自宅で再現しようと頑張ってシャンプーしてみても何か物足りなく、仕上がりもあの時の感動とは程遠く感じてしまいます。
サロンのやり方など見て頑張ってみてもなかなか再現できないのはなぜなのでしょうか。そこで今回はサロンシャンプーとホームケアでのシャンプーの違いから、自宅で再現できるサロンシャンプー法まで詳しくご紹介させていただきますので、是非最後までお付き合いください。
CONTENTS 1. サロンシャンプーとホームケアのシャンプーの違い
2. ホームケアで使うシャンプーの選び方
3. サロンの仕上がりに近くなるシャンプー法
4. スカルプシャンプーを使って自宅でヘッドスパ
5. 仕上げのドライヤーの仕方も大切
6. まとめ
7.
2. ホームケアで使うシャンプーの選び方
3. サロンの仕上がりに近くなるシャンプー法
4. スカルプシャンプーを使って自宅でヘッドスパ
5. 仕上げのドライヤーの仕方も大切
6. まとめ
7.
1. サロンシャンプーとホームケアのシャンプーの違い

サロンシャンプーとホームケアシャンプーの違いはなんなのでしょうか。この2つが違う要因はいくつかあるので順番にみていきます。
使っているシャンプーが違う
ホームケアで使っているシャンプーと美容室で使っているシャンプーが違うことも違いの一つです。市販のシャンプーでは洗浄力の強いタイプの物が多く、髪の毛や頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。そのため髪の毛の手触りがきしんでしまったり、乾燥を感じやすくなってしまうのです。
他人の手で触られるから
人は頭を触られたり撫でられたりすると幸せホルモンのオキシトシンが分泌されます。人はオキシトシンが分泌されると、不安感が抑制され交感神経が優位となるためリラックス効果が期待できるのです。美容室のシャンプーではこの効果も相まって、あの特有の気持ちよさを体感できるとされています。
シャンプーの仕方
美容室でシャンプーをしてもらうスタッフはスタイリストの方でもアシスタントの方でも練習を重ねて、気持ちのいいシャンプーを研究したプロです。いくら見様見真似で再現しようとしてみても気をつけるポイントなど細かい所まで同じようにシャンプーするのは難しいため、どうしても違いが出てきてしまうのです。
シャンプーも自分が施術されていると美容師さんの手元も見えないのでマネしにくいこともあります。
脱毛症 Q18 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
2. ホームケアで使うシャンプーの選び方

先程も少し触れましたが、美容室で使用しているシャンプーは市販で発売されているシャンプーと洗浄成分など配合されている成分が違っています。近年ドラッグストアでもシャンプーの種類は様々なものが販売されており、香りや効果など選ぶのも一苦労なほど種類が豊富です。
高価な価格のものから数百円のものまで幅広くありますが、実はこのほとんどのシャンプーは洗浄力が強く必要以上に皮脂を洗い流してしまいます。頭皮や髪の毛は一定の皮脂で外的刺激から守られるようにできています。
市販のシャンプーの多くがこの頭皮や髪の毛にも必要な皮脂までも洗い流してしまい、乾燥やダメージ、仕上がりの質感や洗い上がりにも違いが出てきてしまうのです。
サロンのシャンプーに少しでも近づけようとするなら、まずはシャンプーの選び方から変えてみるのがオススメです。シャンプーは水と界面活性剤を中心に配合されているため、その界面活性剤の種類がとても重要となってきます。
避けるべきシャンプー
・ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウムが配合されているシャンプー
ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムは安価で安定している洗浄成分なので、市販のシャンプーに配合されている最もポピュラーな成分です。しかしこの成分の洗浄力は食器用洗剤並みに強いため、キシミや乾燥など頭皮にも髪の毛にも負担をかけてしまい仕上がりもよくなくなってしまうのです。
・石けん素地が配合されているシャンプー
石けんは優しい洗い上がりのイメージがありますが、洗浄力の強い成分の一つとなります。石けん系の界面活性剤が配合されているシャンプーは仕上がりが引っかかりが強くでたり、手触りも悪くなってしまいがちになってしまうのです。
・オレフィン系が配合されているシャンプー
オレフィン系も洗浄力や脱脂力が強い成分となります。洗い上がりのつっぱり感やキシミが気になりやすくなります。
オススメのシャンプー
・アミノ酸系やベタイン系が配合されているシャンプー
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分が配合されているシャンプーは洗浄力がマイルドで、余分な皮脂は落とし必要な皮脂は残すのに適した強さの物が多くなります。毎日使うシャンプーはこのようなマイルドな洗浄力のものを選んであげると、仕上がりの質感や手触りが良くなるのです。
・好みの香りを見つける
香りはリラックス効果を最大限に活かすためにも必要不可欠です。いくら洗い上がりのいいシャンプーでも香りが好みのものではないと効果は半減してしまいます。自分の好みの香りを探してみてください。
・スカルプシャンプーも取り入れてみる
普段使うシャンプーとは別に頭皮のケアができるスカルプシャンプーを取り入れてあげると、ヘッドスパも自宅で行えたり美容室でのシャンプーを再現するのに有効です。定期的に使用してあげると頭皮環境もいい状態が維持できるので、サロンシャンプーのようなスッキリとした洗い上がりに近づけられるメリットもあるのです。
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3. サロンの仕上がりに近くなるシャンプー法

サロンシャンプーの気持ちよさを自分で再現できるようになると、ヘアケアのモチベーションも上がりリラックス効果にも繋がるのでオススメできます。少しでも近づけるためにできるテクニックやシャンプー方法もご紹介させていただきます。
1.乾いた状態の頭皮にクッションブラシを地肌に軽くあて、生え際から後ろへ向かってブラッシングしていく。(頭皮や髪の毛についた汚れやホコリを浮かせる効果がある
)
2.36〜38℃に設定したシャワーで頭皮の汚れを落とすようにしっかりとすすいでいく。(ここである程度汚れを落としておけば、シャンプーの泡立ちもよくなるので念入りにすすぐ)
3.シャンプーを適量だして頭皮からモコモコに泡立てる。(泡立ちが甘いとシャンプーの途中で泡が消えてしまい、摩擦や頭皮の汚れが落ちきらない原因となるためしっかりと泡立てる。泡立たない場合は一度流してから再度泡立てるようにしてみる)
4.軽めに全頭シャンプーをし、一旦シャワーで流していく。(皮脂や汚れをシャンプーの泡で浮かせて落とす)
5.再度シャンプーを適量だして頭皮からモコモコに泡立てる。
6.生え際の両サイドの耳元の地肌に両指をそえて、真ん中に向かって左右交互に動かす。
7.少し後ろにずらした位置も同様にして洗っていき、後ろまで全体が洗えるようにずらしていく。
8.耳後ろから首も含めた、首元周りを左右交互に動かしていく。
9.先程の7の逆で生え際に向かっていき、ずらしながら洗っていく。
10.生え際の真ん中に両手の指をおき、交差するように動かしながら頭頂部まで動かしていき生え際との間を移動する。
11.また生え際の両サイドの耳元から両手を使って交互に動かして洗っていく。
12.洗い足りない部分やかゆい部分がある場合は重点的にその部分を洗っていく。
13.シャワーで流していく。
14.トリートメントを中間から毛先に馴染ませて、目の荒いコームでとかして数分時間を放置する。
15.耳後ろや首元など洗い残しがないようにシャワーでしっかりとすすいでいく。(流し残しがあるとベタつきやニオイの元になるので、仕上がりが悪くなってしまう)
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4. スカルプシャンプーを使って自宅でヘッドスパ

スカルプシャンプーがあれば自宅でヘッドスパも再現でき、頭皮も清潔に保てるのでとてもオススメです。自分でできるスカルプシャンプーの使い方をご紹介させていただきます。
1.先程のシャンプーの仕方と同様にしていき、1回目のシャンプーではいつもお使いのシャンプーを使って軽くシャンプーして、一旦流していく。
2.スカルプシャンプーを適量だして地肌からしっかりと泡立てていく。
3.このときにはしっかりとシャンプーで洗っていく。
4.生え際に両手の指をそえて、円を描くように引き上げるように力を加えて刺激していく。
5.耳周りに両手の5本指をおき、上へ引っ張るようにして圧をかけながら頭頂部へ向かいながらずらして刺激していく。
6.生え際と頭頂部の間の正中線を両手の4本指を使って、左右から圧を加えていく。
7.首元に両手の親指をそえて、左右から押し合うようにして圧をかける。
8.首後ろの生え際にそうように両手の指をおき、軽く回しながら引き上げるように動かして頭頂部に向かってずらしていく。
9.生え際の真ん中に両手の人差し指をおき、左右交互にプッシュしながら頭頂部へ向かって移動していく。
10.シャワーですすぎ残しがないようにしっかりと流していく。
11.スカルプトリートメントを頭皮中心に馴染ませていく。
12.生え際に5本指をおき地肌から離さずに滑らせるようにして後ろへ向かって動かしていく。
13.位置をずらしながら気持ちのいい位の力加減で行う。
14.そのまま少し放置してからすすぎ残しがないよう注意しながらシャワーで流していく。
5. 仕上げのドライヤーの仕方も大切

サロンシャンプーを再現しようとするとシャンプーばかりに気がいってしまいますが、ドライヤーの仕上げも大切です。髪の毛は乾かしすぎても乾かし方があますぎても、乾燥やパサついてしまいます。
ドライヤーで程よく乾かしていき、髪の毛の内部に水分が残り潤いが保たれる位の加減がサロン帰りの仕上がりに近づけるポイントにもなります。そこで水分バランスを保てるドライヤーのコツもみていきます。
1.柔らかいタオルで優しく地肌から毛先までの水分を拭き取る。
2.中間から毛先を中心にアウトバストリートメントを馴染ませて髪の毛
を保護する。(ドライヤーの熱や摩擦から守ってくれる)
3.ドライヤーの温風で地肌を中心に乾かしていく。(頭から20〜30センチ離した位置からドライヤーをあてる)
4.ある程度乾いたら、中間から毛先にも風があたるようにして乾かしていく。(毛先が乾きすぎないように注意する)
5.全体が8割乾いたら冷風に切り替えて上から下へ向かって髪の毛を冷ましていき仕上げていく。(髪の毛は冷やすと今の形をキープできるので、仕上げで冷ましておくとツヤやまとまりをキープできる)
6. まとめ

サロンでしてもらうシャンプーは何とも言えない気持ちよさがあり、大好きな方が多い施術の一つです。他人の手によって施術するので、完全に同じようにというのは難しいですが、シャンプーの選び方や仕方などのポイントさえ抑えておけばかなり似た所まで再現できるはずです。
このテクニックやポイントをマスターできれば、自宅でのバスタイムが充実した時間になります。そうなるとリラックス効果や頭皮の環境改善、健康的な髪の毛の成長をサポートできるなど様々な視点で見てもいいことしかありません。
全部覚えて実行するには少し練習が必要な部分もありますが、一度慣れてしまい自分のものにしてしまえば意識しなくてもできるようになってしまうのです。
サロンのような仕上がりを家で再現したい方には、通販商品「綺和美」のヘアケアシリーズがおすすめです。このシリーズは頭皮に優しく、髪にも深い潤いを与えてくれます。その上、サロン品質の豊かな香りも楽しめるので、自宅でもサロン帰りのような心地よい瞬間を体験できます。
今回ご紹介した方法を試して、是非サロンシャンプーを再現できるように頑張ってみてください。
【本記事の要約】 サロンシャンプーと自宅でのシャンプーには大きな違いがあります。サロンシャンプーは専用のシャンプーを使用し、専門技術を駆使して髪と頭皮をケアしますが、自宅ではその再現が難しいと感じることがあります。サロンで使うシャンプーは市販品と異なり、髪に必要な皮脂を残しつつ汚れを落とし、髪の質感を保つ効果があります。一方、自宅で使うシャンプーは洗浄力が強く、髪の乾燥やきしみが生じやすくなります。また、サロンでは他人の手によるマッサージやテクニックが加わり、リラックス効果や仕上がりの違いが生まれます。自宅でサロンのような仕上がりを再現するには、スカルプシャンプーやヘッドスパを取り入れ、ドライヤーでの乾かし方にも気をつけることが大切です。シャンプー選びや髪の手入れを工夫すれば、自宅でもサロンに近い仕上がりを目指すことが可能です。 |