白髪染めとおしゃれ染めの違い|酸化染毛剤・カラートリートメントまで整理

「白髪染め」と「おしゃれ染め」は、呼び方だけで仕組みを二分できません。 酸化染毛剤では白髪用・黒髪用のどちらも髪内部で発色し、製品によって明るさや染料設計が異なります。さらに、ヘアマニキュアやカラートリートメントは別の仕組みです。まず製品の種類を確認しましょう。

最初に製品の種類を確認する

日本化粧品工業会は、ヘアカラーリング剤を永久染毛剤、半永久染毛料、一時染毛料などに分けて説明しています。店頭で「白髪染め」「おしゃれ染め」と書かれていても、まず箱や商品説明で製品区分と使用方法を確認することが大切です。[1]

同じ茶色でも、黒髪を明るくしたいのか、白髪と周囲をなじませたいのか、白い部分へ色を重ねたいのかで適する方法は変わります。

髪色の仕上がりを確認する女性

酸化染毛剤は「白髪用だけ別物」ではない

酸化染毛剤は、酸化染料と酸化剤などの反応を利用して髪を染めます。製品によっては髪のメラニンを明るくしながら色を発色させます。「おしゃれ染めは必ず脱色してから染める」「白髪染めには脱色作用がない」と単純化するのは正確ではありません。[1]

セルフカラーでは、自己流で放置時間を延ばす、別製品を混ぜる、説明にない二度塗りをすることは避けます。指定の量・順序・放置時間・すすぎ方を優先してください。

ヘアカラーの色味を比べるモデル

ヘアマニキュア・カラートリートメントとの違い

ヘアマニキュアやカラートリートメントは、酸化染毛剤とは着色の仕組みが異なります。一般に黒髪を明るくする目的には向かず、白髪や明るい髪へ色味を加えて見え方を整える使い方が中心です。何回で色がつくか、どれくらい保つかは製品や髪の状態によって変わります。

「天然由来だから必ず安全」「ジアミン不使用なら全員に刺激がない」ともいえません。使用部位、全成分、注意事項を確認し、異常が出たら使用を中止します。

複数のヘアカラー方法を検討する女性

希望色を決める前に伝えたいこと

美容室では、現在の白髪の量だけでなく、過去のブリーチ、縮毛矯正、パーマ、セルフカラー、カラートリートメントの使用歴も伝えましょう。暗く染めた履歴が残っていると、希望する明るさへ一度で変えにくい場合があります。

酸化染毛剤では、これまで問題なく使えていても毎回パッチテストが必要と案内されています。過去にかぶれたことがある場合は再使用しないよう注意が必要です。[2]

美容師にカラー履歴を相談する女性

白髪ケア製品を用途から比較する

よくある質問

白髪が数本なら、おしゃれ染めだけで十分ですか?

白髪の位置、周囲の色、希望する明るさで見え方が異なります。本数だけで決めず、美容師と仕上がりの優先順位を相談してください。

カラートリートメントならパッチテストは不要ですか?

製品区分によって注意事項が異なります。酸化染毛剤のパッチテストとは別に、各製品の表示と使用前の注意を確認してください。

参考情報

  1. 日本化粧品工業会:ヘアカラーリング剤の種類としくみ
  2. 日本ヘアカラー工業会:皮膚アレルギー試験(パッチテスト)

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