今回は、白髪染めヘアカラーで髪を傷めないための方法や、白髪染めのあとに行うべきヘアケア方法をご紹介します。「白髪染めヘアカラーを使いたいけど、髪が傷むのが心配」「白髪染めヘアカラーの使い方が間違っていないか気になる」という方はぜひ参考にしてみてください!
CONTENTS
1. 正しい白髪染めサイクル
2. 使用頻度は1~2ヶ月に1回!
3. 放置時間は厳守!
4. 使用前には必ずパッチテストをして◎
5. アフターケアも大事
6. 白髪染めヘアカラーを正しく使ってツヤ髪をキープ!
1. 正しい白髪染めサイクル

白髪染めヘアカラーには、全体用と部分用の二つのタイプがあります。それぞれの特徴は次の通りです。
・全体用
髪全体にムラなく染めることが目的なので、馴染ませやすい液状や泡状になっていることが多い。
・部分用
新しく生えてきた白髪など、部分的に染めることが目的なので、染める必要がない部分にまでカラー剤が広がらないようにクリーム状になっていることが多い。
白髪染めのダメージを減らすためには、全体用と部分用を髪の状態によって使い分けることが重要なポイントになります。
① 全体染め後:髪全体が白髪染めで染まっている状態。② 1~2ヶ月後:髪の根元付近の白髪や黒髪が目立つようになったら、部分用白髪染めヘアカラーで根元部分をリタッチ。 ※1~3回程度繰り返す。 ③1~2ヶ月後: 根元部分も最初に染めた部分も退色によってムラが目立つように。全体用白髪染めヘアカラーで全体を染め①へ戻る。 |
①〜④のサイクルで全体用と部分用の白髪染めヘアカラーを使い分けなければ、髪の毛は何度もカラーリングによるダメージを繰り返し受けることになってしまいます。気をつけましょう。
2. 使用頻度は1~2ヶ月に1回!

白髪染めヘアカラーの使用頻度は、髪の成長サイクルに合わせるとキレイな状態がキープできます。
髪の毛の成長サイクルには個人差はありますが、一般的に髪は一ヶ月で1〜1.5センチ伸び、3センチ近く伸びると根元の白髪が目立つようになります。そのため、遅くても2ヶ月以内には染め直しをした方が良いでしょう。
「毎月白髪染めヘアカラーを使うのは、髪にダメージがかかるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、先ほど解説した白髪染めサイクルを参考に全体用と部分用白髪染めヘアカラーを使い分ければ髪の毛は必要以上にダメージを受けることはありません。
染めっぱなしにしている方が退色したカラーで汚くなってきますし、髪はパサついてツヤもなくなってしまいます。毛先がパサパサ、手触りがごわついているように見える髪は、白髪がなくても老けたように見えますよね。正しい頻度を守り、髪の状態をチェックすることが、髪のダメージを減らして白髪染めをするポイントです。
3. 放置時間は厳守!

放置時間は商品によって異なりますので、商品に表示されている放置時間は厳守するようにしましょう。
でも、その放置時間についても「20分~30分時間を置くって、どっちの時間を守れば良いの?」と疑問に思う人もいますよね?この放置時間は、髪質や髪色によって調整すると良いですよ。
・髪が細くて柔らかい・猫毛/髪色が明るい(白髪が多い)
カラー剤が作用しやすいので、放置時間を短めに合わせる
・髪が太くて固い・コシがある/髪色が暗い(黒髪が多い)
カラー剤が作用しにくいので、放置時間を長めに合わせる
髪質については、「黄色っぽい色が発色しやすい」「赤っぽい色になりやすい」など人によっても変わってきます。そういった特徴も踏まえて放置時間を調整すれば、サロンで染めたかのようなムラのないキレイな髪の毛を手に入れられますよ。そんな髪質については、下記記事を参考にしてみてください。
4. 使用前には必ずパッチテストをして◎

白髪染めに限らず、ヘアカラー剤にはアレルギーを起こす成分が配合されていることがあるため、使用前にはパッチテストが必要になります。商品についている説明書でもパッチテストが推奨されていますが、実際にはパッチテストを行わずにそのままカラー剤を使うという方は多いかもしれませんね。
もし、パッチテストをせずにアレルギー反応が起こると、かゆみや痛みだけではなく、頭皮へのダメージも促進されます。頭皮のダメージは新たな白髪の原因になるため、白髪を増やさないためにもパッチテストは必ず行いましょう。
ヘアカラー剤を使う前のパッチテストの重要性については、以下の記事も参考にしてみてください!
5. アフターケアも大事
ヘアカラー剤は髪の表面をカバーしているキューティクルを開いて色素を浸透させて染めていくため、キューティクルが開いた状態では髪の内部の水分やタンパク質が失われやすくなってしまいます。そのため、退色や髪の毛の傷みを防ぐためにはアフターケアがとても大事になります。
白髪染め直後のケア

白髪染め直後のケアで必要なのが、シャンプーやコンディショナー、トリートメントです。
できれば、これらのアイテムはヘアカラー専用のものを使いたいところです。こういったヘアカラー専用のアイテムを使えばキューティクルと髪の状態を染める前の状態に戻すことができるからです。白髪染めヘアカラーで開いたキューティクルを引き締め、髪がダメージを受けやすいアルカリ性に傾いた状態を健康的な弱酸性の状態に戻してくれますよ。
ヘアカラー専用にアイテムには、髪のダメージの補修や進行を抑える効果のほかにも髪を傷めずに汚れを落とす効果、色落ちを防ぐ効果もあります。特別なケアをしなくても毎日のお手入れで十分アフターケアができるので、ぜひヘアカラー専用アイテムを使いましょう!
日常的なダメージを防ぐことで白髪染めの色持ちアップ!

髪の毛の退色を防ぎ艶やかな髪の毛をキープするためには普段から髪の毛にダメージを加えないようにすることが大事になります。髪の毛の退色は髪の毛が傷つくことで起こるからです。
白髪染めヘアカラー以外には、以下のようなことが髪にダメージを与えます。
・タオルドライやシャンプー、ブラッシングによる髪への摩擦
・ドライヤーやヘアアイロン、コテによる熱ダメージ
・紫外線 など
摩擦や熱ダメージ、紫外線の全てに効果的なのが、植物性オイルがベースになっているヘアオイルです。ホホバオイルやオリーブオイルは、熱ダメージや紫外線に強く、髪の一本一本をコーティングするため、摩擦ダメージも防ぎます。アウトバストリートメントとして使えば、摩擦や熱ダメージの予防に、スタイリングの仕上げに使えば紫外線対策に使えて便利です。
6. 白髪染めヘアカラーを正しく使ってツヤ髪をキープ!

いつまでも艶やかで美しい髪をキープするためには、ただ頻繁に白髪染めを使うのではなく、髪の成長サイクルに合わせて正しい使い方で白髪染めヘアカラーを使うことが大切です。
また、白髪染めをしたあとの髪はヘアカラー専用のアイテムを使い、いつも以上に念入りにヘアケアをして染めたあとの綺麗な仕上がりを維持できるようにしましょう!普段からのヘアケアも意識することでカラーリングの退色も防ぐことができ、全体染めの頻度も減らすことができるので、より髪の毛や頭皮に優しい白髪染めができるようになります。
「白髪染めヘアカラーは傷むから・・・。」と思っている人も、正しい使い方と丁寧なヘアケアをすれば「こんなにキレイなままでいられるの!?」と驚くことになるかも。もちろん、髪の毛へのダメージを減らすには白髪染め選びも大事になります。レビューなどを見てあなたにピッタリの白髪染めを探してみてください!
【本記事の要約】 白髪染めヘアカラーを正しく使用することで、髪のダメージを最小限に抑え、若々しい印象を保つことができます。以下が重要なポイントです: 1. 白髪染めサイクル - 全体用と部分用のヘアカラーを適切に使い分ける - 1~2ヶ月に1回全体染め - その間は部分用で根元のみリタッチ 2. 使用時の注意点 - 放置時間は商品指示に従う - 髪質に応じて調整する - 使用前は必ずパッチテストを実施 3. アフターケアが重要 - ヘアカラー専用のシャンプー、コンディショナー、トリートメントを使用 - ヘアオイルで摩擦・熱・紫外線ダメージから髪を保護 - 日常的なヘアケアで色落ちと髪の傷みを防ぐ 正しい使用方法とケアにより、白髪染めによる髪のダメージを最小限に抑え、美しい髪を維持できます。 |