そのうちに1ヶ月、4週間、3週間と白髪染の間隔がどんどん短くなってきてしまい、美容室に染めに行くのも大変になってきてしまうのです。確かに美容室でカラーをすると自分に見えない部分までキレイにムラなく染めてくれますが、通う頻度が高くなると時間も料金も
負担になってきてしまいます。
それを緩和するためにも自宅でもセルフで白髪ケアを取り入れる方が増えてきています。そこで今回は白髪を隠す方法から自宅での白髪ケアのコツまで詳しくご紹介させていただきます。
1. 白髪を隠す方法

はじめに白髪を隠す方法はいくつかございますので、一つづつご紹介させていただきます。
ヘアカラー
ヘアカラーは一番メジャーなカラーでカラーをしている方のほとんどがこのヘアカラーを使用して施術しています。ヘアカラーは1剤と2剤の2つの薬剤を混ぜ合わせることで化学反応を起こし、髪の毛の表面のキューティクルを開かせて内部を少し脱色して色素を入れる方法で染めていくのです。
基本的にファッションカラーもグレイカラーも同じ仕組みではあるのですが、ファッションカラーは明るくするリフト力が強く色味の発色がいいのが特徴となります。
逆にグレイカラーはリフト力は弱く色味の発色も弱いのですが、ファッションカラーに比べて黒や茶色の色素が多く配合されているため白髪にもしっかりと色が入るように設定されているのです。
ファッションカラーで白髪を染めても色味がしっかりと入らないため、キラキラして浮いてしまうので目立たせたくない場合は白髪染めを使ってしっかりと色味を入れることが大切なのです。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは髪の毛の表面を薬剤でコーティングして発色させる仕様のカラーとなっています。髪の毛の内部には干渉しないで染められるので、髪の毛のダメージを最小限に留めておけます。
薬剤で髪の毛をコーティングするので、ハリコシが出やすくなるので髪の毛の細い方にもオススメできる施術です。デメリットとして髪の毛を明るくする事はできないのでベースが明るいか白髪などの状態でないとキレイに発色できない点です。
その分白髪の部分を地毛に合わせて目立たせなくするのに長けているので、ナチュラルに頭皮や髪の毛に負担なく白髪を染めるには適しています。
ヘナ
ヘナは植物由来の成分でできている自然なカラーで、ヘナを粉末状にしてすり潰していきそれをお湯でといてから塗布していきます。ジアミンアレルギーなどで通常のヘアカラーでは頭皮がヒリヒリしてしまう方も安心して染められるカラーでもあるのです。
デメリットとしては天然由来の成分でできているためオレンジっぽい褐色の色味となってしまい好きな色にできない点です。色味が選べるヘナも存在するのですが、ケミカルヘナといって化学物質が配合されて調整されているものが多いので注意が必要です。
カラーシャンプー&トリートメント
カラーシャンプー&トリートメントはシャンプーとトリートメントに髪の毛が染まるように色素が配合されており、シャンプーとトリートメントをするだけで髪の毛が染まる仕組みになっているアイテムとなります。
通常のファッションカラーの退色をカバーするために使うものと白髪に色が入るために使うものと2通りの種類があります。シャンプーやトリートメントに色素が配合されているのでどうしても染まりがマイルドになってしまい仕上がりが薄くなってしまいがちなのですが、数回回数を重ねるとだんだん濃くなり好みの色に調整がしやすくなるのです。
通常のシャンプー&トリートメントの代わりに使うだけでカラーができてしまうので、頭皮や髪の毛にも負担がかからず手軽に施術できるのが最大のメリットとなります。自宅で白髪が気になったらすぐに染めたい方にオススメです。
ポイントの白髪隠し
生えている白髪の本数がまだ少ない方にオススメなのが、ポイントでの白髪隠しとなります。ポイントの白髪隠しはマスカラタイプ、ブラシタイプ、ファンデーションタイプなどの形状があり、ヘアセットした後に仕上げに使って白髪を隠す方法です。
化粧品と同様に髪の毛自体を染めるわけではないため、洗うと落ちてしまいます。そのため毎日白髪隠しを使用する必要がありますが、生え際や分け目など気になる部分にのみポイントで手軽に使用できるので白髪染をまだ始める勇気がない方や次の白髪染めまでの期間のつなぎに使ったりと便利なアイテムです。
白髪が生え始めてきたときの対処法
2. 自宅でセルフで白髪ケアする方法

美容室などではなく自宅で白髪ケアする方法もご紹介していきます。
ヘアカラー
1.肩にタオルをかけ、カラー剤の1液と2液を混ぜ合わせておく。
2.ブラッシングをして髪の毛の引っかかりや絡まりを取っておく。
3.頭頂部から後ろの正中線と頭頂部から耳を左右にブロッキングして4つに髪の毛を分けてダッカールで留めておく。
4.白髪の一番目立ちやすい生え際や分け目にたっぷり薬剤を塗布する。
5.そのまま4つに分けた分け目部分に塗布していく。
6.片側のブロックの上から耳上まで徐々に下へ下がりながら塗布していく。
7.逆サイドも同様にして塗布していく。
8.後ろも上から首元まで少しづつ下へ下がりながら塗布していく。
9.塗布した部分に対して斜めにスライスを取り、塗りムラをチェックしながら足していく。
10.左右と後ろ全体的にチェックできたら、顔周りの生え際や分け目などの白髪が目立ちやすい部分に再度多めに塗布しておく。
11.しっかりと放置時間を置き、途中で目の荒いコームで根元を立ち上げ空気を入れるイメージでコーミングしてさらに時間を置く。
12.シャワーでカラー剤を流す際は、カラー剤とお湯をクルクルと馴染ませて乳化してからすすいでいく。
13.カラー剤が流せたらいつも通りにシャンプー&トリートメントをして仕上げていく。
カラーシャンプー&トリートメント
1.乾いた状態で地肌からブラッシングして全体的にとかしておく。
2.シャワーで地肌を洗うように時間をかけてたっぷりのお湯でしっかりとすすいでいく。
3.通常のシャンプーを適量だし地肌からモコモコに泡立てていき全体をシャンプーしていく。泡立ちが悪い場合は一旦シャワーで流してから再度泡立ててシャンプーしていく。
4.シャンプーしたら一度シャワーで流していく。
5.カラーシャンプーを適量だして地肌からしっかりと泡立たせる。
6.泡をあら目のコームを使って全体的に馴染ませていき、白髪が特に気になる生え際や分け目の部分に泡をしっかり乗せて放置時間をおく。
7.時間をおいたらシャワーで流していく。
8.髪の毛の水分をしぼってからカラートリートメントを馴染ませていく。
9.シャンプーと同様に白髪の目立ちやすい部分には塗布量を増やしておきます。
10.少し時間をおきすすぎ残しがないように、耳後ろや首元など残りやすいので念入りにすすいでいく。
3. 失敗しないためのコツは?

自宅で白髪ケアを自分でするとどうしても失敗してしまうことも多くなります。セルフケアでも失敗しないためのコツをご紹介させていただきます。
ヘアカラーのコツ
・カラーする前にブラッシングしておき髪の毛の絡まりをといておく
髪の毛が絡まったままカラー剤を塗布していくと塗りづらいだけではなく、絡んだ部分にカラー剤がつきにくくムラになりやすくなってしまいます。はじめにブラッシングをして引っかかりのない状態にしてからカラーを塗るようにするとスムーズにキレイに塗布できるのです。
・ブロッキングをしっかりとる
左右耳からの前後と頭頂部から後ろの正中線にそって真ん中で分けて全頭を4つにブロッキングしてからカラーを塗ると染め残しがかなり減ります。分けとったブロッキング一つ一つの狭い範囲をそれぞれ集中して塗布できるので、慣れていない方ほどしっかりと分けてから塗布してみてください。
・生え際や分け目に薬剤をたっぷりと
白髪が目につきやすく目立つのは分け目や生え際などの顔周りがほとんどです。そこを塗り残してしまうとせっかく白髪染めしたのに意味がなくなってしまうので注意が必要です。塗り始めも気になる部分にまずはカラー剤を塗布して、最後も念入りに薬剤をたっぷりとのせてしっかりと染まるように対策しておくと安心です。
・塗布したあとに生え際にティッシュで押さえる
薬剤を塗布して時間が経つと髪の毛が浮き上がったり短い白髪がぴょこっとでてしまったりして頭皮の熱を活かせず染まりが悪くなってしまいます。それを防ぐためにティッシュなどでフタをしておさえてあげると髪の毛が密着し、頭皮の熱も伝わるのでしっかりと白髪も染められるのです。
かぶれ Q11 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
カラーシャンプー&トリートメントのコツ
・予洗いの時にしっかりとすすいでおく
シャンプーを使う前の予洗いの段階で地肌の皮脂や汚れを落とすように念入りにすすいでおくと、シャンプーの泡立ちもよくなり途中で泡が消えなくなるのでムラなくキレイに染められるようになります。
泡が消えてしまうときは頭皮や髪の毛に油分が多い状態なため、しっかりと落としてからカラーシャンプーを使うようにしてみてください。
・しっかりと泡立てる
シャンプーの原液のままで泡立ちが不十分だと、全体に行き渡りにくくムラになってしまいやすくなります。泡が十分に全体につくようにしっかりと泡立てておくことが大切となります。自分で泡立てるのが苦手な方は泡立てネットなどを使って別で泡立てたものを馴染ませていく方法もあるのでこちらもオススメです。
・時間をしっかりと置く
カラーシャンプー&トリートメントはどちらも染まりがマイルドなカラーとなります。そのためさっと流してしまうと白髪に色がしっかりと入りにくくなってしまいます。どちらの時も放置時間をしっかりと確保すると色素が定着しやすくなりキレイに染められるのです。
・コーミングで馴染ませる
美容室では他人がカラーを塗布するため、塗り残しやムラがあると目視でチェックできるのですが自分で染めるとなるとそうは行きません。カラーシャンプーやトリートメントをムラなく馴染ませるには、あら目のクシを使ってコーミングをして全体に行き渡らせることが有効です。
カラーシャンプーのときは泡をしっかりと泡立てまんべんなく行き渡らせ、トリートメントも適量しっかりと出してクシでとかしていってください。
白髪ケアシャンプートリートメントは洗浄力が強いモノを選んでもいいの?
4. まとめ

白髪を自宅でケアする方は近年とても増えています。自分のタイミングで好きな時に自宅で染められるのは最大のメリットで忙しい方や美容室にいくのが面倒な方にもとてもオススメなカラーです。
しかしせっかく白髪をケアしているのに染めムラがあったり、キレイに仕上がらなかったらとても悲しくなってしまいますよね。注意点やコツをしっかりとおさえておけば自宅でも白髪ケアでも失敗はかなり減らすことはできるのです。
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今回ご紹介したコツを参考にして是非自宅での白髪ケアに活かしてみてください。
【本記事の要約】 白髪染めは、最初は1〜1ヶ月半のペースでカラーをして問題ありませんが、白髪の本数が増えてくるとそのペースではカバーしきれなくなり、染めに行く頻度が増えてきます。美容室でのカラーは仕上がりがきれいですが、頻繁に通うことが負担になり、手軽に自宅でセルフケアをする人が増えています。自宅での白髪ケア方法としては、ヘアカラーやヘアマニキュア、ヘナ、カラーシャンプー&トリートメント、ポイントの白髪隠しがあり、それぞれ特徴があります。ヘアカラーは白髪にしっかりと色が入りますが、ダメージがある場合もあります。ヘアマニキュアは髪の表面をコーティングしてダメージが少なく、ナチュラルに白髪を隠すことができますが、明るくすることはできません。ヘナは自然由来の成分で白髪染めができ、敏感肌の方にも使いやすいですが、色味が限られています。カラーシャンプーやトリートメントは手軽に使用できるものの、色が薄くなることがあります。ポイントで白髪を隠すアイテムも手軽に使用でき、毎日使うことで白髪を目立たせなくできます。自宅で白髪ケアをする場合は、正しい手順とコツを守ることが大切で、失敗を避けるためにはブラッシングや分け目の調整をしっかりと行い、時間をかけて放置することが必要です。 |