そこで、今回は女性ホルモンの量を増やしたりバランスを調整したりするのに役立つツボを5つご紹介したいと思います!さらに、日常生活で簡単にできる女性ホルモンの量を増やす方法も・・・!?必見ですよ。
1. 女性ホルモンと白髪の関係
「出産」や「閉経の時期」などの時期に多い白髪の原因が、女性ホルモンの乱れ。でも、どうして女性ホルモンが原因で白髪になってしまうのでしょうか?まずは理由をチェックしてみましょう!
女性ホルモンとは

女性ホルモンは脳の視床下部にある下垂体から指令が与えられ、卵巣で生成されるホルモンです。
女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があり、エストロゲンは生理後~排卵期、プロゲステロンは排卵期~生理前に多く分泌されます。
女性ホルモンは月経周期に合わせて増減を繰り返しますが、過度なストレスを感じたり出産のようなライフイベントによってどちらかのホルモンの分泌量が減ってしまうということもあります。このバランスの乱れで特に気をつけたいのがエストロゲンで、減少してしまうと身体にも目眩や頭痛、精神不安定などの自律神経失調症状が現れることもありますし、肌荒れや抜け毛、白髪に悩まされてしまうこともあります。
そんな女性ホルモンですが、加齢によっても減少してしまうことが分かっています。下図は一般的な年代ごとのエストロゲンの分泌量を示したものです。30代~40代にピークになったエストロゲン量も、50歳くらいになれば最盛期の半分になり、60際くらいにはそのさらに半分の量になってしまいます。50歳くらいになると閉経する人も増えてきますが、これは女性ホルモンの分泌量の減少とも深く関わっているのです。

女性ホルモンと髪の関係

出産や女性らしいボディを作るために必要な女性ホルモンですが、特にエストロゲンには髪の毛と深い関わりがあることが分かっています。
エストロゲンにはコラーゲンを合成するという働きがあります。コラーゲンと聞くと肌や間接などを思い浮かべる人も多いと思いますが、髪の毛の細胞どうしを繋いでしなやかでツヤのある髪の毛を作ることにも関係しています。そのため、十分にコラーゲンが作られなくなれば髪の毛も細くパサついた見た目になってしまいます。それだけでなく、エストロゲンの減少は頭皮を乾燥させることにも繋がる上、髪の毛を構成する材料の不足によって「生える→伸びる→抜ける→休む→生える」という健康的なサイクルを乱してしまうことにも繋がります。頭皮環境が悪化すれば抜け毛も増えやすくなりますし、髪の毛が生えるまでの時間間隔も開きやすくなるため、髪の毛のボリュームが減ってしまうのです。そんな頭皮環境の悪化は抜け毛だけでなく白髪の増加にも繋がってしまいますので、なるべく身体の内側からも外側からもケアするようにしたいですね。
また、女性ホルモンバランスが乱れてしまうと自律神経も乱れやすくなってしまうことが指摘されています。「生理中にイライラが抑えきれない」「育児中に意味もなく不安になる」という経験をしたことがあるという人も多いと思いますが、そんなストレスも白髪の原因となってしまいます。白髪とストレス、自律神経の関係については【ツボ×白髪対策】自律神経を整えて白髪予防!オススメのツボ5選をご覧ください。
2. 編集部おすすめ!女性ホルモン量アップと白髪対策に効果的なツボ
女性ホルモンのバランスが乱れてしまったり分泌量が低下してしまったりすると、髪の毛のボリュームの減少や白髪に繋がってしまいます。そんな女性ホルモンですが、実は食事やサプリメントで女性ホルモンと似た働きをする大豆やヤムイモなどの成分を摂って補ったり、ストレスを上手く発散させたり、良質な睡眠を心がけたりなど生活を見直すことで分泌量を増やしてあげることもできるのです。
そして、そんな生活の見直しや女性ホルモンの分泌量をアップさせる体質づくりをサポートしてくれるのが"ツボ押し"です。ツボ押しはちょっとの時間でできますし、生活を見直すのと並行して行いやすいという利点があります。そこで、女性ホルモン量の増加やバランスの調整に効果的なツボを5つまとめてみました!
①壇中(ダンチュウ)

場所
壇中は左右のバストトップの間、谷間の部分にあります。触ると少し痛みを感じる場所に場所です。
効能
女性ホルモンの分泌に関わるツボで、生理痛や生理不順、胸苦しさなどホルモンの乱れによって起こる症状を抑えてくれます。また、美肌やバストアップにも有効なツボでもあります。
ツボの押し方
肘を広げ、両方の親指で息を吐きながら5秒ゆっくり押して、息を吸いながら離すといった動作を繰り返し行いましょう。
②腎穴(じんけつ)

場所
腎穴は手の平側の指にあるツボ。小指の第一関節の中央部分になります。
効能
腎穴は"ヘアケアの万能のツボ"と呼ばれているツボ。血行不良の改善やストレスを緩和する効果があり、ホルモンバランスの調整もできるツボです。
ツボの押し方
円を描くように親指で押しましょう。手の平にあるので押しやすく、通勤中や仕事中にも押しやすいですね。こまめに刺激してストレスを発散してしまいましょう!爪の横側をマッサージする爪もみとあわせて行うのもおすすめですよ。
③神道(シンドウ)

場所
神道は背中にあるツボです。ちょうどワキの高さの背骨上にあり、背骨の5番目と6番目の間に位置します。
効能
神道という名は「精神を通じる道」という意味。精神的なストレスを緩和することができるため、イライラや不安を感じている時におすすめのツボです。不眠やホルモンの分泌異常にも効果が期待できます。
ツボの押し方
神通は背中にあるツボなため、自分では押しづらいです。イスの背もたれの角を使ってツボを押し、10秒ほど刺激してあげましょう。また、寝転んで床と背中の間にゴルフボールやテニスボールを挟んで刺激してあげるのもおすすめです。
ツボの場所は、指圧のほか温めることでも効果を発揮してくれます。特に冷えやすい冬場はカイロや温タオルなどで温めてあげると良いですよ。
④三陰交(さんいんこう)

場所
三陰交は内くるぶしから指4本分上の部分の太い骨沿いにあります。押すと軽い痛みがあります。
効能
三陰交は「婦人の三里」ともいわれているツボ。女性ホルモンの分泌を促進し、更年期障害や生理痛に効果を発揮してくれます。冷えやむくみを改善する効果もあります。
ツボの押し方
三陰交は女性ホルモン対策のほか血行不良や冷えの改善のためにもぜひとも毎日刺激したいツボです。お風呂に浸かってリラックスしている時にツボ押しをする習慣をつけてあげると◎。
ツボを押す時にはゆっくり息を吐きながら指の腹で5秒程度押し、吸いながら離します。この動きを3〜5回行いましょう。
⑤内分泌(ナイブンピツ)

場所
内分泌は耳にある手軽に刺激できるツボです。外耳の内側のくぼみの一番下部分にあります。
効能
内分泌は名前通り「内分泌系」に効くツボ。ホルモンバランスが崩れることによって起こる、婦人科系の疾患や生理不順などを改善することができます。そのほか、便秘や過食を抑える効果もあるのでダイエットの時にもぜひとも刺激したいツボです。
ツボの押し方
内分泌は、耳たぶを親指と人差し指でつまむように持ち、人差し指で押していきます。ネイルをや爪が長いという人は、綿棒を使ってもOK。1分くらい、つまんだり離したりを繰り返してください。耳は皮も薄く傷つきやすいので注意しましょう。
3. 女性ホルモンの分泌を促すポイント

女性ホルモンは、白髪や抜け毛だけでなく瑞々しい肌や女性らしいボディラインを保つためにもとても大事な役割があるホルモンです。そんな女性ホルモンは、出産後に一時的に減少してしまったりバランスが崩れてしまったりということもありますが、年齢を重ねることでも減少してしまいます。
でも、安心してください。女性ホルモンの分泌量は、一度減ってしまったとしても次のようなことに気をつけることで増やすこともできるのです。
・大豆やヤムイモなどの女性ホルモンと同じ働きがある食材を摂取する
・良質な睡眠をとって自律神経を整える
・ストレスを溜めすぎないようにする
・日常的に「キュンとする」瞬間を作る
特に、女性ホルモンの分泌量を増やしたいという場合は「キュンとする」瞬間を日常的に多く作り、ドキドキすることがとても大事になります。ドキドキすることでドーパミンが分泌されるため、エストロゲンの生成量がアップするということが分かっています。「キュンとする」というと恋を思い浮かべる人もいるかと思いますが、この「キュンとする」というのは恋でなくてもOK。イケメン俳優やアイドルなどトキメキを感じる芸能人の映画やドラマを観るのでも良いですし、犬や猫と触れあって可愛さに癒やされるのでも構いません。毎日に潤いが与えられることで「気づけば悩んでいた白髪や抜け毛もなくなっていた」ということもあるかも・・・!?
今回ここで取り上げたツボ押しは、女性ホルモンのバランスを整えたり量を増やすように働きかけてはくれるものばかりです。ただ、ツボはあくまでサポート役。ホルモンの材料や生成に必要な環境を取り入れることを忘れないようにしたいですね。
【本記事の要約】 女性ホルモンは白髪の重要な原因の一つであり、特にエストロゲンは髪の健康に大きく影響します。加齢や出産、ストレスなどによってホルモンバランスが崩れると、髪質の変化や白髪の増加につながる可能性があります。 女性ホルモンと白髪の関係: - エストロゲンはコラーゲン合成に関与 - ホルモンバランスの乱れは頭皮環境を悪化させる - 自律神経の乱れも白髪の原因となる 女性ホルモン量アップに効果的なツボ5選: 1. 壇中:女性ホルモン分泌に関わるツボ 2. 腎穴:血行改善とストレス緩和 3. 神道:精神的ストレスの緩和 4. 三陰交:女性ホルモン分泌促進 5. 内分泌:ホルモンバランスの調整 女性ホルモンの分泌を促すポイント: - 大豆やヤムイモなどの食材摂取 - 良質な睡眠 - ストレス管理 - 「キュンとする」瞬間の創出 最終的に、ツボ押しや生活習慣の改善により、女性ホルモンのバランスを整え、白髪の予防・改善に取り組むことができます。 |