襟足と耳の後ろがすすぎにくいとき|髪の重なりをほどく洗髪の工夫

頭の上からはすっきり流れたのに、襟足に手を入れるとまだ泡が残っている。髪が長い人も、耳にかかるくらいの長さの人も、すすぎの最後に手が止まることがあります。襟足や耳の後ろは、髪を少しずつ持ち上げ、内側へお湯が通るようにすすぐのがポイントです。シャワーを強くする前に、髪の重なりをほどいてみましょう。

濡れた髪の表面と、その下の地肌

シャワーのお湯が髪の表面を流れていても、重なった内側まで同じように通っているとは限りません。花王は、後頭部や耳のまわりなど、髪が重なる場所に指を入れて洗い、根元からすすぐ方法を紹介しています。髪を一つの大きな束として扱わず、少し分けるという考え方です。

ここでは、普段のシャンプーをすすぐときの動きを紹介します。染毛剤を洗い流す工程や、医師から洗髪方法の指示を受けている場合は、その説明を優先してください。首や肩に無理のない姿勢をとり、手持ちシャワーがあれば、頭を大きく動かす代わりにシャワーの位置を調整します。

襟足は、髪を全部つかまず少しずつ

まず、いつもどおり頭皮と髪全体の泡を流します。その後に、襟足の内側へ。髪が長い場合は、片手で毛先側をそっと持ち上げ、首の付け根を覆っている髪の重なりを開きます。根元を引っぱり上げず、お湯の通り道ができるくらいで十分です。

もう片方の手でシャワーの向きを調整し、開いたところから根元へお湯を通します。一度に後頭部全体を支えようとして腕が疲れるなら、左右に分けて。髪が短い場合は、指の腹を襟足へ差し入れて少し髪を浮かせるだけでも、内側を確かめやすくなります。

シャワーヘッドを地肌へ押し付けたり、泡を取ろうと爪でこすったりする必要はありません。片手で髪を持つのが難しいときは、いったんお湯を止めて持ち替えます。浴室で無理な姿勢を続けるより、楽に届く範囲を順にすすぎましょう。

右を流したら左へ。髪の下を一か所ずつ

耳の後ろは、耳にかぶさる毛束を軽くよけ、髪の根元と耳の付け根の外側に残った泡を流します。耳の穴へ水を向けず、顔や耳へ勢いよくかからない方向にシャワーを調整してください。髪を強く引く必要も、耳の奥まで洗う必要もありません。

片側を終えたら、反対側へ持ち替えます。利き手で流しやすい側だけが先に終わってしまうなら、「右の後ろ、左の後ろ、襟足」と自分が覚えやすい順番を決めてもよいでしょう。順番そのものに特別な効果があるのではなく、流していない場所を忘れにくくする工夫です。

花王の頭皮ケアの案内も、耳まわりや首まわりは、すすぎの確認が必要な場所として挙げています。鏡で見えにくい部分だからこそ、強い水圧に任せるより、指の腹で髪の重なりを確かめながら進めます。

きしむまで洗うことを、終わりの合図にしない

最後は、指を通したときに泡の残るところがないか、髪の内側までお湯を通せたかを確かめます。洗い流すコンディショナーやトリートメントを使った場合も、その製品の表示どおりに。滑らかな感触をすべて落とそうとして、髪をこすり続けないでください。

KIWABIスカルプ マッサージ シャンプーをお使いの場合は、公式ページの「ご使用方法」で、予洗いからすすぎまでの流れも確認できます。

米国皮膚科学会は、濡れた髪をやさしく扱い、タオルで水分を吸い取ることを勧めています。すすぎ終えたら、同じ場所を何度も指でこする確認はおしまいにして、タオルで包むように水分を取ります。

洗った後にも赤みやかゆみ、痛みが続く場合は、「まだ流し足りない」と洗髪を繰り返さず皮膚科へ相談しましょう。すすぎ方だけでは説明できない皮膚の症状もあります。

今夜の洗髪で試すなら、片側の耳の後ろから。髪を少しよけると、いつも隠れていた根元に手が届きます。作業を増やすより、いつもの手の動きを一つ変える。それくらいの工夫から、すすぎやすさを見つけてみてください。

文・構成:KIWABIヘアケア編集部。公式資料確認日:2026年10月3日。製品や設備の扱いは、それぞれの最新の取扱説明書・施設の案内を優先してください。

アイキャッチはAI生成のイメージです。実在する人物・施設・商品や、診断・使用結果を示すものではありません。

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