スカルプケア=ハゲ予防といったイメージが先行してしまい、男性のケアといった勘違いをしている方が多いことが要因の一つかもしれません。しかしスカルプケアは結果として髪の毛の美しさにも関係してくるほど関わりの深い間柄なのです。
そこで今回はスカルプケアの必要性から、スカルプケアをしないとどうなるかまで詳しくご紹介させていただきますので、是非最後までお付き合いください。
CONTENTS 1. スカルプケアの効果は?
2. 頭皮のセルフチェック
3. スカルプケアをしないとどうなる?
4. 自分でできるスカルプケア
5. ケアの他に気をつけて欲しいこと…
6. まとめ
2. 頭皮のセルフチェック
3. スカルプケアをしないとどうなる?
4. 自分でできるスカルプケア
5. ケアの他に気をつけて欲しいこと…
6. まとめ
1. スカルプケアの効果は?

スカルプケアとは髪の毛ではなく頭皮を整えるために行うケアとなります。頭皮は植物と同じように髪の毛が生えてくる土壌であり、この質や環境がよければそこから成長してくる髪の毛も、健康的で元気に生えてきてくれます。
この土壌を整えるためには、スカルプケアで頭皮を清潔に保ち栄養が行き渡るようにしてあげる必要があるのです。スカルプケアをしてあげると、頭皮の血流促進や頭皮に詰まった皮脂や汚れをリセットしたりと頭皮環境を整える効果が期待できます。
その結果頭皮のかゆみ、フケ、抜け毛、薄毛、白髪や髪の毛のハリ、コシ、ツヤなどにも効果があり頭皮から髪の毛までの様々なお悩みの解決のカギにも繋がるのです。
髪の毛が減ったと感じたら・・・・・・スカルプケアは何に効くのか調べてみた。
2. 頭皮のセルフチェック

自分の頭皮が今いい状態なのか、わるい状態なのか判断するのは難しいですよね。自分の頭皮は健康的な状態なのか、是非セルフチェックしてみてください。当てはまるものが多い場合はケア方法の見直しが必要となるかもしれません。
・頭皮の色…
健康的な頭皮は白い色をしています。赤味が強くでている場合は、炎症を起こしている可能性があります。日焼けや皮膚トラブルなどが原因の可能性があるため注意が必要です。
・頭皮が動くかどうか…
両指を広げて頭皮へあてて、そのまま円を描くようにして動かしてみてください。この時に柔らかく動く方はいい状態なのですが、頭皮が固くて動きが悪く骨ばった感触の場合は血流が悪く頭皮がコリ固まってしまっている可能性があります。
・頭皮の皮脂の分泌量…
自分の指を地肌にこすりつけて指についた皮脂の量をチェックしてみてください。皮脂量が多くベタついている場合は、皮脂の分泌量が過剰になってしまっている可能性があります。逆にカサついていたり、フケがでている場合は必要な皮脂が分泌されておらず、乾燥している可能性があるのです。
・抜け毛の量…
健康的な髪の毛や頭皮の方でも通常は1日100本前後の髪の毛が自然と抜けるとされています。そのため抜け落ちた髪の毛を1本1本数えるのは現実的ではありませんが、ドライヤーのあとの床に落ちた髪の毛の量や、お風呂の排水口の髪の毛の量をチェックしてみていつもよりも増えているようなら注意が必要です。
3. スカルプケアをしないとどうなる?

スカルプケアをしないまま10年過ごした場合、頭皮環境が悪くなり血流が滞りがちになり頭皮に栄養が行き渡らなくなってしまったり、毛穴に余分な皮脂や汚れが詰まってしまう可能性がとても高くなります。
頭皮環境が乱れてしまうと薄毛や抜け毛、白髪や頭皮トラブルなどが起こりやすくなってしまいます。そうならないためにもスカルプケアは習慣として気付いた今から始めてみてください。
「まだ若いからスカルプケアははやくない?」と思われがちですが、まだ症状が現れていない少しでも若いうちからスカルプケアを取り入れておくと、より効果が期待できるのです。
若いうちは血流もよく頭皮の状態もよい場合が多いので、その時にスカルプケアをしておくといい状態がキープしやすくなります。気付いた今が一番若いタイミングなのでできそうなケアから取り入れてみるのがオススメです。
症状が出ていないうちからのケアは、モチベーションが続きにくいかもしれませんが気持ちのいいケアや爽快感などリフレッシュできるスカルプケアからはじめてみると継続しやすくなります。
脱毛症 Q18 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
4. 自分でできるスカルプケア

スカルプケアと聞くと難しいのかなと思ってしまいますが、やり方のポイントさえ抑えてしまえば自分でも簡単に施術できるヘアケアなのです。自分でもできるスカルプケアのやり方もご紹介させていただきます。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージは普段動かさない頭皮の筋肉をほぐし、刺激をあたえることで頭皮の血流を促進し栄養を行き渡らせたり、老廃物を流したりする効果があります。自分の手があれば今すぐにどこでもできるケアなので、初心者の方にもオススメです。
1.両手の母指球をこめかみにあてて円を描くように回しながら引き上げるイメージで刺激していく。
2.生え際に両手の5本指をそえて、引き上げるように刺激しながら頭頂部目指して少しずつずらしていく。
3.耳周りに両手の4本指をあて、頭頂部に向かって少しずつずらしながらほぐしていく。
4.首の根元に両手の親指をあて左右から押し合うようにして圧をかけてほぐしていく。
5.生え際の正中線の部分に両手の人差し指をあて、左右交互に圧をかけながら頭頂部まで刺激していく。
6.頭皮をつまむようにしてタッピングを全体的に気持ちのいい位の加減でする。
スカルプシャンプー&トリートメント
スカルプシャンプー&トリートメントは普段お使いのシャンプー&トリートメントの代わりとして使用するだけで、頭皮の皮脂や汚れを取り除きキレイな状態を維持できるケア方法です。
シャンプー&トリートメントはほとんどの方が毎日使用するので誰でも取り入れやすいのが最大のメリットです。
1.濡らす前の乾いた状態でクッションブラシなどを使い地肌に軽くあて、生え際から後ろへ向かってとかす。同様にして頭皮全体をブラッシングする。(この工程をはさむと地肌の汚れやホコリを浮かせる効果と、頭皮を刺激して血流を促す効果があります)
2.シャワーを36〜38℃に設定し、頭皮をすすぐようなイメージで水分を行き渡らせる。(この段階で8割の汚れが落とせるとされているので、しっかりすすぐ)
3.いつもお使いのシャンプーを適量出して、頭皮からモコモコに泡立てて軽く全体をシャンプーして、一旦流していく。(頭皮の皮脂が多いと泡立ちが悪いので、その場合は一度シャワーで流してから再びシャンプーを泡立てていく)
4.スカルプシャンプーを適量出して、頭皮からモコモコに泡立てて全体をしっかりシャンプーしていく。(このあとマッサージをしていくので、シャンプーをして泡が消えてしまったらシャンプーや水分を足して泡を復活させておく)
5.生え際に5本指をおき、円を描くように動かし引き上げながら圧をかけていく。そのまま頭頂部へ向かって少しずつずらしながら移動する。
6.正中線を両手の4本指で左右から押し合うようにして圧をかける。生え際から頭頂部の間を前後に移動してほぐす。
7.首後ろの生え際に両手の4本指をそえて、引き上げるように圧をかけながら頭頂部までずらしながら移動する。
8.両手の手のひらを頭にフィットさせ、左右から圧をかけハンドプレスする。
9.すすぎ残しがないようにシャワーでしっかりと泡を流していく。
10.髪の毛の水分を軽くしぼって頭皮を中心にスカルプトリートメントを馴染ませていく。
11.生え際に両手の5本指をおき、地肌を滑らせるようにして頭頂部へ向かって圧をかけていく。
12.生え際の正中線の部分から頭頂部へ向かって両手の人差し指を交互に滑らせるように圧をかけていく。
13.耳後ろに両手の4本指をそえて、地肌に指をつけたまま頭頂部まで滑らせていく。
14.そのまま数分放置してから、地肌や首元など流し残しがないようにシャワーで流していく。
スカルプブラシを使う
頭皮マッサージが自分でするには時間がなかったり、難しいなという方にオススメなのがスカルプブラシです。形状は様々なものがありますが、シリコンなど頭皮にあたっても傷つかないような作りになっています。
頭皮の汚れを掻き出したり、刺激をあたえてマッサージ効果も期待できる仕組みになっているのです。スカルプシャンプー&トリートメントを使用する時に併用してあげると、マッサージ効果が得られるので自分でマッサージする自信がない方でも安心して施術できます。
頭皮のマッサージってどうやるの? 道具は必要? スカルプケアを学びましょう!
5. ケアの他に気をつけて欲しいこと…

スカルプケアはマッサージや頭皮を中心としたヘアケアで行いましたが、頭皮や髪の毛を健康的に保つためには日常的に気をつけた方が良いポイントがあるのです。そのポイントについてもご紹介させていただきます。
バランスのいい食生活
頭皮に必要な栄養素はタンパク質、亜鉛、ビタミンなどがあります。偏った食生活をしていると、この頭皮に必要な栄養素が不足してしまうのです。
ジャンクフードや脂っこいものばかり摂取してしまうと、頭皮の皮脂が過剰分泌してしまい、毛穴の詰まりやべたつきなど頭皮トラブルの元になってしまいます。健康的な頭皮や髪の毛を維持するには、必要な栄養素をバランスよく摂取する必要があります。
タンパク質…肉、魚、タマゴ、牛乳
亜鉛…牡蠣、レバー
ビタミン…緑黄色野菜、ナッツ類、キウイ、かつお、マグロ
ストレス
過度にストレスを抱えてしまうと自律神経が乱れてしまい、交感神経が優位となってしまうため緊張状態が続いてしまうのです。そうなると血管が収縮してしまい、血流が悪くなってしまいます。
そうなると頭皮まで栄養が届きにくくなってしまい、頭皮環境が悪くなってしまうのです。日頃から入浴や運動やおしゃべりなど自分のストレス発散法を確立しておくと予防できるので、是非発散方法を探してみてください。
睡眠
通常であれば睡眠の間に人は副交感神経が優位となりリラックスします。しかし睡眠不足や質の悪い睡眠が続いていると、交感神経が優位になってしまい血流が悪くなってしまいます。
また22〜2時の間はゴールデンタイムと呼ばれており、髪の毛の成長や修復に必要な成長ホルモンが豊富に分泌されるため、この時間には就寝できるように調整しておきたいところです。遅くても24時頃には就寝しているようにすると成長ホルモンの効果を得られます。
6. まとめ

ダメージ補修のトリートメントなどとは違い、スカルプケアを取り入れている方はまだ少なく感じます。しかし、頭皮は髪の毛が生えてくる土台で元気な美しい髪の毛が作られるかは頭皮環境次第で大きく作用されてしまいます。
スカルプケアは即効性がないので、やったからといって目に見えて効果は実感しにくいヘアケアです。しかし何もしない10年後と、スカルプケアを行なった10年後では確実に差がついてしまいます。
スカルプケアをはじめるには少しでも若いうちから取り入れてあげるのが大切です。頭皮にトラブルが起こる前からスカルプケアでカバーしておいてあげると、より効果的に予防できるのです。
ここで、綺和美のヘアケアシリーズをおすすめします。このシリーズはマイルドな成分で作られており、刺激が少ないので頭皮に優しいです。さらに、独自の香りが心地よく、多くの雑誌でも高評価を受けています。お得な定期通販でのご購入や新規登録での特典もあります。また、スカルプケア用品として併用することで、より効果的なケアが期待できます。
難しく考えなくても週に2〜3回スカルプシャンプー&トリートメントに変えるだけでも効果が期待できるので、是非取り入れてみてください。
【本記事の要約】 スカルプケアは、髪の毛ではなく頭皮を整えるケアであり、髪の健康に密接に関わっています。特に女性にとってはまだ馴染みが薄いケアですが、スカルプケアを行うことで、頭皮の血行促進や皮脂や汚れの除去ができ、髪の毛にツヤやハリを与えることができます。健康的な髪の毛を維持するためには、頭皮環境が重要であり、スカルプケアによって頭皮のかゆみ、フケ、抜け毛、薄毛などのトラブルの予防が期待できます。自分でできるスカルプケアとしては、頭皮マッサージやスカルプシャンプーの使用が効果的です。スカルプケアを始めるタイミングは早いほうがよく、若いうちからケアを取り入れることで効果が期待できるとされています。また、食生活のバランスやストレス管理、良質な睡眠も頭皮の健康には重要です。スカルプケアを習慣として取り入れることで、髪の悩みを予防し、10年後の頭皮環境に差がつくことが分かります。 |