自宅で白髪染めをしても納得のカラーにできる!?自然な髪色に仕上げるコツも紹介

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身近なドラッグストアなどでも白髪染めはすぐに購入できますよね。白髪染めは自宅でも簡単にできるものになりました。
しかし、やはり美容院やサロンでプロに染めてもらうものと比べると髪は傷みやすいのが事実です。ですが、染めるときのちょっとしたコツや染めたあとのアフターケアに気を付ければ自宅で白髪染めをしてもダメージを抑えられます。
そこでこの記事では、自宅で白髪染めをする際のきれいに染めるコツや色落ちを防ぐアフターケアの仕方などを紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

1.自宅で染める白髪染めは美容室で染めるのと比べると傷みやすいのか?


自宅で染める白髪染めは美容室で染めるのと比べると傷みやすいのか?
自宅で白髪染めをすると傷みやすいイメージがありませんか?たしかに、美容室での白髪染めと比べると傷みやすさに差があります。
なぜなら、市販の白髪染めと美容室で染める白髪染めの薬剤には成分やトリートメントに違いがあります。たとえば、白髪染めに使用する混合液の「過酸化水素水」の濃度が違います。この過酸化水素水は薬事法で最大6%と決められているのですが、濃度が高いほどキューティクルはよく開き薬剤の浸透力も上がるのです。
美容院で使用される薬剤はこの過酸化水素水の濃度の低いヘアカラー剤を使用し、そのときの状態によって使い分けることができるのです。しかし、市販の白髪染めはどんな髪質やヘアスタイルにも染めやすくするため濃度の高い薬剤が使用されているため、どうしても髪へのダメージは大きくなります。
また、美容院の白髪染めにはトリートメント成分もしっかり入っています。そのため、傷んだ髪を補修する力も持っているのですが、市販の白髪染めには一時的に手触りをよくするトリートメント成分くらいしか入っていないためシャンプーをすると落ちてしまうものが多いのです。
このように、市販の白髪染めと美容院の白髪染めとでは染料に含まれている成分などが違うので、傷みやすさを比べると違いはあります。ですので、市販の白髪染めをしたら、染めたあともヘアケアなどでダメージを補ってあげる必要があるのです。

2.自宅でできる白髪染めにはどんな種類があるのか?


自宅でできる白髪染めにはどんな種類があるのか
それでは、ここからは自宅でできる白髪染めにはどんな種類があるのかを説明したいと思います。白髪の量やダメージなどによって選んでみてくださいね。

全体的に白髪が気になるなら白髪染め


白髪染めで一般的に思い浮かべるのは「白髪染め用ヘアカラー」ですよね。一気に染めることができ、色持ちもいいので全体的に目立ってきた白髪にはおすすめです。
しかし、髪が傷みやすいというデメリットもあるのでトリートメント成分が入っているものやアフターケアをしっかりする必要があります。
一言に白髪染めと言っても、クリームタイプ・乳液タイプ・泡タイプとテクスチャも違います。それぞれ特徴があるため、染めやすいものを選ぶようにしてくださいね。
最近では部分染め用の白髪染めもあるので、部分ごとに使い分けもできます。

ダメージを抑えたいなら白髪用ヘアマニキュア


白髪用ヘアマニキュアは、髪の表面をコーティングするように色素を染めます。白髪染めのようにキューティクルを開かせて薬剤を浸透させる工程がないため、髪へのダメージは最小限に抑えられます
しかし、一度白髪用ヘアマニキュアをしてしまうと色落ちするまで次の色に染め直すことはできないので注意が必要です。また、浴室や洋服に薬剤が付くと落とすのが大変になるため、自宅で白髪用ヘアマニキュアをする際は注意しながら染めなければいけません。

自然に目立たなくさせたいなら白髪用トリートメント


白髪染めや白髪用ヘアマニキュアは一度で色を変えることができるのが特徴ですが、その「一気に染める」のが目的ではなく自然に目立たなくさせたいなら白髪用トリートメントがおすすめです。
一般的なカラートリートメントと同じように、シャンプーのあとのトリートメントとして使うことで髪に色が染まってきます。トリートメントなので、髪にやさしく補修する力も持っていますが、使用し続けなければ色落ちするのがデメリットです。
また、白髪用ヘアマニキュアは主にダークブラウンやブラウンといった暗めの色が多いのが難点でもあります。

3.自宅で白髪染めをしてきれいに仕上げるコツは?


自宅で白髪染めをしてきれいに仕上げるコツは?
ここからは白髪染めを自宅でする際に、きれいに仕上げるためのコツを紹介します。少し意識するだけで仕上がりに差がでてきますので、ぜひ注意しながら染めてみてくださいね。

室温


白髪染めなどのヘアカラーの薬剤は、温度が低ければ染まりにくく、温度が高ければ染まりやすい特徴があります。ですので、とくに冬場などは染める部屋は温度を高くしておくのがおすすめです。
また、染める前にヘアカラー剤を室温程度に温めておくのもポイントです。

塗る量


市販の白髪染めの塗る量は商品によって違いがあります。基本的に指定されている量で問題ありませんがしっかり全体的に染めたいなら少し多めに塗るようにするときれいに仕上がります。とくに根元は多めに塗るようにしてください。
また、ロングヘアの人は途中で足りなくなった場合のために2本目を用意しておくと安心です。

ラップで温度調整


白髪は黒髪に比べると硬い特徴があります。ピンッとはねて浮いてしまうこともあるためラップなどで密着させると染まりやすくなります。
また、ラップで密着させると加温効果もあり薬剤が冷たくなるのを防げるのでぜひ一手間加えてみてくださいね。

4.染めたあと気を付けることはあるのか?


染めたあと気を付けることはあるのか?
白髪染めできれいに染めることができても、アフターケアが不十分だと色落ちが早くなってしまうことがあります。染めたあともきれいな状態を少しでも長く保ちたいならアフターケアにも気を使ってみてくださいね。

トリートメントで弱酸性に戻す


白髪染めをしたあとの髪は「アルカリ性」に近くなります。このアルカリ性に状態が長くなると、カラーリング剤やタンパク質が流れやすい状態です。つまり、キューティクルが開いた状態でダメージを受けやすいのです。
髪をダメージから守るためには「弱酸性」に戻さなければいけません。そのためには、シャンプー後のトリートメントが大切です。
毎回シャンプーのあとにはトリートメントを必ずして、できれば白髪ケア用の美容液などもプラスすると色持ちもよくなります。さらに、ハリツヤ効果も見込めます。

キューティクルケア


先ほど述べたように、髪が「アルカリ性」に近い状態だとキューティクルが傷つきやすいため、髪のお手入れは慎重にしてください。とくに、髪が濡れているときにタオルでゴシゴシしたりブラッシングしたりするのは避けてください。
また、塗れたまま睡眠することや高温のドライヤーをずっとあてることもキューティクルを傷める原因になります。キューティクルは、「水分」と「熱」に弱いことを覚えておいてくださいね。

紫外線対策


白髪染めの薬剤は紫外線に弱いと言われています。紫外線を浴びてしまうと色落ちのスピードが速くなることもあるので、帽子をかぶったり日傘をさしたりして対策をしてくださいね。
スプレータイプの日焼け止めなどのアイテムもあるので、日頃からケアするように心がけてください。そうすると頭皮ケアにもなりますよ。

5.まとめ


白髪は一度出てくると黒髪に戻すことは難しいですよね。ずっと付き合い続けなければいけないので、できるだけ自分でケアできるならしたいのが多くの人の望みではないでしょうか。
近年は、商品開発も進んで自宅でも簡単にきれいに仕上がる白髪染めも多くなりました。自宅ケアでもちょっとしたコツをつかめばきれいに仕上げることは可能なので、ぜひこの記事を参考にして少しでも白髪のストレスを減らしましょう!






【本記事の要約】
自宅で白髪染めをする際、髪のダメージを抑えながらきれいに染めるコツやアフターケアを知っておくことが大切です。市販の白髪染めは美容院で使うものと比べて髪が傷みやすいのが現実です。市販品の薬剤は、過酸化水素水の濃度が高く、キューティクルを開いて薬剤が浸透しやすくなるため、髪へのダメージが大きくなります。一方、美容院では成分や濃度が調整されており、トリートメント効果も加わるため、ダメージが少なく仕上がります。自宅で白髪染めを行う場合、まず薬剤の種類を選ぶことが重要です。白髪染め用ヘアカラーは全体的にしっかり染められる一方、ダメージを抑えたい場合はヘアマニキュアが適しています。また、白髪用トリートメントを使えば、自然に目立たなくさせることができるものの、色落ちが早い点がデメリットです。染める際には室温に注意し、薬剤を温めてから使用すると効果的です。さらに、塗る量は適切に守り、根元部分に特に多く塗るようにするときれいに仕上がります。ラップを使うことで温度が保たれ、薬剤がより均一に染み込みます。染めた後は、トリートメントで髪を弱酸性に戻し、キューティクルを守ることが大切です。タオルでゴシゴシこすったり、濡れた髪で寝たりすることは避け、ドライヤーの熱にも注意しましょう。また、紫外線対策をしっかり行い、日焼け止めスプレーや帽子を使うことで色持ちが良くなります。白髪染めは一度始めると継続的にケアが必要ですが、少しの工夫で髪をきれいに保ちながら白髪を目立たなくできます。

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