食事を見直せば白髪は改善する!意外な食生活のNGとは

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白髪の原因はストレスや寝不足、加齢など様々な原因がありますが、不摂生な食事による栄養不足もその一因。
そのため、白髪対策では白髪の原因になりやすい食生活をあらためてメラノサイトへしっかりと黒髪の元となる栄養が届きやすいようにしてあげることが大事になります。
そこで今回は、白髪の原因となりやすい食生活の特徴をご紹介します。もし当てはまった場合は、改善していけるように頑張りましょう。

 

1. 活性酸素を発生させやすい食生活



体内の活性酸素の増加は「見た目を若く保つために働く細胞」を老化させてしまいます。
例えば、線維芽細胞が衰えると若いころのようにお肌の張りを保てなくなります。線維芽細胞のコラーゲンやエラスチンを作る機能が衰えるからです。それと同じような衰えは、髪の毛でも起こります。頭皮のメラノサイトというメラニン色素を作りだす色素細胞も、お肌と同じように活性酸素が増加すると老化してしまいます。すると、髪の毛は充分に着色できないまま生えることになり、白髪となってしまうのです。
このように活性酸素の増加と白髪は深い関係があるわけですが、活性酸素は禁煙や充分な睡眠、紫外線などで多く発生してしまうほか偏った食生活でも増加してしまうことが分かっています。
そんな活性酸素を発生させやすい食生活を見てみましょう。

①野菜を食べないなどの偏食



ジャンクフードなどの野菜類が極端に少ない偏った食生活をしていると、活性酸素が発生しやすくなり白髪の原因となります。野菜のビタミン類には活性酸素の発生を抑制する効果があるためです。
フルーツやピーマン、パセリなどに含まれるビタミンCは活性酸素によって酸化した細胞を修復してくれますし、緑黄色野菜などに多く含まれるビタミンAは活性酸素から細胞を守ってくれます。また、ナッツ類に含まれるビタミンEは活性酸素の働きを抑制する効果があります。このように、色とりどりの野菜を取り入れた食事は活性酸素から細胞(メラノサイト)を守ってくれるのです。
そのため、野菜などが極端に少ない偏った食生活を送っていると、普段体に発生する活性酸素を抑制することができず、白髪の原因となってしまうのです。

②アルコールの多量摂取



普段からアルコールを摂取することが習慣になっている人も活性酸素が発生しやすい体質になってしまっているかもしれません。
お酒を飲むと、肝臓でアルコールを分解し胃や小腸で吸収されます。この肝臓でアルコールが分解されるときに活性酸素は発生してしまうのです。
でも、お酒が好きだという人が急に「やめる」というのも難しいもの。まずはお酒を飲む頻度を落とし、飲むときにはお喋りをしながら楽しく飲むようにしましょう。ストレス解消のために飲むヤケ酒は肝臓へのダメージが大きくなってしまうといわれていますので、特に注意してください。
また、ウコンや牡蠣エキスなどの入ったドリンクは、アルコールの代謝を助けてくれます。お付き合いで飲まなければならないという時には、こういったアイテムを利用するようにしたいですね。

③添加物の多い食生活



加工食品や清涼飲料水に含まれる添加物にも活性酸素を発生させる働きがあり、白髪の原因となってしまいます。
特に毎日ペットボトル飲料(清涼飲料水)を毎日飲んでいる人は要注意。スポーツドリンクやウーロン茶には、添加物としての「ビタミンC」が含まれています。このビタミンCは飲み物の酸化防止剤として入れられていて、添加物のビタミンCが自ら酸化することによって飲み物の酸化を防いでいるのです。そのため、体内に入るとさらに酸化が進み活性酸素が発生する原因となってしまうといわれています。
このほかにも、チューブ入りの調味料に含まれる「イソチオシアン酸アリル」も活性酸素を発生しやすい添加物として知られています。
食品添加物の多い食生活を送っていると活性酸素が増えて白髪の原因となってしまいますので、なるべく摂取する量を減らすように心がけましょう。

2. 頭皮環境を悪化させやすい食生活



頭皮環境が悪化すると、白髪はもちろんのこと抜け毛の原因にもなり見た目の若々しさが失われてしまいます。
頭皮が血行不良の場合は栄養が毛根までいきわたらないためメラノサイトの働きが衰えて白髪の原因となってしまいますし、乾燥や頭皮の皮脂による毛穴の詰まりでも頭皮環境は悪化してしまいます
体質も関係してきますが、脂っぽい食事をしているなどの食生活が原因で頭皮環境が悪化することもあるのです。それでは、どのような食生活をしていると頭皮環境が悪化するのでしょうか?見ていきましょう。

①体を冷やしてしまう食べ物



頭皮環境が悪化して血行不良になってしまうと、黒髪の元となる栄養素が毛根まで届かず白髪の原因となってしまいます。この頭皮の血行不良の原因の1つとして、「体を冷やしてしまう食べ物」を知らず知らずのうちに食べているという事が挙げられます。特にトマトやきゅうり、葉物野菜などの夏が旬の野菜は体を冷やしやすいので注意が必要です。
しかし、このような野菜にも白髪改善に効果的な栄養素が沢山含まれています。そのため、生サラダで食べたりすることはせず、スープなど体の温まるメニューにしたり、体を温める生姜や唐辛子などと一緒に食べるようにしましょう。

②脂っこい食べ物をよく食べる



脂っこいものを食べると、摂取した分の油の一部は毛穴から排出されるため皮脂でベタつきを感じてしまうようになります。そのため、普段から脂っこいものをよく食べるという人は頭皮がべたつきがちになっていて白髪になりやすい環境になってしまっている可能性があります。
皮脂は空気に触れると「過酸化脂質」となり、活性酸素を発生させる原因となってしまいます。先ほどお話ししたとおり、活性酸素は細胞を老化させてしまうため、メラノサイトを老化させてメラニンを作る力を弱めてしまう可能性があります。肥満でも活性酸素は発生しやすくなりますので、なるべくヘルシーな食事になるように心がけるようにしましょう。
頭皮の皮脂については、食事以外にも毎日のお風呂でちゃんと頭皮の皮脂を取り除くなども大事です。頭皮環境の改善のための対策もあわせて行うようにしたいですね。

③水分補給をあまりしない



水分が足りていないと、お肌はかさつきやすくなってしまいます。それは頭皮も同じで、内側からの水分が補給されなければ頭皮は乾燥してしまいフケやかゆみ、炎症の原因になってしまうのです。そのまま放っておいたりポリポリと掻いてしまったりすれば毛根にダメージを与えてしまうことになり、メラノサイトの欠損や抜け毛に繋がってしまうことも・・・。
熱い夏場には水分補給を意識しているという人は多いと思いますが、意外と冬は忘れてしまいがち。冬はただでさえ空気が乾燥していますので気をつけてくださいね。

3. 睡眠の質を下げ、黒髪をつくる働きを低下させてしまう食生活



睡眠不足になると頭皮のターンオーバーが上手く行われず、メラノサイトの働きが弱くなってしまうためです。きちんとした睡眠を取ることで、正常な頭皮のターンオーバーを促すことができます。ターンオーバーは「細胞の生まれ変わり」のことで、肌表面はもちろん毛母細胞や色素細胞も寝ている間に生まれ変わります。生まれ変わった若い細胞は老化した細胞よりも働きが良く、メラニン色素を生成してくれます。
このターンオーバーの促進が活発になるのは、夜の22時から夜中の2時頃まで。そのため、この間にしっかりと睡眠をとることが大切になります。でも、実は食生活が乱れてしまうと良質な睡眠の妨げになってしまうことがあります。そんな食生活についてチェックしてみましょう。

①夕飯の時間が遅い



夕飯の時間が遅く胃に食べ物がたくさん残ったままだと、食べ物の消化に体力を使ってしまい睡眠の質が下がってしまいます
睡眠の質が下がるということは眠りが浅くなること。睡眠の質が悪い状態では深い睡眠の時間が短くなってしまうため、長い時間寝ていても睡眠不足に陥ってしまうことになります。
この睡眠の質の低下が続けば身体中の細胞の生まれ変わりが滞ってしまい疲労はなかなか回復されなくなってしまいます。もちろん、頭皮でもターンオーバーが正常に行われなくなってしまうため、白髪が生えやすくなってしまうのです。
寝る3時間くらい前には食事をすませておくようにし、仕事などで食事が遅くなってしまう場合は雑炊やうどんのように消化に良いものを食べるようにしたいですね。

②午後3時以降にカフェイン飲料を飲む



カフェインには覚醒作用があり、交感神経を優位にする働きがあります。
この作用は8時間以上続くとも言われ、遅い時間帯にカフェインを摂取すると寝つきが悪くなってしまうのです。すると、寝つく時間が遅くなり睡眠不足に陥ってしまうため、白髪の原因となってしまうのです。
このカフェインの効果が特に出やすいのは飲んでから4~5時間の間なので、眠れなくならないよう午後3時以降はカフェインを含む飲み物を飲まないようにしましょう。

③寝る前のアルコール摂取



お酒は飲むと眠気が誘発されるので、寝つきが悪い時に寝酒をする方もいるのではないでしょうか。
しかし、アルコールを分解する際に出る脳内物質は交感神経を優位にするため睡眠の質が低下してしまいます。そのため、寝る前にお酒を飲んでしまえば、頭皮のターンオーバーが行われる夜の22時から夜中の2時の間に深い睡眠をとることができなくなってしまいます。
白髪の予防・改善のためには寝る前にお酒を飲むことはもちろんのこと、晩酌も寝る4時間前までに済ませておきましょう。

4. 食生活を改善して白髪を予防・改善しよう!



以上、白髪の原因となるNGな食生活についてご紹介しました。
活性酸素の増加や頭皮環境、睡眠など、どれも一見食事とは関係なさそうですが、実はどれも食事と密接に関わっています。これらは髪の毛だけでなく顔や筋肉、内臓など身体全体に影響を与えるため、十分気をつけていきたいですね。
食事の内容はもちろんのこと、 飲み物の種類や食事の時間帯も考慮して食生活全体を見直すようにしましょう!






【本記事の要約】
白髪の原因は、ストレスや不摂生な食生活など多岐にわたります。本記事では、白髪を引き起こす可能性のある食生活の特徴を詳細に解説し、改善のための具体的な指針を提示しています。
食生活による白髪の主な原因は、活性酸素の増加、頭皮環境の悪化、睡眠の質低下の3つに大別されます。まず、活性酸素の発生を促進する食生活として、野菜不足、アルコールの多量摂取、添加物の多い食品の摂取が挙げられます。野菜に含まれるビタミンC、A、Eは活性酸素から細胞を守る働きがあり、これらの摂取が重要です。
頭皮環境を悪化させる食生活には、体を冷やす食べ物、脂っこい食事、不十分な水分補給が含まれます。特に、体を冷やす野菜は調理方法を工夫し、脂っこい食事は控えめにすることが推奨されています。また、適切な水分補給は頭皮の健康維持に不可欠です。
睡眠の質に影響を与える食生活として、夕食の遅い時間、午後3時以降のカフェイン摂取、就寝前のアルコール摂取が 原因 とされています。これらは頭皮のターンオーバーを阻害し、メラノサイトの働きを低下させる可能性があります。
記事は、これらの食生活の問題点を改善することで、白髪の予防や改善に繋がると結論付けています。単に食事内容だけでなく、飲み物の種類や食事のタイミングも含めた総合的なアプローチの重要性を強調しています。健康的な食生活は髪の毛だけでなく、体全体の若さと健康に寄与するのです。

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