おばあちゃんになったら白髪染めを紫にしたい人へのアドバイス!年を取るとなぜか髪色を派手にしたくなるのです

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時々見かける白髪を紫に染めている奥様、とてもエレガントで目立っていて素敵です。昔はなぜ紫なんだろう?ピンクやイエローでも良いのにと不思議でしたが紫にする意味も実は色々な説があります。
おばあちゃんになった時に真っ黒な黒髪よりも透明感のあるキレイな紫のほうが馴染みがよく素敵に見える気がします。
この先白髪が増えておばあちゃんになったら紫にしてみたいなと思っている方に向けて紫に染めはじめた経緯から紫に染めるにあたって知っておいた方がいい知識をご紹介いたします。

1.なぜ白髪を紫に染めるのか


なぜ白髪を紫に染めるのか
昔に比べて紫にするおばあちゃんが減ったように感じますが未だに見かける機会もあります。近年でこそ派手髪ブームで紫のカラーにする若い子達も多いですが少し前までは若い子で紫に染める子はあまりいませんでした。
それなのにおばあちゃんになるとなぜ紫にするのだろう?好みが変わっていくのか何か理由があるはず。その理由にはいくつかの説があります。

黄ばみ消しの為?!


日本人の髪質は黒くてしっかりとしていてメラニン色素が作られなくなり白髪になったからといってキレイな純白にはならない事が多いのです。少し黄ばみがかった白髪になってしまうのでその黄ばみを取るために紫をかぶせたという説が有力です。
美術などで習った事がある方もいらっしゃるかと思いますが、色相環といってカラーの円形の表があります。表で選んだ色の反対側の色を反対色といってこの2色の事を補色の関係と言います。
赤味を抑えるなら緑、オレンジ味を抑えるなら青などお互いを打ち消し合う効果があるのです。よって白髪の黄ばみには紫が反対色となるので黄ばみを打ち消してくれる効果がある為紫に染めているとされています。
黄ばみを消すだけなら紫を薄めて染めてあげれば良いのですが、毎回紫を重ねていくにつれて少しづつ濃くなってしまい派手な紫になってしまっていたと言われています。
もちが良いように好きで濃くしている方ももちろんいらっしゃいますが美容師が薄めずにそのまま染めた為、濃い紫になってしまう方もいたようです。

染料の質が良くなかった?!


昔美容室で使われていた染粉の質が今ほど良くなく黒く染めても退色してきてその抜けた後が紫っぽくなってしまうという話もあります。技術も進化しているので現代では退職しても紫にはなりませんがこのようなお話もありました。

目の老化のせい?!


高齢で目の細胞が老化してきてしまい年々青い色味が認識しづらくなってしまい、その見え方だと本人は薄い紫のつもりという話もあります。紫でも赤紫よりも青紫よりのカラーをしているおばあちゃんが多いのも納得です。

品があってお洒落だから?!


昔は年配となると赤やピンク青など抵抗があり黒、白、茶などベーシックな色の服などを選びがちで唯一上品さと大人っぽさとオシャレ感がある紫が素敵に見えて紫にする方が増えたと言います。
都市伝説のようにおばあちゃんの髪色紫の謎は色々と語り継がれています。はっきりとこれ!と断定することはできませんが、おそらく有力なのは冒頭でご紹介した黄ばみ消しだと思われますがを今までの経緯を深く調べてみるのも楽しいかもしれません。

2.紫にする為には…


紫にするならば全体が白髪にならないとあまりオススメできません。まだ黒い髪が残っている段階で紫にしてもムラになりあまりキレイに仕上がらないのです。
白髪のメカニズムは、髪の毛の根元にあるメラノサイトというメラニン色素を生成する細胞が衰えたり異常をきたしたりしてメラニン色素が作られなくなり髪の毛に色がつかない白髪となって生えてくる仕組みになっています。
白髪がでてきても遺伝や生活習慣によって個人差がとても大きく、実はほとんどの方がごま塩状態のまだらな白髪にしかならないのです。白髪の割合で言うと全体の10〜50%くらいしか白髪にならない方のほうが圧倒的に多いです。
おばあちゃんになれば真っ白になると思っていたら少しガッカリしてしまうかもしれませんが、もしも全体的に真っ白になることができたらある意味ラッキーなのです。
それでもどうしても紫にしたい!と諦めきれない方もいらっしゃると思いますのでその対処法もご紹介いたします。
白髪がなかなか増えなく困ったら最終手段のブリーチ剤を使って黒い髪の毛を脱色してから紫のカラーをするとキレイな紫ヘアーにすることができます。
ただし白髪は真っ白で黒い髪の毛を1回ブリーチしたくらいでは黄みが強く少しムラになってしまうこともあります。抜け具合の様子を見ながら2〜3回のブリーチが必要な場合もありますので注意してください。
ただし根元から伸びてくる髪の毛はまた黒い髪の毛なので定期的なメンテナンスをしなければならずかなりの覚悟が必要です。
ブリーチしてしまうのでどうしても髪には負担がかかってしまいます。パーマや縮毛矯正との併用もできないので、今のダメージ具合や髪の毛の状態と相談しながら施術するか決めていくと良いと思います。
もしも白髪で真っ白になることができたら是非、紫シャンプーを使って黄ばみ消しをしてあげるとダメージも少なく透明感のあるとてもキレイなグレーヘアになるので濃い紫を避けたい方にはオススメです。
紫と言っても赤紫、青紫、薄紫ととても種類が沢山あります。それぞれの色味の違いでも印象がかなり変わります。目立たせたいのか黄ばみ消しだけを目的とするのか好みが分かれる所です。

3.まとめ


そのままの白髪でいるとパサつきや黄ばみであまりキレイとは言えません。白髪を紫にすると色味がキレイになるだけではなくツヤ感もプラスしてくれるのでとても若々しい印象になります。
派手な紫よりも最近ではペールトーンの淡い紫が大人っぽく上品で人気です。年々カラーの薬剤も進化していて紫や高発色のカラーが上手な美容師も増えたのできっと気に入った紫ヘアーに近づけるはずです。
憧れの紫ヘアーに誰でもできるわけではないですが、もしかしたらいつかなるかもしれない、と少し期待しつつ白髪を見守ってあげるとこの先の楽しみも増えます。皆様が素敵なスタイルになりますように。関連






【本記事の要約】
この記事では、白髪を紫に染める理由とその方法について解説しています。紫に染める理由にはいくつかの説があり、主な理由として「黄ばみ消し」が挙げられます。日本人の髪質は黒くしっかりしており、白髪が黄ばみがちになるため、紫を使ってその黄ばみを補色効果で打ち消すためです。また、目の老化や美容のために紫を選ぶ方もいます。紫の髪色は、上品さやおしゃれ感を引き出すため、高齢の方に人気があります。
紫に染めるためには、全体が白髪でないとムラが出やすく、最も効果的に紫を楽しむには、完全に白髪にすることが理想です。黒髪が残っている場合はブリーチを使う方法もありますが、髪に負担がかかるため、慎重に行う必要があります。色味にもさまざまな種類があり、赤紫や青紫、薄紫と選択肢は豊富で、好みや目的に応じた選択が重要です。
最後に、紫色に染めることで白髪が若々しく、ツヤ感も加わり、特に淡い紫は大人っぽく上品な印象を与えることができると紹介しています。髪色を変える楽しみを持ちながら、白髪の成長を見守ることも大切です。

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