白髪をシャンプーとコンディショナーとトリートメントで染めると良い理由は、美しく染まり心まで澄んでいくから

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白髪染めをすると髪が傷むイメージをお持ちの人も多いと思います。髪のダメージを気にする人は、白髪用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントなどで染める人もいます。ツンとしたニオイがしないから、いいですね。
白髪染めで白髪を染めるより、シャンプーやコンディショナー、トリートメントで染める方が髪にやさしいのはなぜなのでしょうか。
詳しくご紹介したいと思います。

1.シャンプー・コンディショナー・トリートメントそれぞれの特徴


シャンプー・コンディショナー・トリートメントそれぞれの特徴
まずは、シャンプー・コンディショナー・トリートメントそれぞれの特徴を説明します。それぞれ、役割があるので、うまく使い分けることが髪の健康を守るためには必要です。

シャンプーの特徴と役割


シャンプーは多くの人が毎日使っていると思います。髪の毛を洗浄するのに欠かせません。
しかし、シャンプーの役割は洗浄だけではないのです。シャンプーの語源は、サンスクリット語の「マッサージ」という意味だと言われています。
つまり、髪を洗うだけでなく、正しくは頭皮マッサージをしながら頭皮の汚れを落とすのが正しいとされているのです。
また、ひと言にシャンプーと言っても、成分などで分類するとさまざまな種類があります。頭皮の健康や髪の健康を気にする人は、ノンシリコンシャンプーやオーガニックシャンプーを選択する人が多いです。
近年では、ほかにもアミノ酸系やオイル系なども一般的に知られるようになりました。
シャンプーは自分が希望する効果によって選ぶといいでしょう。例えば、傷んだ髪を修復したいならダメージケアシャンプーやオイルシャンプー、保湿効果を期待するならオイルシャンプーやノンシリコンシャンプーがおすすめです。

コンディショナーの特徴と役割


コンディショナーは髪をダメージから守るための役割が大きく分けて3つあります。
まず、髪の表面をコーティングして外部の刺激から守ってくれます。また、シャンプー後はキューティクルが剥がれやすくなっており、ダメージを受けやすいのです。コンディショナーは、髪が濡れて傷みやすいときでも、髪の内部の成分が流れ出ないように働いてくれます。
次に、髪を保湿してくれる役割です。シャンプー後は、髪の汚れを落とすだけでなく、余分な皮脂や髪に必要な潤いまでも洗い流してしまいます。
そのため、コンディショナーで、潤いが少なくなった髪に潤いを与えてくれるのです。
最後は、髪の乾燥を防ぐ役割です。水分がなくなった髪は乾燥し、パサつきやうねりの原因になります。
コンディショナーの働きによって、髪の水分が蒸発するのを防ぐのです。

トリートメントの特徴と役割


トリートメントは、コンディショナーと違いがないと思っている人もいるかもしれませんが、じつは違います。コンディショナーは、髪の表面を保護してキューティクルを整えてくれます。
一方、トリートメントは髪の毛の内部に成分を浸透させ、傷んだ髪を補修してくれるのです。
また、トリートメントには洗い流すタイプと洗い流さないタイプがあります。自分の髪にあったトリートメントを使用すると効果は高くなります。

洗い流すトリートメント


洗い流すトリートメントは、髪にトリートメントを馴染ませて浸透させてから洗い流します。髪の内部にしっかり浸透させることで傷んだ髪を補修するのです。
また、髪の表面もケアできるため、効果の持続性に期待できます。

洗い流さないトリートメント


洗い流さないトリートメントは、トリートメントを浸透させた後、洗い流すことはありません。そのため、髪の水分をしっかり取り除いてから、トリートメント剤を馴染ませます。
ダメージの補修ができるだけでなく、外部からの刺激からも守ってくれるのが特徴で、洗い流す手間もないため手軽さも人気です。

2.白髪染めのデメリット


シャンプー・コンディショナー・トリートメントそれぞれの特徴
白髪染めが傷みやすいと言われているのにはいくつか原因があります。詳しく説明します。

①自分で染めると色ムラになりやすく後ろも染めにくい


白髪染めのカラー剤は、均一に塗ればきれいに染まるというものではなく、髪の状態や放置時間などによって染まり具合が異なります。自分でカラー剤を塗布すると、どうしても均等にするのも難しいです。
また、後頭部など場所によっては手探りで塗布していくしかありません。塗布する量にムラがあると、放置時間によっては明るくなりすぎるなど差が出てしまうケースもあるのです。
セルフで白髪染めをするのは、美容師でも難しいと言われています。

②髪へのダメージが大きい


白髪染めを自分で行う場合、白髪が目立つ根元だけカラー剤を塗布するのは難しいです。多くの人は、すでに染まっている毛先のほうまで薬剤を塗布してしまうでしょう。
すると、重ねづけされた部分はダメージが蓄積されて傷みやすくなります。また、ムラに塗布していると、傷み具合もムラになってしまうため、その部分はパーマがかかりにくいなどの影響も出てくる可能性があるのです。

3.白髪染め用のシャンプー・コンディショナー・トリートメントのメリット


白髪染め用のシャンプー・コンディショナー・トリートメントのメリット
白髪染めを使用すると髪が傷みやすいなどのデメリットがあることがわかりました。そこで、シャンプーやコンディショナー、トリートメントを白髪用のものに変更するとどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

①入浴時に手軽に使用できる


白髪染めは、放置時間が必要なため入浴時に同時に行うことはほとんどできません。しかし、白髪染め用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントを使用すれば、いつものシャンプーの時間に染められます。
また、カラー剤の色が肌や服などに色移りする心配もないので、事前にケープを巻いたり薬剤の調合をしたりする手間も必要ありません。もちろん、素手で触ることも問題ありません。
シャンプーの後にわざわざビニール手袋を準備する必要ありませんし、普段通りの髪の洗浄で白髪対策ができるので手軽に使用できるのです。

②放置時間が短い


白髪染めの場合、塗布した後の放置時間はだいたい20~30分です。しかし、白髪染め用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントではそこまで放置時間は必要ありません。
長くても10分程度放置すれば浸透するため、少し湯船に浸かりながら過ごせます。
白髪染めは、事前の準備も大変なので毎日忙しく、染めるのに長時間かけられないという人には続けやすいのではないでしょうか。

③色ムラの心配が少ない


白髪染めをセルフでする場合、塗布量や塗り残し、放置時間の具合によっては色ムラを起こす可能性があります。とくに、初めて白髪染めをセルフで行う人は失敗してしまうケースが多いです。
また、「選択した色が自分の思っていた色と違う」「根元だけ染めたかったのに全体的に染まってしまって境目が目立ってしまった」などの失敗例もよく耳にします。せっかく白髪対策をしたのに、不自然な仕上がりだと意味がありません。
しかし、白髪染め用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントは一気に白髪を染めるのではなく使うたびに少しずつ色が入っていくものが多いです。したがって、色ムラなどの心配もなく、周囲にも染めているのがバレにくい仕上がりになります。
日常的に使用していれば、白髪が目立つことも少ないでしょう。

④ダメージが少ない


一般的な白髪染めは、強いアルカリ成分で一度キューティクルを破壊し、そこに色を入れます。そのため、髪はダメージを受けやすく痛みの原因になります。
一度の白髪染めで、一気に染まるのは魅力的ですが、ダメージによるパサつきや乾燥といったトラブルも起きやすくなるのです。しかし、白髪染め用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントならキューティクルを傷つけることなく、染色成分が髪の表面に着色するだけなので髪が傷む心配はありません。
また、強いアルカリ成分などを使用していないため、低刺激のものが多く、パッチテストなどが必要ない場合が多いのも特徴です。白髪染めでは、アルカリ成分・染色成分が強い分だけ、かぶれやアレルギーが起こる心配があるため、必ず使用前に「パッチテスト」というかぶれ・皮膚アレルギー試験を行う必要があります。
そのため、肌が弱い人や頭皮が弱い人などには手に取りやすい白髪対策の一つと言えます。

4.きれいに染めたいなら併用するのもおすすめ


白髪染めにも、白髪染め用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントにもそれぞれメリットデメリットがあります。それぞれの特徴をよく理解して使い分けるのがおすすめです。
白髪染めばかり使用すると、やはり髪へのダメージは避けられません。白髪染めばかり使用する人も、定期的にトリートメントなどでケアすることが大切です。
白髪用のシャンプーなどは、少しずつ染めるのには適したアイテムですが、白髪の量が比較的多いと染まり具合が物足りないと感じる人もいるかもしれません。
そのため、白髪シャンプーなどは、白髪が気になり始めたら早めに使用開始するのがおすすめです。

5.白髪染め用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントを上手に使うコツ


白髪染め用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントを上手に使うコツ
最後に、白髪染め用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントを上手に使うコツをご紹介しますので、使う際にはぜひ参考にしてください。

①乾いた髪に使う


白髪染め用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントは濡れた髪でも使用できますが、乾いた髪に使用するとより効果的です。
また、シャンプー後など一度濡らした髪に使用する場合でも、できるだけタオルドライで余分な水分を取ってから使用するのが成分が濃いまま浸透するのでおすすめです。

②ケチらずたっぷり使う


一般的なコンディショナーは、痛みが激しい毛先を中心に使用すると思います。しかし、白髪ケアのために使用するなら、たっぷりのトリートメントを髪全体に塗布すると効果的です。
ただし、多ければ多いほど染まるというわけではありませんので、2回塗るなど重ねづけがおすすめです。白髪がとくに気になる人は放置時間も少しだけ伸ばしてみましょう。

③目の大きいコームで均一に伸ばす


白髪用のコンディショナーやトリートメントは、たっぷり塗布したあと、目の大きいコームで均一に伸ばします。そうすることで、髪の毛1本1本に均一にしっかり密着するのです。
また、後頭部など自分では見えにくい場所もしっかり染めることができます。生え際と毛先の色ムラも、自然とボカされてわかりにくくなります。
目の細かいコームだとカラートリートメントが取れてしまうので、注意してください。

6.まとめ


白髪用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントをあまり使用したことがない人はしっかり染まるのが不安だと感じる人もいるかもしれません。しかし、髪をダメージから守るためには白髪染めを繰り返すよりおすすめです。
それぞれ、メリットデメリットがもちろんありますので自分のなりたい髪に近づくためにはどのような使い方をすればいいのか選ぶことも大切です。
ぜひ、ダメージの少ない白髪用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントである綺和美を上手に活用して、いつまでも健康的な髪を保ってください。






【本記事の要約】
本記事では、白髪染めが髪に与えるダメージについて述べ、シャンプーやコンディショナー、トリートメントを用いた白髪染めが髪に優しい理由を説明しています。白髪染めは色ムラや髪のダメージを引き起こしやすいですが、白髪用シャンプーやコンディショナーは、使うたびに少しずつ色が入るため、色ムラができにくく、手軽に使用できるのが特徴です。また、これらは放置時間が短く、日常的に使うことで白髪対策が可能となり、セルフで染める際の失敗を防ぐことができます。

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