スカルプシャンプーでヘアカラーが落ちる? 質の良いシャンプーを使いましょう!

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美しいヘアカラーによって、周囲から見た際の私たちの外見は大きく左右されます。メイクやファッションなど外見の良し悪しに影響する要素はいくつかありますが、カラーリングが美しく長持ちしているかどうかも重要なポイントです。とりわけ、普段使用するシャンプー選びを間違えると、ヘアカラーの色持ちに大きな影響を与える事実を知っていますか? 
「スカルプシャンプーを使うとヘアカラーが落ちやすくなる」という噂がありますが、実際はどうなのでしょうか?

この記事では、スカルプシャンプーとヘアカラー効果の関係性や、カラーリングした髪におすすめのシャンプーの選び方についてまとめて紹介します。

 

1. スカルプシャンプーとヘアカラーに相性があるって本当?


カラーリングした髪のヘアカラーを美しく長持ちさせるためには、スカルプシャンプーとの相性に注意する必要があります。スカルプシャンプーは、頭皮の健康を第一に考えて開発されており、髪の毛の根本的な健康をサポートするヘアケアにおすすめのアイテムです。ただし、シャンプーによっては洗浄力が強すぎてヘアカラーに影響を及ぼす恐れがあるため、慎重に選びましょう。

スカルプシャンプーがヘアカラーに及ぼす影響


スカルプシャンプーの配合成分には、頭皮の健康を促進するために皮脂や汚れを効果的に取り除くものが多く使われています。
ただ、ヘアカラーの色持ちを左右する恐れがあるので、購入時に配合成分をチェックしましょう。
一般的に、スカルプシャンプーとして市販されている製品の大半は、アミノ酸系洗浄成分を中心に配合されています。肌とほぼ同じ弱酸性のため、頭皮を清潔に保ちながら洗浄成分が穏やかなのでスキントラブルに配慮されているためです。
ただ、中にはカラーリングした髪の色落ちを早める恐れが大きいラウリル硫酸ナトリウムなど硫酸塩系洗浄成分が配合されるタイプもあるため、カラーリングした髪に使うスカルプシャンプーは配合成分をしっかりと確認してください。

ヘアカラーを長持ちさせるためのポイント


ヘアカラーを長持ちさせるためには、下記のポイント4つに注意しましょう。
1.髪質に合ったシャンプーを選ぶ
アミノ酸系洗浄成分や弱酸性の製品を選ぶと髪への負担を減らし色持ちを良くできます。
2.洗髪回数は少なめに
毎日洗髪すると、せっかくカラーリングした髪の色素を必要以上に流してしまうためおすすめできません。出来る限り、週数回に抑えるなど洗髪する機会を減らしましょう。
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スカルプシャンプーは週に何回使うのが理想?適切な方法を知って健康的な髪を手に入れよう
3.洗髪時はぬるま湯を使う
熱湯での洗髪すると、高温によりカラーリングした髪の色落ちを早めます。色持ちを良くするなら、ぬるま湯を使ってください。
4.アフターケアを怠らない
カラーリング後の髪は特にコンディションを守るためのケアが必要です。カラーリング専用のトリートメントやヘアマスクを定期的に使用し、髪に十分な栄養と保湿を与えましょう。
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スカルプケアが気持ちいいのはなぜ?頭皮の健康を守るデイリーケアを紹介
参照:脱毛症 Q18 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

2. ヘアカラーに優しいシャンプーの選び方


ヘアカラーをした後の髪は特にデリケートな状態になっています。そのため、使用するシャンプーによっては、色落ちを早める可能性が少なくありません。
髪色を長持ちさせるためにも、ヘアカラーの持続効果を考えたシャンプー選びが非常に重要です。
下記で、ヘアカラーに優しいシャンプーを選ぶ際のポイント3つを紹介します。

配合成分をチェックする


候補となるシャンプーの商品表示を確認し、下記の成分が配合されているかをチェックしましょう。
  • おすすめの成分
1.アミノ酸系洗浄成分
弱酸性のアミノ酸系洗浄成分が使われているシャンプーを選ぶと、敏感肌やカラーリングした髪のケアに効果的です。
例えば、ココイルグルタミン酸Naは肌に優しく、髪の色落ちを抑えながら汚れを落とす働きがあります。
2.オーガニック植物エキス
天然由来成分が豊富に配合されたシャンプーもおすすめです。頭皮ケアを目的に使われるスカルプシャンプーでもよく配合されているアロエベラエキスには、髪と頭皮に潤いを与え、健康的に保つのに役立つヘアケア成分の一つです。カモミールエキスも同様で、特に鎮静効果と保湿効果に優れています。
3.ケラチン・シルクプロテイン
ダメージを受けた髪の補修に役立つケラチンや、髪に自然な光沢を与えるシルクプロテインの配合されたシャンプーには、カラーリング剤の色素の定着を助け、色持ちを良くする効果があります。
  • 避けるべき成分
1.硫酸塩系洗浄成分
頭皮や髪への刺激が強いラウリル硫酸ナトリウム(SLS)やラウレス硫酸ナトリウム(SLES)の入ったシャンプーはできるだけ避けましょう。硫酸塩系洗浄成分は強力な洗浄力で頭皮の皮脂や汚れをしっかり落とせるメリットがある一方、カラーリングした髪には刺激が強すぎ、色落ちの原因になりやすいため避けた方が無難です。
2.アルコール類
エタノールなどの高濃度アルコールには、髪を乾燥させカラーの退色を早める作用が知られています。また、人によってはアレルギー反応が出る恐れもあるため、注意が必要です。
3.シリコン
一般的に、市販のシャンプーにはジメチコンなどのシリコーン成分がよく配合されています。一時的に髪のツヤや滑らかさを出せる効果があるからです。しかし、頭皮の毛穴を塞ぎ、長い目で見ると髪の健康を損ねる可能性があるため、シャンプー選びの際には避けましょう。

弱酸性のアミノ酸系がベスト


ヘアカラー後の髪のケアなら、おすすめの成分でも紹介した弱酸性のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
弱酸性のシャンプーは髪本来のpHバランスとほぼ同じで、カラーリングによって敏感になった頭皮と髪を優しく洗えます。髪の自然な保護膜を守りながら、髪の健康にダメージを与える皮脂汚れやホコリなどを優しく除去が可能です。
例えば、優れたアミノ酸系洗浄成分の「ココイルアラニンTEA」は、化粧品にも良く使用されています。大切なお肌のためのスキンケアと同様、髪のタンパク質を守りつつ汚れを効果的に落とせるメリットがあります。特に、髪を乾燥させすぎず、必要な油脂分を残しながら洗浄できるので、カラーリングによるダメージを最小限に抑えるのに有効です。
そして、頭皮の刺激を軽減できる弱酸性のシャンプーは、敏感肌の方も気軽に使えます。

シャンプー後のケアも大切


カラーリング後の髪のケアで大切なのは、保湿と栄養です。シャンプー後のケアの方法次第で、カラーリングを美しく長持ちできるかどうかが決まります。
コツを押さえてトリートメントやヘアマスクを使うと、有効成分が髪の深層部まで潤いを届けられるため、カラーリングによるダメージから髪を守ります。
例えば、ビタミンEや必須脂肪酸を豊富に含むアルガンオイル配合シャンプーがおすすめです。アルガンオイルにより髪がしっとり保湿され、ダメージを受けた髪の修復をサポートします。アルガンオイルの優れた保湿力は美容業界でも知られるところです。ヘアケアで活用すると、パサついた髪を柔らかくできると共に、ヘアカラーの褪色を防ぎます。
また、髪に必要な栄養補給とダメージ修復のため、週1回程度、シアバター配合のヘアマスクを使ってみましょう。シアバターには高い保湿性と髪の健康を保つ栄養素が豊富に含まれています。したがって、カラーリングによるダメージから髪を保護し、髪色を長持ちさせる効果が期待できる成分です。
このように、カラーリングした髪はシャンプー後のヘアケアにより、保湿と栄養補給を心がけましょう。カラーリングによる髪へのストレスを軽減し美しく保ちたいなら、シャンプー選びとアフターケアの両方に注意を払い、髪の健康を守りながら理想のヘアカラーをより長く楽しんでみてください。

3. スカルプシャンプーの正しい使い方


スカルプシャンプーは、頭皮の健康を促進し髪の成長をサポートするために各社が開発しています。ただし、本来持つ効果を最大限に引き出すためには正しい使い方を理解し、デイリーケアでの実践が重要です。
下記で、スカルプシャンプーの正しい使い方をステップに分けて紹介します。
スカルプシャンプーを使用する際には、効果的なケアを行うために以下の5つのステップを実践しましょう。

1. 洗髪の準備と予洗い


シャンプー前に髪をブラッシングしてから、ぬるま湯で髪と頭皮をよく濡らします。シャンプーの洗浄効果を高めるには、予洗いで髪の絡まりを取り、汚れや皮脂を浮かせておきましょう。

2. シャンプーをしっかり泡立てて洗う


500円玉大程度のシャンプーを手に取り、しっかりと泡立てましょう。よく泡立てたシャンプーを使うと、頭皮と髪を優しく洗い上げられます。

3. 優しく頭皮マッサージ


泡立てたシャンプーを頭皮全体にバランス良く塗り、指の腹で優しくマッサージするように洗います。ただし、力を入れすぎたり、爪を立てたりして頭皮を傷つけないよう注意しましょう。
頭皮マッサージをする際は、指の腹を使って、頭皮を優しく押し込むようにマッサージします。頭皮に圧をかけながら小さな円を描くように細かく指を動かすのがコツです。頭皮の前側、額から初めて、少しずつ指をずらしながら後頭部に向かってマッサージをしてください。こめかみ周辺の側頭部も忘れずにマッサージしましょう。
ちなみに、頭皮マッサージの時間の目安は5分から10分程度です。シャンプーの度に頭皮マッサージも行うよう、習慣にするのをおすすめします。
▼関連記事はこちら▼
スカルプケアで大切な頭皮マッサージについて!具体的な方法を徹底解説

4. 丁寧なすすぎ


シャンプーの残りが頭皮に残らないように、しっかりとすすぎます。髪の根元や頭皮のすみずみまで、シャンプー剤がしっかりと流れるまで丁寧にすすぎましょう。

5. アフターケア


シャンプー後は、ヘアトリートメントやコンディショナーを使い髪に潤いと栄養を与えます。特にカラーリングした髪には色持ちを良くするためにカラーリング専用の製品がおすすめです。
上記のステップ5つを実践し、スカルプシャンプーを使って頭皮と髪の健康を維持はもちろん、美しいヘアカラーを長持ちさせましょう。

4. まとめ


[caption id="attachment_8794" align="alignnone" width="1000"] Portrait of a smiling young woman indoors[/caption]
カラーリングした髪の色持ちと頭皮の健康を維持したい方は、スカルプシャンプーによるデイリーケアをおすすめします。カラーリングに優しい弱酸性のアミノ酸系洗浄成分を含むスカルプシャンプーを選ぶと、カラーリングが長持ちし美しくキープできます。
なお、カラーリング直後は洗髪回数を控えめにし、優しく洗って頭皮と髪に潤いを与えるようにしてください。そして、定期的にトリートメントやヘアマスクを活用すると、より一段と髪への保湿と栄養補給が可能です。併せて、シャンプー時に頭皮マッサージで血行を促進し、髪の成長をサポートするのも忘れずに。
数あるスカルプシャンプーの中でも、綺和美のヘアケア製品シリーズならカラーリングした髪と頭皮ケアのどちらにも役立つ商品が揃っています。特に、アミノ酸系洗浄成分や自然由来成分を豊富に含むスカルプシャンプーを普段から使って、マイルドな洗い上がりと美しい髪色をキープしてみませんか?
スカルプシャンプー選びとアフターケアを心がけながら、定期通販もできる綺和美の製品を活用して大切な髪と頭皮の健康を守りましょう。






【本記事の要約】「ヘアカラーの色持ちを良くする!スカルプシャンプーの選び方と使い方」
スカルプシャンプーは頭皮の健康に良いとされていますが、ヘアカラーの色落ちを早めてしまうのではないかという疑問を持つ人もいるでしょう。
実は、スカルプシャンプーを選ぶ際に注意すれば、ヘアカラーの色持ちを良くすることも可能です。アミノ酸系洗浄成分など、髪や頭皮に優しい成分が配合されたシャンプーを選ぶことが大切です。また、シャンプーの仕方や、ヘアカラー後のケアも、色持ちに大きく影響します。
ヘアカラーの色を長持ちさせるためには、以下のポイントが重要です。
髪質に合ったシャンプーを選ぶ: アミノ酸系洗浄成分や弱酸性の製品を選ぶと髪への負担を減らし、色持ちを良くできます。
洗髪回数を控える: 毎日洗髪すると、カラーの色素が流れてしまうため、週に数回程度にしましょう。
洗髪時はぬるま湯を使う: 熱湯は色落ちを早めるため、ぬるま湯を使用しましょう。
アフターケアを怠らない: カラーリング専用のトリートメントやヘアマスクを定期的に使用し、髪に栄養を与えましょう。
これらの点に注意することで、スカルプケアとヘアカラーの両立が可能になります。

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