白髪染めでピンクに染めるってどうなの?意外なメリットも

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最近の白髪染めは沢山のメーカーから様々な色合いの製品が発売されており、オシャレ染めに負けないくらい種類が多いので、選ぶ時に迷ってしまいますよね。
また、大きいドラッグストアやディスカウントスーパーには数えきれないほどの商品が店頭に並んでいます。美容室で使われているような製品まで取り扱われているので、プロも驚きです。
そんな沢山発売されている白髪染めですが、今回は「ピンク色の白髪染め」について紹介します。ピンクというと、「若い女性」や、「ちょっと一昔前のご高齢の方」のイメージを持つ人も多いかもしれませんが、今ではどの世代の人も美容室で注文するくらい人気な色合いなのです。
この記事ではピンクにすることのメリットと注意点を紹介します。もし次に染める色としてピンクに興味ある人は、染める前にこの記事を参考にしてみてくださいね!

1.白髪染めをピンクにするメリット3選


白髪染めをピンクにするメリット
最初に、白髪染めをピンクにすることによるメリットを3つお伝えします。ピンクという色本来の良さや、白髪染めを始める多くの世代に特にメリットになることをピックアップしました。

1,どの髪の長さにも似合いやすい


ピンクのヘアカラーはその人の印象を「女性らしい」「華やか」なイメージにすることができます。
例えば、少しボーイッシュになってしまいそうなショートカットスタイルでも、明るめのピンクを合わせてあげると「ガーリーな可愛らしい印象」になります。逆にロングヘアーには、少し落ち着いたピンクを合わせることで、「落ち着いた女性らしさ」や「エレガントさ」を感じさせることができます。
つまりピンクという色合いは、髪の長さに合わせて色の鮮やかさを変えるだけで、その人のトータルヘアバランスをとることができるのです。もちろん、どのヘアスタイルにもピンクは合わせやすいので、世代関係なく誰でもピンクを楽しむことができます。

2,寒色系より染まりやすい


ピンクは赤や茶色などと同じく暖色系の色です。そして、アッシュ(青)やマッド(緑)は逆の色合いである寒色系の色になります。
髪を染める時は、基本的に暖色系の色の方が染まりがいいといわれています。ここでいう染まりがいいとは、「色の抜けやすさ」です。つまり、暖色系は色が長持ちしやすく、寒色系は色の抜けが早いということです。
なぜ暖色系の色の方が長持ちしやすいのかというと、日本人の髪にはもともと赤い色素が多いので馴染みやすいからだといわれています。日本人はブリーチ剤で脱色しても色が抜けきらず、オレンジになりやすい人が多いですよね。これは赤い色素が多いので脱色しても抜けきれず、黄色と合わさってしまうからです。また、寒色系の色素の分子自体が小さく、キューティクルから抜けやすいということも比較対象になってしまう理由です。

3,血色がよく見えるようになる


ピンクで白髪染めをし、髪の毛を暖色系にすることで、顔色がよくみえる効果があります。例えばメイクをする時、チークを使って頬に温かみのある色を加えることで若く健康的な印象にしますが、髪の毛をピンクにすることはチークと同じ原理が働いています。
年齢と共に髪のコシやハリが弱くなると同時に、血行も悪くなってしまう人は多いのではないでしょか。血行があまりよくないと顔色が青っぽくなってしまいますよね。しかし、赤は血の色なので、顔の周りを囲む髪が赤と同色のピンクなだけで、血行がよい印象になります。
つまり、白髪染めをピンクにするだけで「若返った印象」や「健康な印象」を周りに感じさせることができるということです。ピンクは若い人がする色ではなく、若返りたい人にこそおすすめな色だったのですね!

2.白髪染めをする時にピンクを選ぶ時の注意点


白髪染めをする時にピンクを選ぶ時の注意点
最初に白髪染めをピンクにするメリットを紹介しましたが、次に注意点も紹介します。白髪染めをピンクにするだけでメリットが多い印象ですが、どのような注意点があるのでしょうか。

明るい可愛らしいピンクになるわけではない


明るくガーリーな印象な鮮やかなピンクにしたい人は注意が必要です。
ピンクといってもピンクアッシュやピンクベージュ、ピンクブラウンなど、他にも数えきれないほど鮮やかさのバリエーションがあります。しかし、ひとつ頭に入れておきたいことは「オシャレ染めではなく、白髪染めである」という点です。
白髪染めはオシャレ染めより染髪力が圧倒的に強く、白髪に色を入れることがメインの目的なので、どうしても鮮やかさより色味の強さ(暗さ)が強く表れてしまいます。白髪だけに色味がしっかりと入ってくれればいいのですが、黒い髪にも色味がしっかりと入るので、全体的な印象が落ちつた感じになるでしょう。
そこで、同じ商品の中の高いトーンを選べばいいと考えてしまうかもしれませんが、別の問題が発生してしまいます。それは、高いトーンにすればするほど、白髪の色抜けがかなり早くなってしまうということです。鮮やかさを求めて高いトーンにしてしまうと、再度白髪染めをする手間や髪のダメージばかり増えてしまので、何を重視するかのバランスが大切になるでしょう。

次回、別の色を試す時に影響が出やすくなるかもしれない


暖色系の色は抜けにくいと説明しましたが、それはデメリットも少しあります。それは、次に他の色味を試すときに、発色しづらくなる可能性があるということです。
なぜなら、髪を染める時は一度キューティクルを開いて中の色素を取り除き、空いたところにその製品の色素をいれるのですが、暖色系の色素は多く残ってしまうからです。
もともと白髪染めはオシャレ染めよりキューティクルを開く力は少ないので、暖色系の白髪染めによる強い色素を取り除くことは難しいのです。よって、最初の段階で暖色系の色素が取り除けていない場所に新しい色素を入れても混ざってしまい、想像していた発色と違ってしまう可能性があるのです。

3.白髪染めをして健康的に若くなりたい人はピンクが特におすすめ


鮮やかなピンクにしたい人や様座な色味をたのしみたい人は白髪染めでピンクにすることは悩まれるかもしれませんが、「周りに健康的で若い印象を与えたい」、「白髪染めの回数を減らしてダメージをケアしたい」という人は圧倒的にピンクがおすすめです。
他の色合いの白髪染めを使っても、鮮やかになりにくく、他の色味と大幅な変化が期待できないという問題は感じるでしょう。
ですので、もし次の白髪染めをピンクにすることに迷っている人には、試してみることをぜひおすすめします!






【本記事の要約】
白髪染めでピンクを選ぶことは、女性らしさや華やかさを演出できるだけでなく、白髪染めの色持ちの良さや血色をよく見せる効果も期待できます。
ピンクは暖色系の色なので、髪に染まりやすく、白髪と調和しやすいというメリットがあります。また、顔色を明るく見せる効果もあり、若々しい印象を与えられます。
ただし、白髪染めはオシャレ染めよりも染料の強度が強いため、明るく鮮やかなピンクに染めるのは難しい点は留意が必要です。また、ピンクの色素が残りやすく、次回別の色に染めたい場合、思った通りの色にならない可能性もあります。
白髪染めでピンクを選ぶ際には、これらのメリットと注意点などを考慮し、自分の希望するイメージと照らし合わせながら、最適な選択をすることが大切です。

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