白髪染めのパッチテストはなぜするの?理由とやり方をご紹介

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白髪染めをする時に説明書によく書いてあるのが、「パッチテストを行ってください」という文言。でも、実際にはテストをせずにそのまま一気に染めているという人もいますよね?でも、もしかするとそれは白髪になるリスクを高めているかも・・・?
今回はそんな白髪染めでパッチテストをする理由パッチテストの方法注意点をご紹介したいと思います!

 

1. 白髪染めにパッチテストが必要な理由


パッチテストって?


カラーリングに使われる染料にはアレルギーを起こす可能性があるものが含まれていることもあります。それは、白髪染め(2剤式の酸化染毛剤)でも同じ。そんなアレルギーが起こる可能性を事前に確認できるのがパッチテストです。
パッチテストは、現在のところ自分でアレルギーを確かめられる最も簡単で確実な方法だといわれています。

白髪染めでアレルギー反応が現れると・・・


「アレルギー反応」というと、頭痛や腹痛、喘息など様々なものが挙がりますが、白髪染めを使用した場合によく現れるアレルギー反応は次のような症状になります。

<アレルギー反応>
・かゆみ
・ピリピリとした刺激感
・腫れ
・赤み
・湿疹(丘疹や小水疱など)


「でも髪の毛なら見えないし、ちょっと我慢すればいいだけなのでは?」と思う人もいるかもしれません。
ところが、アレルギー反応は炎症を伴うものですので、頭皮や毛根が炎症によってダメージを受けてしまうこともありますし、乾燥を招いて紫外線などのダメージを受けやすくなり白髪のリスクを高めてしまうことにもなりかねません。
「白髪染めをしたはずが、白髪が増えてしまった・・・。」なんてことにならないように、ちゃんとパッチテストを行ってから白髪染めをするようにしましょう。
 

2. パッチテストの正しいやり方


セルフでアレルギー性を確かめることができるパッチテストですが、やり方が間違っている場合はアレルギーの有無をきちんと判断することはできません。
ここで正しいパッチテストの方法をチェックしておきましょう!

準備するもの
・ヘアカラーの薬剤:実際に使用するヘアカラーの薬剤。1剤2剤両方。
・小皿:薬剤を混ぜ合わせるのに使用。直径3~5cmもあれば十分。
・綿棒:薬剤を混ぜ、皮膚に塗布するのに必要。
・ティッシュ/コットン:薬剤を拭き取るために必要。


①カラー剤の1剤と2剤を実際に使用する割合で小皿に出す


まずは実際に白髪染めに使用するカラー剤を小皿に少量出します。分量はぴったり正確でなくてもよいですが、白髪染めによって『1:1』『1:2』と割合が違ってきますので説明書をしっかりチェックして合わせるようにしましょう。

②薬剤をよく混ぜ合わせる


綿棒で1剤と2剤をムラができないようによくかき混ぜてください。

③出来上がった薬剤を二の腕の内側に塗布する


しっかりと混ざったら、そのまま綿棒で二の腕の内側に薬剤を塗っていきます。大きさは大体10円玉大。10分~30分くらいで乾くように付けすぎないようにしてください。

④30分放置後、 肌の様子を見ながら薬剤を拭き取る


薬剤を付けて30分程度放置し、薬剤が乾いていればそのまま、乾ききっていない場合はティッシュやコットンで拭き取ってから薬剤を付けた箇所の様子を確認します。前述の赤みやかゆみ、ピリピリ感などのアレルギー症状が現れていれば時間の経過にかかわらずすぐに薬剤を洗い流し、その白髪染めの使用を中止してください。

⑤48時間、異常がないかチェックする


30分放置しても異常が現れなかった場合は、そのまま48時間ほど普通に生活しながら薬剤を塗布した部分に異常がないか様子をみていきます。
これはアレルギーにはすぐに現れる『即時型アレルギー』と数時間~1日などしばらく時間が経過してから現れる『遅延型アレルギー』があるせい。時間はかかってしまいますが、安心して白髪染めをするには必要な時間。時間にかかわらず途中で異常があった場合には塗布した部分をよく洗い流し、白髪染めの使用を中止してください。異常がなければ問題なくその白髪染めを使用することができます。
 

3. パッチテストで注意したいこと


パッチテストは毎回行って!


アレルギーは、生活習慣や環境、年齢などである日突然現れます。花粉症などと同じですね。今までは赤くかぶれたりしなかったのに急に酷いかゆみや腫れが現れてしまうことがあります。
そのため、今までと違う白髪染めを使う場合はもちろん、今までと同じ白髪染めを使う場合でもパッチテストは毎回きちんと行ってください。

白髪染めヘアカラー(酸化染毛剤)でこれまでアレルギー反応が現れたことがある人は、パッチテストもNG!


これまでヘアカラーを使用してアレルギー反応が現れたことがあるという人は、使い続けることで徐々に症状が悪化してしまうことがあります。そのため、1度でもアレルギー症状が現れたことがあるという人は、染色に使用するのはもちろん、パッチテストもしないことをおすすめします。

体調が悪い時には染める日を延期して


パッチテストをした人の中にははっきりとアレルギー反応が現れず、よく分からないという人もいます。そんな人の場合、体調が悪い時だけアレルギー反応が現れるという人もいます。「これは薬剤を塗った違和感のせいなのか、アレルギーのせいなのか分からない!」という微妙なラインの場合は、念のため体調の悪い時は避けてもう一度パッチテストをしてみてください。それで異常がなければ体調の良い時に白髪染めをするようにしましょう。

パッチテストにかかる時間は48時間。余裕をもってテストして


パッチテストの方法で確認したように、パッチテストには48時間(まる2日間)かかります。これは、先にお話したようにアレルギーには『即時型アレルギー』と『遅延型アレルギー』があるためです。
結婚式やパーティーなど、大事な日のために白髪染めをしたいという場合は、余裕をもってスケジューリングしておく必要があります。

パッチテストがなくても大丈夫だといわれている白髪染めも!


ここでお話したように、白髪染めにはパッチテストをした方が良いものもありますが、染め方や種類によってはそこまで心配しなくても大丈夫だといわれている白髪染めもあります。
例えば、心配しなくても大丈夫だといわれているのは、ヘアマニキュアやカラートリートメント、カラーシャンプーといった白髪染めです。ただし、製品によっては前もってパッチテストを勧めているものもありますので、指示には従うようにして下さい。
ここでお話した2剤式の白髪染めヘアカラーは、髪の毛のキューティクルの間に染色成分を染みこませることで染めていきます。一方、ヘアマニキュアなどは髪の毛の周りを染色成分でコーティングしていくことで髪色を変えていきます。そのため、刺激も少なくアレルギー反応も現れにくいのです。万が一ヘアカラーでアレルギー反応が現れてしまった場合はヘアマニキュアなどの白髪染めを利用するようにしたいですね。
また、白髪染めにはヘナという方法もありますが、こちらの場合は自然由来成分で稀にアレルギー反応を起こしてしまう人もいるといわれています。最も低刺激な白髪染め方法ではありますが、念のためパッチテストはしておきましょう。

 

4. パッチテストをして白髪染めも安心!



パッチテストは多少面倒に感じるかもしれませんが、現在のところアレルギーをセルフチェックできる最も優れた方法。わざわざ病院に行かなくてもアレルギーの有無が分かるのですから、利用しない手はないですよね。
頭皮環境を正常に保つのは白髪対策の基本。毎回染める前にはパッチテストを行うようにしましょう

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【本記事の要約】白髪染めでのパッチテストは、アレルギー反応を事前に確認する重要な手順です。アレルギー症状には、かゆみ、腫れ、赤み、湿疹などがあり、頭皮や毛根にダメージを与える可能性があります。正しいパッチテストの方法は、白髪染めの1剤と2剤を混ぜ、二の腕の内側に塗布し、30分後に拭き取り、さらに48時間観察することです。毎回新しい白髪染めを使用する際や、同じ製品を使用する場合でも、パッチテストを行うことが推奨されます。体調や環境の変化によりアレルギー反応が現れる可能性があるため、慎重に対応することが大切です。

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