毎日取り組める!白髪予防におすすめの簡単エクササイズ

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髪の色を黒くしている『メラニン色素』は、髪の根本にある『メラノサイト』という細胞が働いて黒く作っているのですが、この『メラノサイト』の働きを弱める原因の一つに、血行不良が挙げられます。
運動不足で血の巡りが良くないと『メラノサイト』の働きが悪くなり、白髪が生える原因に。
日頃から身体を動かして白髪を予防しましょう!今回は簡単にできるエクササイズをご紹介します。

 

1. エクササイズが白髪に与える効果と理由



食事から髪に必要な栄養素がしっかり摂れていたとしても、その栄養が頭皮に行き届かないと意味がありません。運動には血流を良くする効果があるので、髪に必要な栄養を届けることができ、キレイな髪の毛を手に入れることができます。
また、白髪予防には成長ホルモンが大切です。成長ホルモンが分泌されることで毛根や頭皮の古い細胞が生まれ変わり、常に健康な状態に保つことができるようになるからです。そんな成長ホルモンは運動時に発生する『乳酸』によって分泌が促進されるということが分かっています。
一般的に、乳酸が多く出る運動には「加圧トレーニング」や「マラソン」「水泳」など身体に負荷が掛かるものが挙げられます。でも、普段運動をあまりしていない人が急にハードなトレーニングをしても、なかなか続きませんしハードルが高いですよね。
大事なのは少しずつでも毎日運動をすること。年齢と共に成長ホルモンの分泌は少なくなるので、身体を動かして補っていきましょう!

2. 簡単おすすめエクササイズ!



エクササイズと聞くと長時間の少しハードな運動を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。でも、エクササイズは健康保持を目的とした肉体的な運動の総称。筋トレやピラティスなどもすべてエクササイズにあてはまります。
今回はそんなエクササイズの中から、運動が苦手な方や少しの空いた時間でもできるストレッチやヨガのポーズなどを5つピックアップしてみました!毎日続けやすい簡単なエクササイズですので、ぜひトライしてみてください!

①肩回しストレッチ



まずは座ったままできる簡単ストレッチから。

1.左右の手の指先を、左右それぞれの肩先にのせます。(右の手は右の肩という風に)
2.肩にのせた手が離れないように、肘で円を描くように後ろから前へ5回ゆっくり回します。
3.今度は前から後ろへ向かって5回ゆっくり回します。


肘が後ろに回っている時は「肩甲骨同士を寄せ合う」ように、肘が前を回っている時は「肩甲骨同士が離れる」ようにしてください。肩甲骨を意識しながらゆっくり回すのがポイントです。
呼吸が浅いと効果が半減するので注意してくださいね!上半身がポカポカして肩コリにも効果がありますよ。

②かかと落とし



次はその場でできる話題のエクササイズをご紹介します。

1.背筋を伸ばして肩幅に足を開いて立ちます。
2.両足のかかとを上げて3秒間キープ。
3.両足のかかとを床にストンと落とします。
2~3を繰り返します。回数は1日30回程度。


床にかかとを落とす時、少しかかとに刺激があるくらいにしてください。そうすることで、毛細血管の血流機能が停止した、いわゆるゴースト血管を蘇らせることができるのだそうです。
かかとの上げ下げでふくらはぎの筋力も鍛えられるので、さらに血流が良くなりますよ。
かかと落としには血行改善のほか、血糖値や血圧を下げるなどダイエット効果も期待できます

③下向きの犬のポーズ(ダウンドッグ)



ここからはヨガのポーズを続けて3種類ご紹介したいと思います。

1.両手両足を床に着けて、お尻を上げて横から見て三角形ができるように。
この時、両手は肩幅より少し広げて5本の指全部でしっかり床をつくようにします。
両手両足で均等に体重を支えるように。
2.ポーズはそのままに、お尻を空に向かってグッと上げるイメージで重心をお尻にあることを意識します。両手は指でしっかり床を掴みます。
3.ポーズが完成したら目線はおへそに、肩には力を入れずにゆっくりと呼吸します。ゆっくりと呼吸が5回程度できればOKです。


下向き犬のポーズは、全身の血流を良くするポーズ足や腕、腹筋の筋力アップやストレッチ効果もあります。
最初はキツイと感じるかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

④うさぎのポーズ(シャシャンガ・アーサナ)



1.正座で準備をします。
2.おでこを床に着けて、両手は力を抜いて足先に手の先を向けて床に下ろします。
3.頭頂部を床へ着けながら、息を吐きつつお尻を持ち上げ膝を立てます。
*効果を深めたい方は、両腕を肩甲骨を引き寄せながら背中の後ろで組みます。
4.ゆっくりと呼吸が3~5回程度できればOKです。


うさぎのポーズも全身の血流が良くなるのを感じられるポーズ。
頭頂部を刺激したり首の後ろを伸ばしたりできるので、頭皮の血行不良にとても効果的です。肩コリや目のコリの解消にも役立ちますよ。
ただ、首や肩をいためている方は悪化してしまう可能性もありますので控えるようにしてくださいね。

⑤肩立ちのポーズ(サルヴァーンガ・アーサナ)



1.仰向けで両脚を揃えて、息を吸いながら両脚を持ち上げ、息を吐きながら背中、お尻を上げて両手で腰の上辺りを支えます。
2.背筋をまっすぐにして足先を揃え天井に向けて伸ばします。あごは胸に押し当てるようにして。
3.2のポーズのまま脚の力は抜き、ゆっくりと呼吸が5回程度できればOKです。
4.両脚をゆっくりと床へ向かって下ろします。


肩立ちのポーズは、全体のポーズといわれる沢山の効果がある万能ポーズ。全身の筋力UPのほか、イライラを鎮める、不眠症の改善、胃腸や子宮の働きをよくするなどの効果があります。滞りがちな血流を全身へ巡らせてくれるポーズなので、ぜひとり入れてみてくださいね!
ただし、こちらのポーズも、首や肩を痛めている方は控えるようにしてください
5種類のエクササイズをご紹介しましたが、①から⑤になるほど難易度は少しずつ上がります。無理をせず「①の次は②にチャレンジ」と、少しずつで良いので始めてみてください。

3.エクササイズの注意点



エクササイズと聞くと身構えてしまうかもしれませんが、意外と簡単にできそうですよね?ただ、上記のエクササイズをする時には、3点ほど注意したいポイントがあります。白髪対策エクササイズをする前に、チェックしておいてください。

・食事の前後約30分は控えて


胃腸の負担になるので、食後は最低でも30分以上は時間を空けて行ってください。

・呼吸を常に意識して◎


運動に夢中で呼吸が浅くなってしまうと酸素が足りず筋肉が強張ってしまい、効果が半減してしまいます。ヨガのポーズの時は特にゆっくりと呼吸することでリラックス効果も期待できますよ。

・痛いと思ったらすぐに中止しましょう!


ケガに繋がることもありますので、痛みを感じたらすぐにやめるようにしてください。また、ストレッチやヨガは痛気持ちいいくらいで十分な効果があります。無理に伸ばしたり力を入れたりするのはやめましょう

4.気楽に続けることが大切!



血流を良くするエクササイズは毎日継続することが大切です。
今回ご紹介した簡単エクササイズから、まずは一つずつでもはじめ、少しずつ難易度を上げていってください。
エクササイズは、成長ホルモンの分泌を促すほか、筋力を鍛えることもできるので普段からむくみや冷えに強く疲れにくい身体を手に入れることができます。白髪の予防・改善だけでなく美肌や健康にも良いので、ぜひ試してみてくださいね。






【本記事の要約】
白髪の原因の一つである血行不良を改善するため、エクササイズの重要性を詳しく解説しています。メラニン色素を生成するメラノサイトの働きは、血流に大きく左右されるため、適度な運動が白髪予防に効果的です。栄養が頭皮に十分に届かないと、髪の健康は保てません。身体を動かすことで、頭皮への栄養供給を改善できるのです。
成長ホルモンの分泌を促進する運動は、頭皮と髪の健康維持に欠かせません。特に、運動時に生じる乳酸が成長ホルモンの分泌を助けることが分かっています。一般的に加圧トレーニングやマラソン、水泳など身体に負荷がかかる運動が効果的ですが、運動が苦手な人にとってはハードルが高いでしょう。そのため、この記事では誰もが無理なく続けられる簡単なエクササイズに焦点を当てています。
記事では5つの簡単なエクササイズを紹介しています。肩回しストレッチ、かかと落とし、下向きの犬のポーズ、うさぎのポーズ、肩立ちのポーズは、それぞれ血流改善、筋力アップ、ストレス解消など多様な効果があります。これらのエクササイズは、全身の血行を良くし、頭皮の環境を整えることで、白髪の予防に貢献します。年齢とともに減少する成長ホルモンを補うためにも、これらの運動は有効です。
エクササイズを行う際は、食事の前後30分を避け、呼吸を意識し、無理をしないことが重要です。痛みを感じたらすぐに中止し、徐々に難易度を上げていくのがポイントです。特にヨガのポーズでは、ゆっくりとした呼吸を心がけることで、リラックス効果も期待できます。
最終的に、白髪予防には毎日の継続的な運動が鍵となります。筋力強化や血行改善を通じて、健康的な髪と身体を維持できるのです。軽い運動から始め、徐々に習慣化していくことが大切です。単に白髪を予防するだけでなく、全身の健康にもポジティブな影響を与えるエクササイズは、美容と健康の両面でメリットがあります。

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