髪油(ヘアオイル)の選び方。ニオイと手触りとコスパで選びましょう

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普段お使いの髪油(ヘアオイル)は何を基準にしてお選びでしょうか?最近では市販のものからサロン専売品まで選びきれないほどの種類の髪油(ヘアオイル)が発売されており、何を選んだら良いのかわからなくなってしまいますよね。

香り、効能、質感、重さなどお好みは人それぞれなのですがその中でも、できれば自分に合ったものを探し使用してみたいところです。

そこで今回は髪油(ヘアオイル)の選び方や種類、使い方まで詳しくご紹介させていただきますので、是非最後までお付き合いください。

 

1.髪油(ヘアオイル)を使うことで得られる効果



髪油(ヘアオイル)を使うと得られる効果は下記のようにたくさんあります。

傷んだ髪の毛の補修効果


髪油(ヘアオイル)は主に髪の毛の補修効果を目的に使われることが多いアイテムです。髪の毛が濡れていると髪の毛の周りを覆っているキューティクルが開いた状態になってしまいます。
洗髪後のドライヤーの前に髪の毛に馴染ませてあげると、その開いたキューティクルから髪油(ヘアオイル)の補修成分を補ったり保湿してくれるのでヘアケア効果が期待できるのです。

乾燥した髪の毛にツヤや潤いを与える


髪の毛は水分と油分のバランスが崩れてしまうと、乾燥してパサついてしまったりダメージの原因にも繋がりかねません。髪油(ヘアオイル)をつけて水分と油分を補給することでツヤや潤いを与えられ、広がりやまとまりも良くしてくれるのです。

寝具の摩擦やドライヤーの熱から保護してくれる


人は眠っている間に寝返りをするので、知らないうちに寝具と髪の毛に摩擦が起きてしまいダメージを受けています。髪の毛は摩擦のような擦れに弱く傷んでしまうので、髪油(ヘアオイル)でコーティングしてあげることで髪の毛を守ってくれるのです。
また、毎日使っているドライヤーの熱もヒートダメージの原因となり、乾燥やパサつきの原因になってしまいます。髪油(ヘアオイル)をドライヤー前に馴染ませてあげると、ドライヤーの熱からも髪の毛を守ってくれるので、乾かした後の手触りもなめらかでまとまりのある仕上がりになります。
なお、ドライヤーの選び方や使い方については、こちらもお読みください。
また、以下のように大手家電メーカーもドライヤーを選ぶポイントを紹介しています。
ヘアケアや速乾性など、機能・ニーズ別ヘアードライヤーの選び方 | コンテンツ一覧 | ヘアケア(ドライヤー・ヘアアイロン) | Panasonic
失敗しないドライヤーの選び方とは?注目点やおすすめも紹介|美容・キッチン家電のテスコム

スタイリング剤として束感や質感調整できる


髪油(ヘアオイル)は補修や保護のようなトリートメントとしてだけではなく、スタイリング剤としても使うことができるのです。髪油(ヘアオイル)なのでワックスのように固定したりキープする力は弱いのですが、ツヤをだしたり束感を演出したりオイルの重さでウエット感を出したりと様々な用途で使うことができます。
ワックスやスプレーが苦手な方でも取り入れやすいメリットもあります。

2.髪油(ヘアオイル)の種類



髪油(ヘアオイル)は大きく分けると「植物性」「動物性」「鉱物性」の3つのタイプに分けられており、オイルといってもそれぞれ特徴や効果も異なっています。
・植物性オイル
植物性オイルは植物の実などから抽出されるオイルで、保湿力や修復力に優れており美容に取り入れるオイルとして最も向いているとされているのです。少し酸化しやすいものも多いので取り扱いに注意が必要となります。
・動物性オイル
動物性オイルは動物の皮脂から作られたオイルで、肌なじみがよいので昔から使われているオイルとなります。補修力もあり少し重たいテクスチャーのものが多く、揮発しにくいのが特徴です。
・鉱物性オイル
鉱物性オイルは石油やプラスティックなどを作った後に出る廃油を精製して不純物を取り除いたオイルのことです。医療用のワセリンやベビーオイルなどに使われており、重ためで保護することに長けたオイルとなります。
精製の度合いで純度のランクも変わってきますが、低刺激で敏感肌の方にも使いやすいオイルです。

アルガンオイル


アルガンオイルはモロッコに生息する木になるアルガンの実から抽出できる植物性オイルです。約30キロのアルガンの実からたったの1リットルしか取れずとても貴重なオイルもあります。
オレイン酸、リノール酸、ビタミンEなどの美容成分が豊富に含まれており、美容効果が高いオイルでもあるのです。人の肌にも馴染みがよく高い抗酸化作用が期待できるので、髪の毛や肌など全身に使用することができます。

椿油


椿油はヤブツバキの種子から抽出される植物性オイルです。オレイン酸が85%もの割合で含まれているので、肌なじみがとてもよく、ビタミンEも含まれているため植物性オイルの中でも酸化しにくく扱いやすいオイルでもあります。

ホホバオイル


ホホバオイルはアメリカやメキシコの乾燥地帯に生息するホホバの種子から抽出されたオイルです。ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、幅広い肌質の方にも使用でき、ヘアオイルとしても乾燥から髪の毛を守ってくれるのでオススメのオイルでもあります。

馬油


馬油は馬の皮下脂肪を原料とした動物性オイルで、食用の馬を解体する時に腹などから採取されます。オレイン酸、パルミチン酸、リノール酸、などを多く含んでおり高度不飽和脂肪酸であるリノレン酸も含む天然オイルなのです。
馬油には不飽和脂肪酸が約63%含まれており、人間の皮脂の不飽和脂肪酸が60〜75%と言われているのでとても人の肌に近いオイルとしても重宝されているのです。このため肌なじみがよく浸透性も高いので使用感もいいのが特徴となります。

スクワランオイル


スクワランオイルは深海鮫の肝油中に多く存在するスクワレンという成分を酸化しにくく調整したオイルです。スクワレンはオリーブや小麦胚芽油などからも抽出される成分で、人間の肌にも5%ほど含まれています。
スクワランは水分と混ざり合うことで皮脂膜を形成し、この膜が肌や髪の毛の水分の蒸発を防ぎ潤いを閉じ込めてくれる働きをしてくれるのです。

ワセリン


ワセリンは石油を精製して作られたオイルで、肌や髪の毛に薄い膜を張り水分の蒸発を防ぐ効果があります。石油と効くと心配になるかもしれませんが、高純度に精製するため不純物がほとんど取り除かれ肌にも優しいとされています。
ワセリンは精製の度合いが高くなるほど白色になるので、医療機関や薬局で売られているものは白色ワセリンとして扱われているのです。

ベビーオイル


ベビーオイルは石油を精製して作られるミネラルオイルを主成分として作られたオイルです。ミネラルオイルは非常に安定性の高いオイルで、他の物質と反応しないのでアレルギーや刺激になりにくいのが特徴の安全なオイルとなります。
ベビーオイルについてはこちらの記事で違った角度から紹介しています。
参考にして下さい。
髪にベビーオイルの意外なデメリット。髪は髪専用オイルがおすすめ

3.髪油(ヘアオイル)の選ぶポイント



髪油(ヘアオイル)を選ぶ際にポイントとなってくるのが、次の4つです。
  • オイルの効果
  • ニオイ
  • 手触り
  • コスパ
高くて高級な髪油(ヘアオイル)が必ずしも自分に合っているかというと実はそうでもないのが実情です。人間の髪質が十人十色なように、その髪質に合うものもそれぞれ異なってきます。
口コミがよくて人気があるから使ってみたのにイマイチ効果を実感できなかった、というような経験をされた方も多いのではないでしょうか。まさしくこれはその現象が起きたケースなのです。
そうならないためにも髪油(ヘアオイル)の選ぶポイントを少し詳しくご紹介していきます。

オイルの効果


先程ご紹介したオイルの種類もあるのですが、最近発売されている髪油(ヘアオイル)のほとんどは、髪の毛に合うように様々なオイルや香料をブレンドしてさらに効果や使用感をよくしています。
主成分として使われているオイルの特徴をチェックしつつ、ヒートダメージに対応しているのか補修成分は十分なのかなど自分の髪の毛に必要となる、髪油(ヘアオイル)の効果まで見極めてあげることが大切です。

ニオイ


髪油(ヘアオイル)をせっかく毎日使うのであればニオイにもこだわりたい所です。効果が高い髪油(ヘアオイル)でもニオイが気に入らないとテンションも下がってしまいます。必ず購入前にテスターなどでニオイが自分の好きなものなのかチェックすることをオススメします。

手触り


使い心地や仕上がりの手触りも髪油(ヘアオイル)を選ぶ際には重要なポイントです。髪油(ヘアオイル)のテクスチャーが重いもの、軽いものでも仕上がりのまとまり感や質感が変わりますし、サラサラタイプやしっとりタイプでも手触りが全く違ってきてしまいます。
髪の毛が細くて軟毛ですと軽めのテクスチャーのものが使いやすかったり、反対に毛量が多くて剛毛ですと重ためのテクスチャーの方がまとまりよくキレイに仕上がります。
このような違いがでてきてしまうため、自分の好みの手触りの質感の髪油(ヘアオイル)を上手に取り入れていく必要があるのです。

コスパ


忘れてはいけないのが、髪油(ヘアオイル)のコスパ面です。毎日使うものだからこそ負担にならず使い続けられるものを選んであげることが大切となります。高いからいい、安いから悪いではなく自分に合ったものを希望の価格帯の中から探してみてください。
最近の髪油(ヘアオイル)の種類はとても豊富で選びきれないほどあります。もし自分で探すのが大変な場合は通っている美容室のスタイリストさんに相談してみるのも一つの手かもしれません。
好みや髪質を理解しているはずなので、適切な商品を紹介してくれる可能性もあるので参考にしてみてください。

4.効果的な使い方は?



髪油(ヘアオイル)の効果的な使い方も合わせてご紹介させていただきます。

ドライヤー前に使う


◆手順◆
1.洗髪後の濡れた髪の毛をバスタオルでゴシゴシ摩擦を与えないように優しくしっかりと水分を拭き取る。
2.粗目のブラシやクシで絡まりを直し、整えておく。
3.髪油(ヘアオイル)を手のひらに広げてから、髪の毛の中間から毛先に馴染ませていく。
4.クシでとかして髪の毛1本1本コーティングするイメージで馴染ませる。
5.そのままドライヤーで乾かしたら、半プッシュ程度の髪油(ヘアオイル)を馴染ませて仕上げる。
※髪油をつける量の目安はショート1プッシュ、ミディアム1.5〜2プッシュ、ロング2〜3プッシュ

スタイリング剤として使う


◆手順◆
1.アイロン、ブロー、コテなどでヘアスタイルをセットします。
2.手のひらに髪油(ヘアオイル)を温めて馴染ませる。
3.中間から毛先中心につける。
4.手のひらに残った髪油(ヘアオイル)を前髪や顔周りの調整に使う。
※この時に重たすぎるオイルを使ったり、塗布量が多いとベタッとしてしまうのでつけすぎには注意が必要です
下記ページで髪のツヤを出す方法を詳しく解説していますので、併せてお読みください。
髪の毛のツヤを蘇らせる方法

5.まとめ



髪の毛を保護して守ってくれる髪油(ヘアオイル)、たくさんのオイルの種類や商品がありどうしても選ぶのが大変ですよね。お気に入りの髪油(ヘアオイル)を見つけるためには、まずは自分の髪の毛にはどんな髪油が必要なのかを見極めて、好みやコスパなど生活に取り入れやすいものを探していくのが一番確実な方法です。
お店にもたくさんの種類の髪油(ヘアオイル製品)が並んでいるので、その中から見つけ出すのは少し時間がかかってしまうかもしれませんし、失敗もあるかもしれません。しかし、今回ご紹介したオイルの特徴を参考にしながら選んであげることで、失敗の確率を減らせるはずです。是非お気に入りの髪油(ヘアオイル)を見つけてみてください。
なお、天然由来成分で頭皮と髪を優しくケアし、自然な白髪染めができるおすすめのヘアケアメーカーによる綺和美の「RootVanish」という製品をご存知ですか?
落ち着いた香りなので、若白髪に悩む働き盛りの若い世代にもぜひ通販で気軽にお試しいただきたいヘアケアアイテムです。






【本記事の要約】
髪油(ヘアオイル)は髪の補修や保護に優れた効果を持ち、種類も豊富です。髪の毛のダメージを補修し、乾燥を防ぎツヤを与えるために使用されます。特に洗髪後、髪の毛が濡れている状態で使用すると、開いたキューティクルを保護し、髪の毛を保湿してツヤを与える効果が期待できます。また、髪油はドライヤーの熱から髪を守る役割も果たし、髪の毛を乾かした後はなめらかな仕上がりになります。髪油には植物性、動物性、鉱物性の3つのタイプがあり、それぞれに特有の効果があります。例えば、アルガンオイルは高い抗酸化作用を持ち、椿油やホホバオイルは肌馴染みがよく、乾燥から髪を守ります。髪油を選ぶ際には、オイルの効果や香り、手触り、コスパを考慮することが大切です。使用方法としては、ドライヤー前に馴染ませることで髪を保護し、スタイリング剤としても使えるため、さまざまな用途に対応できます。自分に合った髪油を見つけるためには、自分の髪質や好みに合う製品を選ぶことがポイントです。

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