタイプ」のようにオイルの重さを選べるものも多いので、自分の髪質に合わせてつかいやすくなります。
オイルは高保湿なものが多いのでつけすぎてしまうと、ベタついたり重みでボリュームがなくなってしまったりと失敗もしやすいので適正量に注意が必要です。
ミルクタイプ(クリームタイプ)
ミルクタイプの洗い流さないトリートメントは乳液状になっていて、しっとりした質感が特徴になります。髪の毛の内部の補修効果も高く、油分と水分のバランスもいいのでうるおいをチャージしたい時に有効です。
オイルタイプに比べて熱から保護する力が弱まってしまいますが、水分が足りず乾燥がひどい方にはオススメです。
ミストタイプ
スプレー式でシュッと手軽に使用できるのが、ミストタイプの洗い流さないトリートメントです。他のタイプのトリートメントよりも軽い質感のものが多く、ハリコシがなく髪質が細くボリュームがでない方に特にオススメです。
乾燥やダメージがヒドイ場合は、ミストタイプだけでは油分や水分が不足してしまう可能性があります。そんな時は他のトリートメントと併用するなど工夫が必要となってきます。
4.洗い流さないトリートメントの使い方

洗い流さないトリートメントはどんなタイミングで使うといいのでしょうか。様々な使い方をご紹介していきます。
ドライヤー後や就寝前の乾燥予防に保湿
ドライヤーで乾かした後に洗い流さないトリートメントを半プッシュほど、中間から毛先に馴染ませてあげるとまとまりがよくなりキレイに仕上げることができます。また、就寝前に半プッシュほど馴染ませて保湿してから寝ることで、次の日の寝癖がつきにくく寝ている間の摩擦も防ぐことができ、朝のスタイリングがしやすくなります。正しいドライヤーの使い方をすれば相乗効果です。
朝のセットの仕上げに
朝、髪の毛をキレイにセットしてその仕上げに洗い流さないトリートメントを馴染ませてあげると、静電気や紫外線など外的刺激から髪の毛を守ることができます。同時に保湿もできるので広がりやパサつきも防いでくれます。
ワックスやバームに混ぜてスタイリング剤として
洗い流さないトリートメントとしてだけではなく、スタイリング剤として使用することもできます。ワックスやバームに少し混ぜてから使用することで保湿力がアップしたり、濡れ感を演出したい時にも効果的です。
バームはトリートメントの部類に入るので、普段ワックスが苦手な方にもオススメでワックスよりもホールド力は劣りますが、まとまりや束感を出すことができるので女性に特にオススメな組み合わせになります。
アイロンやコテの前に
アイロンやコテの前にトリートメントをつけることで巻きがキープしやすく、スタイリングがしやすくなります。高温や摩擦でダメージを与えやすいアイロンやコテですが、トリートメントが保護して守ってくれるので安心です。
トリートメントの全てがアイロン前に使えるわけではなく、通常のトリートメントでは使用ができないものもあります。
耐熱タイプの専用のトリートメントなのか確認してから使用するようにしてください。
外出先での乾燥対策
外出先で冬の乾燥がヒドイ時や、暖房や冷房でパサつきが気になることがあります。そんなときには、洗い流さないトリートメントを毛先につけてあげるだけで、ツヤを復活させて乾燥やパサつきの対策をすることができます。
持ち運びができるようにトラベルサイズの商品も発売されていたりするので、ポーチに忍ばせておいてあげると安心です。
5.効果的な洗い流さないトリートメントのつけ方

洗い流さないトリートメントの活用の仕方はたくさんありますが、一番効果を感じられるのはドライヤー前に馴染ませてあげる方法です。そこで効果を最大限活かすことのできるつけ方をご紹介させていただきます。
1.お風呂上りにやわらかいタオルで、地肌から毛先までしっかりと水分をふきとります。この時は髪の毛が濡れている状態なので強くしてしまうと、摩擦でキューティクルにダメージを与えてしまうので、やさしく丁寧に扱ってください。
2.洗い流さないトリートメントを適量出したら、手のひらをこすり合わせて伸ばしてから髪の毛に馴染ませていきます。手のひら全体に広げることによってムラなくつき、手の温度で馴染ませやすくなります。
3.中間から毛先を中心に揉み込むように馴染ませてください。顔周りや毛先はダメージが出やすいので念入りに馴染ませます。
4.手のひらに残ったトリートメントを前髪に軽めにつけます。つけすぎない程度で大丈夫です。
5.馴染ませ終わったらクシで全体をとかして、さらに1本1本トリートメントを行き渡らせていきます。目の細かいクシですと摩擦や絡まりの原因となるので少しあら目のクシがオススメです。この一手間で乾かした後の仕上がりが格段にに変わってきます。
6.根元を中心にドライヤーをしていきます。温風の強風で20cmほど離して、地肌や内側を先に乾かすように風をあてて下さい。
7.8割程度乾いたら弱の温風で中間から毛先にも風をあてていきます。毛先を乾かし過ぎてしまうとオーバードライとなってしまうので注意してください。
8.最後に冷風で上から下に向けて風をあてることで、キューティクルの向きをそろえてあげると、形をキープしやすくツヤの出る仕上がりとなります。
9.乾かし終わったら洗い流さないトリートメントを半プッシュ毛先に馴染ませてと整えます。
使用量
洗い流さないトリートメントは適正の使用量が決まっています。トリートメントの種類や髪の毛の量やダメージによっても変わってくるのですが、基本的な目安は下記のようになります。
ショート…0.5〜1プッシュ
ミディアム…1〜2プッシュ
ロング…1.5〜3プッシュ
この目安で使用してみて足りなかったら足すようにして調整してみて下さい。
6.洗い流さないトリートメントを使う時の注意点

髪の毛を保護してくれて、美しい髪の毛を守るために心強いトリートメントですが、使用する時に気をつけなくてはならないポイントもあります。
つけすぎない
髪の毛にいいからといって、適正の量よりもつけすぎてしまうと、ベタつきやボリュームダウンの元となってしまいます。保湿力の高いものも多くつけすぎてしまうことで、髪の毛に蓄積されてしまいビルドアップの原因にもなりかねないのです。
つけすぎるとシャンプーで落としきれずに髪の毛の表面に蓄積されて重たくなってしまい、カラーリングで染まりにくくなってしまったりと弊害もあります。
根元は避ける
頭皮は元から皮脂で守られているためベタつきやすい部分です。トリートメントを根元付近につけてしまうとさらにベタつきやすく、トップの髪の毛がペタッとしやすかったりボリュームが出にくくなってしまうので注意が必要となります。
7.まとめ
洗い流さないトリートメントはきちんと使用すれば、健康的な髪の毛を育む手助けをしてくれる頼りになるアイテムです。使い方も簡単なので取り入れない手はありません。自分に合う洗い流さないトリートメントを探してみましょう。
髪の毛は摩擦や乾燥など外的刺激から守ることで美しい状態をキープすることができるのです。そのためにも保湿力の高いシャンプー、トリートメントを併用してベースの状態を整えてあげることで、その後の流さないトリートメントの効果も十分に発揮できるようになります。
今回ご紹介したポイントを参考にぜひ取り入れて、うるおいのある艷やかな髪の毛を手に入れましょう。
【本記事の要約】 洗い流さないトリートメントは、美しい髪を保つために必要不可欠なアイテムであり、毎日の使用を勧められることが多いです。この記事では、洗い流さないトリートメントの種類や効果、使い方、注意点について解説しています。まず、トリートメントには「アウトバストリートメント」と「インバストリートメント」の2種類があり、アウトバストリートメントは髪を乾かす前に使用する洗い流さないタイプです。このトリートメントの主な効果は、髪の毛を乾燥や摩擦、紫外線などのダメージから守ることです。また、オイルタイプ、ミルクタイプ、ミストタイプの3つに分類され、それぞれが異なる特徴と使用感を持っています。洗い流さないトリートメントは、ドライヤー後や寝る前、スタイリング時にも活用でき、髪のダメージを最小限に抑えることができます。使用量やつけ方も重要で、適切な量を使い、髪全体に均等に馴染ませることが求められます。注意点として、トリートメントをつけすぎないことや、根元につけないことが挙げられています。正しく使用すれば、髪を保護し、美しい髪を育てる手助けになることが強調されています。 |