詳細な違いは後述しますが、大まかに区別すると下記のとおりです。
泡タイプの白髪染め:髪全体に全体に白髪がまばらに生えている方
クリームタイプの白髪染め:数本~十数本程度の白髪が生えている方
この記事は、下記のような方に向けた記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。なお、一般的な商品特徴について解説をしますが、各商品を検討・使用する際には、個々の商品の説明文をしっかりと読み、個別具体的に判断をなさってください。
https://twitter.com/chachadaze/status/1375004514005086209
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⒈白髪染めの泡タイプとクリームタイプの違い

染毛剤を用いた白髪染めの泡タイプとクリームタイプでは、「塗りやすさ」「髪への負担」「染まり具合」「保存性」に違いがあります。
・塗りやすさ 泡タイプ:髪全体に塗りやすい クリームタイプ:部分的に塗りやすい |
・髪への負担 泡タイプ:詳細は後述 クリームタイプ:詳細は後述 |
・染まり具合 泡タイプ:薄い クリームタイプ:濃い |
・保存性 泡タイプ:保存できない クリームタイプ:保存でき複数回使える |
・色持ち期間 共通:1か月~2か月 |
・値段 共通:数百円~千数百円 |
・注意点 共通:必ずパッチテストを行い、アレルギー反応の有無を確認する |
泡タイプは、薄めの薬剤で広範囲にわたって塗れるフルカラーであるため、全体的にまばらに白髪が生えている方に人気がある方法です。
一方でクリームタイプは、濃い薬剤で部分的に塗れるリタッチカラーであるため、部分的に白髪が生えている方に人気があります。
なお、どちらのタイプであれど、「おしゃれ染め用のヘアカラー」ではなく、「白髪染め用のヘアカラー」を選定しましょう。
おしゃれ染め用のカラーは、色合いや明るさが豊富であり、文字通りおしゃれに染められますが、白髪を上手く染められません。一方で、白髪染め用のカラーは、色合いや明るさが限られている反面、白髪を十分に染められるのです。
⒉泡タイプの白髪染め
泡タイプのヘアカラーでは、手のひら一杯に泡をのせ、髪の毛全体に塗りたくります。泡であるため、細部までしっかりと薬剤が行きとどきやすく、髪全体にしっかりと染められるのです。
白髪染め用のヘアカラーは基本的に7段階前後です。一例として、花王の場合は、0段階目がもっとも明るく、7段階目がもっとも暗くなっています。
明るい色の場合は、白髪の染まり具合と引き換えにおしゃれさを優先。暗い色の場合は、おしゃれさと引き換えに白髪の染まり具合を優先することとなります。
泡タイプの白髪染めのメリット
⒈泡が髪全体に広がるため、均一に染めやすい
⒉頭頂部や後頭部といった見えづらい部分も染めやすい
泡タイプの白髪染めのデメリット
⒈薬剤が弱めのため、他のタイプに比べて染まりが弱い
⒉塗り方を失敗すると、染まり具合にムラがでる
⒊保存ができず、一度しか使えない
⒋染めた後に生えてくる白髪には対応できない
泡タイプの白髪染めの使い方
泡タイプの使い方は、手に泡をのせて、やさしくもみこむだけだけです。詳しい使い方については、花王の動画内で詳細に説明されていますので、下記をご覧ください。
泡タイプの白髪染めの使い方(動画)
ロングヘアやミディアムヘアなど、髪型によって推奨使用量が変わりますので、各商品の取扱説明書を忘れずチェックしましょう
泡タイプの白髪染めを使う際の注意点
泡タイプのメリットは全体を均一に染めやすい点ですが、塗る際には注意が必要です。全体を均一に染めるために、泡が髪全体にムラなく均一に行きとどくようにしましょう。
泡タイプに限らず、ヘアカラーを使う際には、必ずパッチテストを行う必要があります。パッチテストを行うことにより、ヘアカラーに対するアレルギー反応の有無を確かめられます。
また、商品ごとに利用してはいけないケースについて記載されてありますので、しっかりと目を通しましょう。
⒊クリームタイプの白髪染め
クリームタイプのヘアカラーでは、生えぎわや分け目に対して、コームブラシを用いて塗ります。泡タイプと違い、必要な部分に必要なだけ塗る形式のため、短期間で仕上げられます。
また、クリームタイプは部分染めに特化をした商品でありますが、全体染めにも対応をしています。
ヘアカラーの明るさ、暗さについては泡タイプのものと同様です。白髪の染め具合を強めたい方は、暗い色味のものを選択しましょう。
クリームタイプの白髪染めのメリット
⒈数本だけ生えている白髪に対応ができる
⒉染めた後に生えてくる白髪にも対応できる
⒊泡タイプに比べて傷みを抑えられる(塗る範囲が狭まるため)
⒋複数回に分けて使いわけできる
⒌それによりコストを抑えられる
クリームタイプの白髪染めのデメリット
⒈慣れるまでは色ムラが生じやすい
⒉頭頂部や後頭部を仕上げにくい
⒊全体染めもできるが、その場合は泡タイプに比べて大変である
クリームタイプの白髪染めの使い方
コームブラシを用いて、生えぎわや根本の白髪といった染めたいところにクリームを塗布します。
なお、ショートヘアやミディアムヘアなど、髪型によって必要な使用量が変わりますので、各商品の取扱説明書を忘れず確認をしましょう。
クリームタイプの白髪染めの使い方(動画)
クリームタイプの白髪染めを使う際の注意点
部分染めの場合、色味を選択する際にとくに注意が必要です。必ずご自身の髪色に近い色味を選択しましょう。「黒髪」と言えど、その色合いは人それぞれです。自身の髪の色味を慎重に見定め、それに合う色味を選択することにより、不自然なムラを回避できます。
クリームタイプにおいても、事前にパッチテストを行う必要があります。
⒋まとめ
自分で白髪染めをする際に、泡タイプとクリームタイプのどちらの方が適切であるのかは、状態によって変わります。
クリームタイプでも手間を惜しまなければ全体染めができるため、一概には言えませんが、おおむね下記の使いわけがされています。
泡タイプ:髪の広範囲に白髪が生えている方向け
クリームタイプ:髪の小範囲に白髪が生えている方向け
どちらのタイプにせよ必ず知っておくべき注意点があります。それはヘアカラーである以上、薬剤による髪への傷みは避けられません。数年使い続けると、髪へのダメージが蓄積されていきます。ご興味を持たれた方は、上述した泡タイプ・クリームタイプのメリット・デメリットを総合的に照らし合わせ、ご自身の状況に合うものを選択しましょう。
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【本記事の要約】 セルフ白髪染めでは、泡タイプとクリームタイプの2種類があります。泡タイプは、髪全体に白髪がまばらに生えている方に適しており、クリームタイプは、数本から十数本の白髪が生えている方に適しています。 泡タイプは、全体に均一に染めやすく、頭頂部や後頭部など、見えにくい部分も染めやすいというメリットがあります。一方、クリームタイプは、部分的に染めやすく、染めた後に生えてくる白髪にも対応できます。 どちらのタイプも、白髪染め用を選ぶことが重要です。おしゃれ染め用は白髪を染める効果が低いため、白髪染めには適していません。 泡タイプは、薄めの薬剤で全体に塗布するため、染まりが弱く、ムラになる可能性があります。クリームタイプは、濃い薬剤で部分的に塗布するため、ムラになりやすく、全体染めには向いていません。 白髪染めを使用する際には、必ずパッチテストを行い、アレルギー反応がないか確認しましょう。また、商品ごとに注意事項や使用上の注意が記載されているため、事前に確認が必要です。 セルフ白髪染めは、適切な方法と商品を選んで行うことで、白髪を目立ちにくくすることができます。 |